第九巻のあとがき劇場として用意して、没にしたものです。
このままお蔵入りするのも勿体ないので、とりあえずアップしておきます。
あまり精査もしていないので、いろいろと不備があるかもしれませんがご了承ください。
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ニーテ「『成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです』第九巻、お買い上げありがとうございましただぜ！　九巻って休刊みたいな名前だからあたしは好きだぞ」
イチノ「そんな理由で好きになられてもっ!?」
ニーテ「では、第八巻の帯裏で募集した人気投票の結果をいまから発表するぜ！　早速、第十位！」
イチノ「待て！　そんなウソをつくな。帯裏でそんな募集はしていない」
ニーテ「第十位――ドドドドド……ダークエルフの司書、リリアナがいきなりランクインだぜ！」
イチノ「募集していないのに結果が始まったっ！　そして、大金星だな、リリアナ。いや、嘘なんだろうけど。なら、ララエルはもっと上のランクなのか？」
ニーテ「ララエルは十六位だな。これは謎の組織の陰謀がありそうだぜ」
イチノ「普通に投票の少なさから一票の重みがありそうだな――募集はしていないんだけど」
ニーテ「では、第九位！　ドドドドド……成長チートのメインヒロイン、マーガレットさんだ！」
イチノ「なんでリリアナやララエルは呼び捨てで、マーガレットさんはさん付けなんだ？　会ったことないよな？　あと、あの人はメインヒロインじゃないからなっ！」
ニーテ「照れるなよ。最初にマスターを好きになったからメインヒロインで間違いないだろ」
イチノ「最初に俺を好きになったのがメインヒロインなら、ミリがメインヒロインになるだろ!?　妹がメインヒロインってどんな小説だよ!?」
ニーテ「最近珍しくないどころか、ポピュラーだと思うけどな、妹がメインヒロイン。で、第八位はマスターことイチノジョウな」
イチノ「雑っ！　あの口でする下手なドラムロールも無し？　あと八位って、これが本当の人気投票なら投票してくれた読者にありがとうって言うところだけど、嘘人気投票だと作者の主人公の扱いがやっぱり雑だ！」
ニーテ「まぁ、無職でへたれな主人公に誰も憧れないってところか。じゃあ、第七位！　ラッキーセブンの第七位だ！　もう第七位を取ったら一位を取ったと言っても過言じゃない！　その栄えある七位に選ばれたのは？」
イチノ「お前だろ？」
ニーテ「なんでバラすんだっ!?」
イチノ「そこまで前置きを山のように積み上げれば誰にでもわかるよ。じゃあ、第六位行こうぜ！」
ニーテ「第六位……あぁ、くそっ、六位がこの方じゃないなら本当はもっと文句を言いたいけれど、仕方がないか。第六位――ドドドドド……怠惰なロリ女神、あたしたちの創造主たるトレールール様、女神様の中で唯一トップ１０入りだぜ！」
イチノ「おぉ――予想はしていたけれどやっぱりロリは強いんだな」
ニーテ「だな。あのふたりも当然上位には入ってくるだろうし、もしも１１位のシュレイルがランクインしていたらロリ四人がトップ１０を占めていたな」
イチノ「シュレイルって、鈴木のところのロリっ子がっ!?」
ニーテ「ああ。ちょうどいいから、トップ５の前に、３０位までを一気に発表するぜ！　１２位カノン　１３位セトランス　１４位シュメイ　１５位ダイジロウ　１６位ララエル　１７位ノルン　１８位コショマーレ　１９位マリーナ（桜真里菜）　　２０位アレッシオ　２１位ジョフレ　２２位エリーズ　２３位　ミルキー　２４位ミネルヴァ　２５位ライブラ　２６位コーマ　２６位ハッグ　２６位ミレミア　２６位ＤＴ勇者鈴木　３０位キャンシー　３０位フユン　３０位セバスタン」
イチノ「真里菜１９位か。一応、第三のヒロインなんだが」
ニーテ「正直１５位以下は混戦だな。投票数の少なさも理由だが。２６位は四人もいるし」
イチノ「だな。なんか２６位に別の小説の主人公が混ざってるし。」
ニーテ「一応、あとがき劇場に登場してるからな。投票の１００％同情票だぜ」
イチノ「ちなみに、第一位は作者とかそういうオチはないよな？」
ニーテ「ないない、作者は５７位だ。猫漫画使いの５８位より一つ上だな」
イチノ「よかった……じゃあ、第五位から頼む」
ニーテ「よし、第五位だな。ドドドドドド……これは大番狂わせか予想通りか、ケンタウロスだ！」
イチノ「確かに予想通りだっ！　あの暴食ロバが第五位か……俺たち、こいつに負けたのか」
ニーテ「あたしとマスターの票を合わせても負けてるな……正直、第五位以上は文字通り桁が違うんだ」
イチノ「嘘人気投票なのに、本当に人気投票してもケンタウロスに負けている未来が見える」
ニーテ「気を取り直して、第四位！　ドドドドドド……書籍版ではいきなり裸の挿絵で登場！　マイワールドの引きこもり少女、ピオニア姉さんだ！」
イチノ「パチパチパチパチ。ピオニアには世話になっているから、やっと素直に祝福できる」
ニーテ「『には』？　『にも』じゃないのか？　あたしも世話してるだろ？」
イチノ「お前には世話を焼かされているんだよ」
ニーテ「おっと、第四位から本人のコメントも来ているぞ」

ピオニア「諸事情があり行けませんので手紙で失礼します。第四位という栄誉ある順位をいただき、ありがとうございます。これからも誠心誠意マスターを色仕掛けで誘惑しながら、マイワールドの管理をしていきますのでよろしくお願いします」

イチノ「諸事情があるって、引きこもりからだろ？」
ニーテ「引きこもりだからだな。でが、第三位！　ドドドドドドドド……見た目は子供、頭脳は大人！　幸せを目指す行商娘、キャロルだぜ！」
イチノ「キャロ来たぁぁぁっ！　そうか、第三位か。俺は二位予想だったんだが」
ニーテ「ロリコン票が割れたからな。もう一人のロリがいなければ第一位になってたかもしれないな。っと、本人よりコメントが来ているぜ！」

キャロ「『第三位、とてもうれしいです。本巻ではあんなことをしてしまいましたが、これからもよろしくお願いします』」

イチノ「あんなこと!?　あんなことってなんだっ!?　俺、まだ第九巻読んでいないが、キャロになにがあったんだっ!?」
ニーテ「あとがき劇場はネタバレ厳禁だからな。まぁ、あんなことをしたのは、キャロルじゃなく、マスターの方だよな」
イチノ「くそっ……あとがき劇場が終わったら本編読みに行こう……じゃあ、第二位をとっととしろ。どうせあいつだろ？」
ニーテ「おう、あいつだな。じゃあ、とっとと、ハルワタートだぜ」
イチノ「待て！　え？　ハルが二位なの？　あいつじゃなくて？　ハルならためろよっ！　ドラムロールしろよっ！　ファンファーレ鳴らせよっ！」
ニーテ「注文が多いな。ファンファーレなんて鳴らせないぞ？　ちなみに、投票の理由は、あの尻尾をもふもふしたいとか、耳を触りたいってあるな」
イチノ「ダメだ！　ハルの耳と尻尾とお腹と太ももとおっぱいを触っていいのは俺だけだ！」
ニーテ「後半は言ってないぞ。と本人からのコメントだ」

ハルワ「『これもすべてはご主人様のお陰です。この勲功に報いるため、なお一層訓練を重ね、ご主人様の剣となれるよう精進致します』」

イチノ「ハルは相変わらず堅いなぁ。でもそれが可愛い。きっとこれを書いてる間も尻尾が揺れているんだろうな。可愛いなぁ」
ニーテ「本編で会えない分、マスターのハルワタート好きが末期だな」
イチノ「俺のハルへの思いを好きなんて単純な言葉で済ませるな！　いいか？　俺のハルへの思いは、例えるなら――」
ニーテ「第一位の発表だぜ！　ドドドドドドドドドドドド……完璧超人！　みんなの妹の元魔王！　ファミリス・ラリテイの生まれ変わり、楠ミリだ！　どんどんぱふぱふ」
イチノ「やっぱりあいつだったか。上位に来ることはわかってたが、ミリが一位か……」
ニーテ「一位のコメントだぜ！」

ミリ「『第一位？　ふぅん、まぁ、当然よね。そりゃ私だし。投票してくれた人へのコメント？　……その、ありがと。本当は嬉しいです』」

イチノ「ミリがデレたな。あいつ、ツンデレキャラを目指すのか？」
ニーテ「ん？　マスター、妹が一位なのにあまりうれしそうじゃないな」
イチノ「いや、ミリが認められているのは嬉しいが、また差を付けられたなって思って」
ニーテ「票数もマスターの三十倍くらいあるからな」
イチノ「何度も言うが、そもそも人気投票してないからな。これ、作者の予想だろ!?」
ニーテ「あたしの予想でもあるけどな。まぁ、本当に人気投票したら、ミルキーがマスターと鈴木に一万票ずつ投票して、ＢＬコンビワンツーフィニッシュだな」
イチノ「現実の投票にミルキーが関わるわけないだろっ！　はぁ、こんな嘘企画に読者を付き合わせやがって」
ニーテ「あとがき劇場もいよいよ末期ってところだな。次回開催が危ぶまれるぜ」
イチノ「本当にな……じゃあ、次回はいよいよメモリアルの第十巻！　また第十巻のあとがき劇場でお会いできることを祈ってるよ。祈られるのは嫌いだけどな」
ニーテ「シーユーアゲインだぜ！」