2017年12月24日 (日) 22:30
10カ月ぶりの投稿となります、蒸奇都市倶楽部です。
表題の通りこの年末年始に作品を短期集中で連載していきます。
『言伝は時計にのせて』(2017年12月24日~27日)
『鉄の箱は花に厭われ』(2017年12月28日~2018年1月6日)
上記の予定で二作続けて公開します。
いずれも同じ人物を主人公とする一人称の連作です。
あらすじ等をご覧の上、気になりましたらどうぞお読みください。
【
掲載予定】
『
言伝は時計にのせて』は全7回です。
24日に1回、以後1日2回ずつ27日まで掲載します。
午前6時と午後8時に予約投稿します。
『
鉄の箱は花に厭われ』は全13回です。
28日から1日1~2回を変則的に掲載し、2018年1月6日まで続きます。
28日、30日、2018年1月1日に二回、他の日は1回の更新です。
投稿時間は未定とします。ご迷惑をおかけいたします。
【
あらすじ】
機械の修理などを手広く手がける機関調律師を志す『私』は、実務を積んで腕を磨くため大学の友人知人のつてで簡単な修理や調律の仕事を回してもらっている。
これはそんな『私』の日々の記録である。
(あらすじは各回前書きに記載しています)
【『
言伝は時計にのせて』
あらすじ】
春先のある日、『私』は碩学級の機関調律師、故平岩碩学伯の邸宅に遺された柱時計の調律を依頼される。柱時計は平岩伯爵が手ずから据え付けたものだった。機関調律師の先達として平岩伯爵を尊敬する『私』だが、伯爵夫人は亡夫を「仕事ばかりの人だった」と評する。
『私』は時計の調律を進めるにつれ、ある重要なものを発見する。
【『
鉄の箱は花に厭われ』
あらすじ】
冬の終わりが近づくころ、『私』は先輩の紹介で遊郭からの依頼を引き請ける。
調律の対象は鋼索通信――鋼索と箱を用いた単純な仕組みの通信装置であった。かつて花街に無数にあった鋼索通信は、いまや陳腐さからどんどんと数を減らしていた。
『私』は遊郭、鋼索通信を使う福寿という名の遊女と出会う。彼女は機関調律と鋼索通信の仕組みに無邪気な興味を示すが、調律の回数を重ねるにつれて……。
(2017年12月25日:『言伝~』予約投稿時刻を追記)
(2017年12月28日:『鉄の箱』更新日と回数、各話あらすじを追記)