2018年03月17日 (土) 18:14
終盤、息切れした感じですがとりあえずエピソードの差し替えが終わりました。
これから最終話も差し替えて、その後もう一度全体を見直します。
……元々、30分の特撮番組1エピソードとして書いたこの作品。
30分番組1話あたりの場面数をカウントしたところ、大体8シーンくらい。
1シーンを、読むのにちょうど良い長さだという3000字前後で書いて、8話。
ここに「パトバニッシャーの戦闘」など新規に場面を追加しようとなると、尺が足りない。
そこでこの手のエピソードでよくある、前後編にしようかと考えています。敗北したあたりで二分割。
また、アクション系の作品を普段読まないので、どうにも書くのに苦労しています。
いつもの冷たいというか、あっさりした感じは今まで読んできた作品に影響を受けたそれなので、系統の異なるこの作品には合いません。
そこで参考になるかとアクション映画のノベライズを持っていたことを思い出し、読んでみました。
ジェームズ・キャメロン監督の『エイリアン2』を。
そうして気がついた事がひとつ。
クライマックスシーンに割かれるページ数が、全体に比べてとても少ないんですよ。
「脱出用の降下艇は呼び出せたけど、女の子がさらわれてしまったので主人公一人で巣の中へ再突入」ってあたりで、残りページが一割あるかないか。
確認してみたところ、全340ページで主人公が出発したのが317ページだから、残りは23ページ。一割切っていました
ちょうど半分過ぎたあたりが、「植民地海兵隊がエイリアンの巣に入って襲撃を受ける」シーン。
装備がほぼ駄目になり建物の一つに立て篭もる。一度はセントリーガンとバリケードで追い返すが、再度の襲撃を防ぎきれず逃げたあたりが残り一割。
地獄への再突入と脱出、降下艇にくっついてきたアイツとの戦いが、27ページ。
文字数を割けば良いというものでもないというか、クライマックスに至るまでが重要という感じでしたね。
表現に関しては、いつもの無機質な傾向がさらに増幅されそうな感じでした。
『生体機械(バイオメカニカル)』、『誘導弾銃(スマートガン)』、『合成人間(シンセティック)』、『歩哨砲(セントリーガン)』などの単語は、真似したくなる感じです。
『長距離波動投射砲(ロングレンジ・ウェイブキャノン)』とか。
『プライベート・ライアン』のような、戦死者が大量に出る激しい戦闘を文字にするとどうなるか、どうすると良いのかが気になっています。
いつもありがとうございます。
正直慣れない形の話を書くのに疲れて、息抜きにいつものノリの話を作ろうかと思っていました。
少なくとも今回読んだノベライズでは、「クライマックスに至るまで」に文字数を割いて、クライマックスシーンを少ない文字数で畳み掛けるという印象でした。
ミステリジャンルにおける、謎解きにいたるまでも同じような感じ、かもしれません。