2019年06月16日 (日) 09:06
ご愛読ありがとうございます。
icecrepeでございます。
本日8:00の更新分で「灯籠廻船」が完結いたしました。
長らくの連載となり、また、不安定な更新となり申し訳ございませんでした。
最後までお楽しみ頂けましたら幸いです。
※お気づきの点等ございましたらご遠慮なくお申し付けください。
【灯籠廻船】振り返り
・全体的に
今回は「和風ホラー」をテーマにしてみました。
全体的にウェットで暗めでしたが、たまにはこういうのも良いかなと。
あまりホラーホラーしていると私が怖くて書けなくなりますので、敵があんまり怖くないのはご容赦いただければと……。
・構成について
終盤の展開の都合上、今回は起伏をできるだけ少なくしてみました。
(ヤツマタ様全員がフラットな立ち位置でなければならなかったので「ミックスベリーの花束」や「おじさんと海」のような展開は避けました)
その結果、全体を通して単調で刺激が少なくなってしまった印象があります。
後述しますが、この辺りは再度勉強し直す必要があると猛省しております。
・敵の造形について
今回の敵は「蛇」ということで動物的な能力・行動を取るタイプとなりました。
ビジュアルを決めやすく動かしやすい一方で、戦闘一辺倒の展開が続いてしまったことは反省しなければ、と思っております。
(ただ、あまり搦め手系にしてしまうと蛇っぽくないので、調整が難しいところではありました)
・文字数について
今回は30話前後で20万字を目標に書いていました。
話数は問題なかったのですが、一話辺りの文字数がかなり膨らんでしまい、読みづらいところがかなりあったかと思います。
申し訳ございません。
・戦闘について
今作を通じて「戦闘描写に紙幅を割き過ぎてしまう」という私の手癖が浮き彫りとなりました。
元々戦闘描写が好きですぐそちら方面に逃げてしまう性向はあったのですが、今作では特に話数制限と展開の兼ね合いがあり、かなり戦闘描写に時間と紙幅を割いてしまった感があります。
知人によると「戦闘描写が下手なのにすぐ書きたがる」のだそうです。
展開の緩急のつけ方や転調の仕方など、殴り合いに頼らない構成ができるよう勉強して参ります。
できれば次作は暴力描写がない(または少ない)、サスペンス方面の作品にできればなと思います。
以上がおおよその振り返りとなります。
色々と反省の多い作品となりました。
・今後について
一旦、ノクターンの方に投稿している「ミックスベリーの花園」の完結に向けて動いて参ります。
※並行して商業の方を色々と進めていく予定です。
そちらが終わりましたら「万竜嵐」に全力投球していく所存です。
今作の反省点を生かし、より良いものを書けるよう努力して参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
少々ほろ苦い感じでしたが、お楽しみいただけましたら幸いです。
戦闘描写もそうですが、描写のバランスと言いましょうか。
もう少し緩急をうまくつけることができたらなと……。
(その辺りは今後改善していきたいです)
花園や万竜嵐の方もじわりと進めて参ります。
ご読了いただきありがとうございました。