2020年10月10日 (土) 20:17
※こちらは【確かに下僕になるって言ったけど!! ~侯爵令嬢は俺様魔術師の下僕になりました~】のあとがきです。ネタバレありなのでご注意ください。
本編は
こちらからどうぞ
初めましての方は初めまして、彩帆です。
名前はいろはって読んでください。
今回、女性向けの恋愛小説というのを書きたくなって、ちょうどネタが思い浮かんだのもあって初めて書いてみました。
それがこの【確かに下僕になるって言ったけど!! ~侯爵令嬢は俺様魔術師の下僕になりました~】でした。
前に活動報告のとこでも言ってましたが、下僕という言葉は主に男に使われる言葉なので女性に使われるのはちょっと違いますが、タイトルのインパクト的を狙っての採用でした。
しかし、後からやっぱ別の言葉が良かったかな……?と思ったりしましたが。
恋愛小説であり、三人称というのは久しぶりに書くことだったので、色々と四苦八苦しておりましたが、とても楽しんで書いておりました。
私はツンデレで気が強い女の子がいじられるのが好きみたいです。
なので、マティウスとあれこれ言い合う所は無限に言い合わせられるくらいに書いておりましたね。
個人的に恋愛小説においてヒーローというか、相手の視点はあまりないほうが好きです。
今回の話も意図的にマティウスの考えや彼メインの視点といったものはありません。
ヒーロー視点で何を思っているのか分かるのはそれはそれで好きなのですが、思考が分からなくても行動や言動で好意が分かるようなものも好きなんです。
今回はそれを意識しながら書いておりました。
また好きという言葉で伝えなくても、通じ合う気持ちがあるのもいいよねって感じもありました。
以下はちょっとしたキャラ話です。
・ルゼリア
気が強いようでいて、所々弱い子になったなーと書き上げて思いました。
侯爵令嬢にしてはあまり貴族らしくないかもしれない。色々と。
そこは貧乏学生生活で鍛えられたということで。
・マティウス
私の考える天才俺様……を意識して動かしたのですが途中からやや違う感じになったかもしれない。
所々のセリフがわりと危なっかしい。
SとMは紙一重だなってちょっと思いました。ちょっとね。
ルゼリアのこといじるのが好きなので、わりと作者と同意見になることが多かった人です。
・メイリ
どうして君はそんなキャラになったんだい? って作者が一番聞きたくなった子。
初期状態だと影も形もなかったのですが、友人キャラはやっぱり必要かなと思って入れてでも影薄いな……と思っていましたがそんなことはなかった。
ちなみに交流会では合流するまで出てこないのはルゼリアたちや、他の推しカップルを見て尊さに尊死していたからです。
パートナーとして連れてこられた弟に介抱されてました。
・父親組について
どうして君はそんなキャラになったんだい? Part2
父親の威厳はラブコメというコメディ部分によって消えました。南無三。
レジナルドについてはルゼリアの父親なんだから、似ていそうだなとふわっと考えておりました。
古い仕来りや慣習を重んじるばかり、融通がきかないそんな人。
ちなみにルゼリアの両親は政略結婚ですが、仲が悪いわけではありません。
母親は特に反対もしていないので、ルゼリアの卒業を祝ってくれるでしょう。
ローマンは才能を持たなかった天才。
どうしてお前は魔術の才を持たなかったのだとレジナルドが悔しがるほどです。
商会を立ち上げ、一代で大企業に成長させた後はさっさと社長の座を降りて後任に任せ、今は最愛の妻と共に優雅な老後生活を送っている人。
レジナルドの魔導具をレビューしたことがきっかけで、何かと意見を言い合う関係になったとかそんな感じです。
キャラ話は以上です。
完結はしましたが、この後の話が思いつかないわけではないですね。
卒業後にマティウスが下僕になってルゼリアを振り回したり……とか。
その辺りは気が向いたらやろうかと。
ひとまず、これにておしまいです。
色々と個人的に反省点が多くなりましたが、楽しんで読んでくださったなら幸いです。
またどこかでお会いしましょう。終わり。