2016年10月04日 (火) 21:49
というわけでセダさんの話でした。
重くなるのは覚悟して書き始めましたが、意外と楽しく書けたので満足です。
このセダさんとクラウの関係、最初期の設定から決まってはいたのですが、なかなか書く機会がなく…昔話をどこでやろうかなぁと思っていた所に、「過去のセダさんとミコが会ったら~」という案をコメントで頂きまして、これだ!と思い、こんな話になりました。
多分コメントで下さったイメージとは違うと思うのですが…すみませんw
さて、色々と突っ込みどころ満載の今回ですが、補足を数点書いておきます。
多分本筋には関係ないことばっかりですが。
* * *
・アイギスは鎧兜なのにセダさんは騎士団服
→これは戦闘スタイルの違いによるものです。というか騎士はごく一部しか鎧を着ていないのですが、アイギスはクラウ以上の肉体派(魔術オンチ)なので、鎧着てひたすら突っ込んでいく感じで。
ちなみに十二年前という事で、全体的に魔術戦のレベルは今の騎士団よりかなり低いです。
・訓練教官と副団長
→訓練教官というポジションは戦役後に廃止され、現在は存在しません。副団長も空席ですが、これは廃止されたというよりは、純粋に後任を決めていないためです。戦役で大量の死者が出る→その後大規模な戦争もないし、と王国騎士団の規模が縮小→まぁいっかという感じで。
どっかで出したと思いますが、ミコが現在住んでいる部屋が副団長用の部屋だったりします。
・ミコのパワーアップ現象
→セダを止めるためにミコが使ったのは、初級の解毒→すり抜け→初級の水魔術(プラス単なる平手打ち)で、乾かすのには火と風の初級を使っています。すり抜けと治癒魔術以外は気合とイメージだけで適当にかましていますが、本契約した精霊の本気ということで(精霊石サポートもあって)無事に発動しました。良かった良かった。
・アイギスの年齢と経歴の謎
→アイギスの経歴はこんな感じです。
16歳:騎士団入団
20歳:結婚
22歳:長男・コルタナ出産
28歳:次男・クラウ出産
30歳:騎士団に復職。以降、新人の訓練教官として在籍。
32歳:セダ入団(当時16歳)
38歳:戦役にて没。
セダさんがアイギスに惚れてもおかしくない……と思う。多分。きっと!w
ちなみにメトフォード家はアイギスの家で、代々軍人の家系です。ジャルグは平民出の騎士でしたが、アイギスに惚れられ押し切られ、大揉めに揉めた末に分家・入り婿の形で結婚。アイギスは実は家ではベタ甘の奥様だったとかいう噂。
そういうわけでクラウの実家は資産もロクになく、共働きなので使用人は雇っていましたが、いわば名前だけ貴族の平民状態で、親戚とも没交渉でした。乗っ取り問題に対してノーマークだったのは、その辺の事情もあります。
そんな感じです。他にも質問等あれば感想orコメントで、お気軽にどうぞ。
気に入って頂けたようで何よりですm(_ _)m
長編作品を書くのはぶっちゃけミコが初なので、誤字脱字系・辻褄合わせは追いつかない所も多く…陽菜さまもどこか発見されましたら、遠慮なく指摘して頂ければ幸いです!気にならなければ気にしないでもらって、全然大丈夫ですがw
ちなみに、ミコの恩人イメージについては全員もれなく発生しますので、その意味では対等ですよー。