良い物語を読もう
2016年02月13日 (土) 11:07
などと題名を付けると、不思議と傲慢に見えるものですが。

実は最近、ちょっと他の事にかまけて居たこともあり、自分でもどうかと思うほどに遅筆……というか、筆が動かなくなりました。
そんな中で、リハビリチックに「すわんぷ」の修正を行ってみたりしていたのですが、校正作業っていうのは、地味なだけで、創作とはちょっと違います。
創作で必要なのは、想像力ですし、或いは構成能力ですよね。もちろん、文章力も必要ですけど、それは大前提として。

詰まる話、ちょっとスランプに陥ってしまいました。
最近、系統違いの「論文」とやらを「教える」という立場にどっぷりつかった影響なのかなあと思ったりもしています。
自分の文章は結構クセがあり、論文書いてもどうしてもそういったものが滲んでしまいます。そんな私ですので、「教える」というのもどーかなとも。
ロジカルに考えながら、綺麗で簡潔な文章。
論文はそんなものですが、書きながら同時に、クソ食らえ!などと思ったりもします。論文を、バカにしてるわけじゃないんですけどねー。
でも、文章書くときは、出来るだけ自由奔放自己満足でいきたいものです。

そんな感じで自分を殺しながら、そーいう方面に手を出していた結果、かなり文章がおかしくなりました。

なので、題名に立ち返りますが、こうしたときは原点に戻って、読む方に専念します。自分がどうしたかったのか、何を求めていたのか、そんな部分を再構築します。

ちなみに今回読んだのは、「虎よ!虎よ!」でした。
一部には有名な、ベスターさんのSFです。
アレってどうしても終盤の、タイポグラフィに目がいきますけど、私的にはあの強烈な個性をもった主人公と、それを取り巻く登場人物を推します。
構成もすばらしいですよね-。

という。
以上、ちょっとした現状報告と、そして言い訳でした。
平たく言えば、取りあえず現在進行の、「Tamashii・リレーション」の次章は少しお待ち下さいという話です。
コメント全4件
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後藤十蔵
2016年02月13日 20:19
>>青瓢箪さん

論文なんですよ。
私も正味、論文は苦手です。解説とか、そういうのは良いんですけどね。
しかもですよ。
読む人によって、違うんですよね。評価が。

まあ、仕事なので、最終的に提出するワケなんですが、最後の最後に至るまでに、何段階かの関門があったりします。
上、上の上、そのまた上の上の上。みたいな。
そうすると、もう上で散々駄目出しされた文が、次の関門で元に戻ったりします。もうとにかく、そんな状態で。

ところで、難しい言葉、という話は私の場合、逆だったりします。
例えば、『焦眉の急』です。

「~~なので、当該案件は焦眉の急であると考える」

と書いて出したら、そんな言葉、普通使わんだろ。書き直せなどと言われました。
色々言いたいことはあるのですが、まあ、こんな事はしょっちゅうです。

今や少なくとも会社な論文とは、いかに上の気に入る内容にするかなどという事が第一義であって、端的に言うと本末転倒です。
文書きにとっては試練です。ホント魂削れます。

という愚痴っぽい内容になりましたが、要するに疲れました。
しばらく休み休み、適当な文章を綴っていきたいなあなどと思っています。
後藤十蔵
2016年02月13日 19:22
コメントありがとうございます。

「虎よ!虎よ!」はその書き出しが本当に格好良くて……。
というか、アレは訳した人が凄いのかもしれませんが。
あの書き出し文を読むと、ホント中二心をくすぐります。訳文には何通りかあるようなのですが、
「虎よ!虎よ!ぬばたまの夜の……」で始まるそれがあまりにも格好良く、それ以外を読むと訳者には申し訳ないんですが、ガッカリ感が凄いです。
そこだけ見ても、文章力って重要なんだなあと思わせてくれますねー。

ピカレスクな主人公が強烈過ぎて、読む人を選びそうな本作なんですが、タイポといい確かにある種の金字塔なので、ぜひ一読おすすめです。

本心で言うと、どうにも文章というのを人に教えたり、或いは過度に教えられるのが駄目です。
文章ってその人の蓄積そのものだと思います。
たった一言で言うなら、感性。
それって教えたり教えられたりって本当に難しくて。
教えるときは、最後に「とにかく何でも良いから本を読みなさい。本を」としか言いようがなかったりします。少なくとも自分はそうですね。
そんなことをしてたら、少しリズムのようなものが狂ったようでした。狼子さんが言うように、あれ?みたいに悩んでしまって。
なので、今は良くない感じです。

Tamashiiは、ホントお待ち下さい。
一応それでも書き足しているのですが、現状つっかえつっかえが過ぎる感じです。
一話ずつアップに切り替えようかなあとか思ってたりします。
青瓢箪
2016年02月13日 19:21
論文ですかー。
私は、小説や詩以外の文章を書くのが昔から大嫌いでして、今も苦手です。
読書感想文、宿題の日記……ましてや論文なんて書けないし必要にせまられなければ読みたくないですね。笑
もっと簡単な言葉で書けるはずなのに、難しい言葉をわざわざ使わないといけないですよね、論文て。

特に論文、て書くのに使う脳の分野が小説とは全く違うと思うのですよね。
小説ならスラスラ感覚で書けるのに、論文は考えながらでないと書けないじゃないですか。

ですので、論文も小説も書ける作家さんは、すごいなあ、と本当に尊敬します。
狼子 由
2016年02月13日 16:47
お疲れ様です。
今回はかの有名な「虎よ! 虎よ!」ですか。
未読なのですが、やっぱり読んでみようかなぁ。
文章を書くって結構反射で出してる部分があるので、新しいことが入ってくるとちょっと悩んだりしますよね。「Tamashii」よいところで止まっているので気になりますが、いずれ続きが公開される日を楽しみにしております。