2012年11月21日 (水) 00:24
最近Pixivに付きっきりでしたので、久しぶりに活動報告を書いてみようといきり立った作者です。
現在『世界モノ』の移転は第27話、幕間も合わせて29話分まで進んでいます。……はい。投稿スピードがとろいのは分かっています。読者の方々(いるいないは兎も角としまして)に大変申し訳ないです、はい。
これでもまだ四分の一程度しか投稿されていないという……百万字越えの改訂は無謀過ぎました。これでは最終話の第99話+エピローグまで一体どれくらいまでかかるのやら。いつかエタりそうで自分が怖いです。完結させる気はありますしプロットも粗筋はできていますしエピローグの内容も骨格はありますが……とりあえず、文量は自重して下さい本気と書いてマジでお願いします。
とりあえず、今週末に第28話を投稿して、区切りをつけたいと思います。ちょうど30話ですし年末も近づいてきたので、休止はしませんが投稿スピードが週一から週0.5、つまり二週間に一度の更新になるやもしれませんので、ご了承のほどよろしくお願いします。
密かに設定を練っているムシウタ×東方のSSでも載せようかと思いましたが、よく考えたら二次創作関連が軒並み怪しいので自重しようと思います。
よくある幻想入りの作品なのですが、この作者の思考回路のおかしさが空回りを起こし、かっこうやふゆほたるではなく、なぜかムシウタの大食いが幻想入りして大変になるSSを書こうとしています。
もちろん、希望やご都合主義は御座いません。虫を使えるようになった人間が妖怪を襲うようになり、スペカ制度が崩壊寸前となり、また成虫化現象を知らない人間がどんどん成虫となっていき、幻想郷がカオスになるようなSSです。キャラデスも普通にあると思います。スペカ制度が崩壊するので。そして一号指定並みの戦闘能力を持つ虫が誕生したり、それに率いられた人間に対抗して妖怪側も虫に対して対策を練ったりして……本当に誰得だろうか?
とりあえず主人公は霊夢で、彼女はこの異変の原因である大食いを倒そうとしますが、いつも一人で戦っている彼女では倒せない怪物に対して、彼女がどう足掻くのか。夢想天生すらふゆほたるの雪の前に破られ、一人で戦うことに限界を感じる霊夢。
しかし、里の人間と妖怪は敵対しており、中立中庸である博麗の巫女として、どちらかの力を借りることはできない。両者の力を借りたり、仲の調停をすることも今となってはあまりにも遅きに失し、また虫と妖怪の二つを相手取るには霊夢だけではあまりにも人手不足かつ力不足であり、無駄な犠牲が出るだけだ。
八雲紫の力を借りようにも、妖怪にも人間にも力を貸せない・借りれない立場となった霊夢は、紫の力すら借りれなくなり、完全に孤立するようになる。萃香ですら妖怪の山に戻らなければならないほど切羽詰まっており、誰も霊夢に手を貸せる存在はいなかった。
魔理沙と早苗は里の人間について虫の対策に追われ、大食いの捜索まで手を伸ばすことができずにいた。虫を抑えるだけの力がない人里では毎日のように虫憑きが生まれ、それの対応をしなければ、最悪成虫化となり、里に甚大な被害を及ぼす。それが分かっているからこそ、慧音や妹子も里の外に出ることができずにいた。
宗教関連もまた虫の扱いに追われ、白玉楼と冥界は異常をきたす魂の応対や解析に奔走し、最初に大食いと戦った紅魔館は全員が行方不明。妖怪の山は鬼の指揮下で厳戒態勢が敷かれ、地底は条約により地上に出られない。天界は地上のことなどに興味なく、在野の人間や妖怪もまた組織立つどちらかについていくことしかできないため、当てにできる存在はいなくなっていく。
一人では異変を解決できないのに、誰の力も借りることができない霊夢は、大食いが虫憑きを生み出していくのをただ見ていることしかできなかった。役立たずとなった博麗の巫女は、自分に何の価値があるのか分からなくなる。
しかし、たった一人だけ、霊夢をサポートできる立場にいた人物がいたことを思い出す。彼ならばそういったしがらみに囚われず、共に戦ってくれるはず。
「た、助けて! 霖之助さ」
「嫌だ、面倒くさい。それに僕は荒事が嫌いだし苦手なんだ。そういうのは君の領分だろう、霊夢?」
初めての感情、心に侵入してきた絶望、自分の力ではどうすることもできない事態に直面し、メンタルが豆腐と化した霊夢が藁をも掴む気持ちで助けを求めようとした相手――香霖堂店主・森近霖之助。
その第一声は見事に霊夢の心をズタズタに切り裂き、彼女が恥じも外見も捨てて泣き喚く場面から、この物語は始まる。
「東方夢食伝 ―大食いが幻想入り―」 第1話「大食い」
……
…………
………………誰得とか言っちゃらめぇええええーーッ!!
ちなみに、この大食いは全盛期以上の力――つまりふたる、てんとう虫、不死の力を全部持っています。なぜかといえば幻想入りした影響でとしか言えません。つまり、一度失くした能力も復活しているというチート仕様です。なお、絶望しか見えてこないのも仕様です。いつも通りの仕様です。
まぁ、連載する気は皆無なんですけどね!!