2020年10月22日 (木) 20:48
週刊少年ジャンプ45・46号にて『鬼滅の刃』の外伝が掲載されています!
その話でなんと! 銃を使う鬼が出て来て、鬼殺隊の面々と戦うというストーリ展開です! 本編では人間である鬼殺隊と違い、圧倒的にステータスの高い鬼が相手なためか、鬼が銃を使う場合が無かったので、銃好きな永久恋愛は今回の外伝は物凄く嬉しいです!!
さてさて、その外伝ですが……鬼は自分の影より銃火器を大量に取り出し撃ちまくる、という戦法で隊士(煉獄)と戦います。なお、銃の数は有限で、弾切れとなったら投棄、という戦法なため、最終的には全火器を使い切ってしまいます。
おまけに相手の隊士は、どれ程銃弾を撃ち込まれても、どれ程の爆弾を投擲され爆発を浴びても、怯まずに立ち向かってくるというチート野郎です! ファック。
確かに手傷を負って出血シーンがありますが、倒れません。死にません。ファック。銃なめんじゃねぇーよ! 銃弾は凄いんだぞぉー! バァーカバァーカ!
何で銃弾を刀で弾けるんだよぉぉぉぉぉオオ!! 畜生! そんなのは五ェ門(ギャグ要員)だけの特権だろうがぁぁー!
さてさて……そろそろ本題を……。
色々と作画面で間違いが多すぎるよ! 特に銃器面で!!
敵鬼の使用する銃の描写がずさんすぎる! 鬼が狙撃で使用した銃――ライフルはおそらく、形状から日本の村田銃でしょう。たぶん。たぶん。
で、狙撃後、槓桿(ボルトハンドル)を動かし――後ろへ引き、空薬莢が排莢されているのですが、ここでストップ!!
村田銃は単発のボルトアクション・ライフルですが、発砲後の膨張した薬莢を引き抜くエキストラクターはあるのですが、薬莢を蹴り出すエジェクターはありません! なのに作中では弾かれています! 大間違いです!!!
村田銃以降の、三十年式や三八式の可能性もありますが、銃のデザイン――銃身や銃床――が違うのでたぶん村田銃でしょう。
他にも色々と銃が出て来るのですが、照星のデザインでおいちょっと待て!
照星がカバーで覆われいるのもあるのですが、ああしたデザインは第一次大戦後のです! まだこの当時には主流になってません! 日本陸軍も採用していませんし! ドイツ軍のKar98Kがモデルでしょうが、一部デザインが違いますし、この当時(大正)には時期尚早でしょう。
他にも火縄銃に戦後生まれの散弾銃や、あろう事かAK47までこの鬼は出してきます! 暗くて鮮明には見えませんが、明らかにアレはAKです! 照星のデザインやガスピストンがしっかりと確認できます! 何で大正時代に昭和時代のが出て来るんだよ! 編集部と作者の盛大なミスです!
鬼の能力は影に物を収納出来る、なので様々な銃火器――拳銃、小銃からガトリング砲まで――を収納したり、『相手』を削り取ったり不意打ちに使用したりと凡庸性は高いのですが、『現実にある』ものしか収納出来ないのでどうしてまだこの時代に無い物が出て来るのでしょうか! プンスカ!
私はこの鬼を凄く気に入っているのに……シクシク。
さてさて、今回はココまで! 先週の号のも含まれているので、今買えない・読めないという人は12月に出るというコミックで確認してみてね。
ではでは。