2018年12月05日 (水) 21:28
拙作『人類滅亡前夜に、日本国(われわれ)を喚ぶな!』のあとがきでもご報告させていただきましたが、読者の皆様のお力添えにより、来る12月7日に拙著『異世界総力戦に日本国現る』が、講談社レジェンドノベルスより物理書籍&電子書籍として発売されます(書店によってはすでに並んでいるところもあるようです)。
さて、拙著『異世界総力戦に日本国現る』は、WEB版からタイトルが変更になっています。
改題の理由ですが、原題がコメディを連想させるという指摘を受けたためです。
たしかに『人類滅亡前夜に、勇者(おれ)を喚ぶな!』でも、「タイトルで損をしている」「内容はシリアスそのものなのに、タイトルからはコメディ調・ギャグ調が感じられる」というご感想を読者の方からいただいていたと思います。
講談社レジェンドノベルスは、ゲーム文化に慣れ親しんできた年齢層の方々に楽しんでいただける「ネクストファンタジー」を刊行することを標榜しており、作品の雰囲気としてはシリアス・ダーク系が多いように私は感じました(実際、同レーベルから刊行されている、かすがまる先生の『ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記』を購入して拝読いたしましたが、エルフとデーモンの狭間で緩衝地帯として生かされているような人類が、種の矜持を掲げて抵抗戦を繰り広げるお話でした)。
それを考慮するとやはり原題はあまり相応しくないのでは、ということで改題させていただきました。読者の方々にはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
またレーベルカラーに合わせて、内容面でも細々とした修正を加えました(情報幕僚アーネの服装が使用人のそれから、戦闘服に変わっている等)。
そして物理書籍・電子書籍として後年まで残るということで、その際に読者の方が違和感を覚えないよう首相や閣僚の名前を変えるなど、書籍化に伴い様々な点を修正しています。お確かめいただければ幸いです。
最後になりますが、講談社レジェンドノベルスのジャンルはライトノベルではありませんが、書店においては既刊はライトノベルの棚に置かれていることが多いようです。
もし書店にお立ち寄りの際、「あいつの作品が本当に書籍化したか確かめてやろう」という方はご注意いただければ幸いです。ご確認のほどよろしくお願いいたします。
楽しんで拝読させていただいたのでどうにか2巻尾から先を読む手段があれば幸いなんですが...。