2016年03月13日 (日) 17:43
昨日念願のパソコンを買ったわたしは家に帰るとさっそくWindowsのセットアップ(?)をしてパスワードの設定をし、ついでウイルスバスターのインストールをした。インストール後にパソコンを再起動させ、快適なPCライフを送ろうとしたわたしは絶望した。
『パスワードが間違っています』
購入した初日に実際に起きた事件である。パスワードなんでメモしたのと違うん?
とまあ今こんな感じー。新たな執筆環境を手に入れたと思えばこれである。まだまだスマホポチポチ執筆が続くようだ。スマホだと個人的には二万字が限界であまりはかどらない(机に向かって執筆するような端末じゃないため)から長編を書いてる間に短編に浮気をしていた。まあそれもボツになっているのだが。
供養の意味も込めてここにボツをひとつあげる。
途中で止まっているけど気にしないでもらいたい。
ハゲたおっさんツインテール
女がしているというツインテールというものを男の私もしてみようと思ってしてみることにする。
と言うのも巷で今ツインテールとやらが流行っているらしいと聞いた。つい最近、友人の本を良く読む男が言っていたのだ。その男が読む本にはこれまた奇妙な挿し絵――目が顔の比率とまるで合わない奇怪な絵である。恐らくは怪談の本なのだろうが――がついていて、その絵と一昔前の版画のような挿し絵を思い返せば時代の流れを感じさせられ、何やら時代に乗り遅れた、置いてかれてしまったような気がしてしまった。
しかしそこでへこたれる私ではない。ならばその唯一の情報であるツインテールとやらを実践して時代に追い付こう、そう考えたのである。
とは言え男の私がするにはいくらか不都合があるかもしれぬ。故にまずはどうやればツインテールとやらをすることが出来るのか調べてみることにした。
まず肝心なのは聞き込みの調査であろう。百聞は一見にしかず、なんてよく言う話で実際に見ることが出来れば尚良しである。誰に聞けばよかろうか、と町をさまよう。
途中あてもなくさまよい女子を眺める私に警察官とやらが話しかけてきたのでツインテールについて尋ねたのだがあまり反応が芳しくなかった。男にはあまり認識されていない流行りなのかもしれぬ。
しかし許せぬ。
ただツインテールとやらをやってみたいのだ、と言っただけなのだがそやつはあろうことか髪がないなどと罵ってきたのである。いや、罵るような強い口調でも嘲るような口調でもなく困惑した表情を見せていたのではあるが、ツインテールには髪が必要だなどと抜かしたのである。
それは返りかえって私がハゲだと遠回しにいっているようなものではないか。罵るような口調であった方がまだよかったが違うのだ。奴は私の頭がハゲなのが自明であるとでも考えていたのであろうか、平坦な口調であったのだ。
まさしく公務員にあるまじき所業であり断固抗議したかった。私はハゲではない。髪はあるのだ、と。
しかしその機会は訪れなかった。警察官は私の背後を注視すると急に走り出したのである。そちらの方をちらっと見てみるとここを海水浴場か何かと勘違いしたのか男が衣類を一切身に付けずに歩いていたのだ。そこに一目散に駆けていった警察官とやらは男色の気があったのかもしれぬ。
ならば私は狙われていたのだろうか。なんと!知らぬ内に吐き気を催すかのような嫌な経験をしてしまった。
くわばら、くわばら。私はとなえた。
聞き込み調査はまだ始まったばかりである。しかしどうしたものか。誰に聞くのが一番都合がよいのだろうか、私には分からぬ。
未完。
ボツ理由、最終的な落とし所が見つからなかった。もっとまともな文章を書きたくなった。このおっさんなんなんや。