「帰ってきたうぉくのふぉそみつ」更新しました!/『一人交換日記2』

2018年 02月15日 (木) 00:30

『一人交換日記2』を読みました。一昨年の『この漫画がすごい』の上位に入っていた『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』の続編? のようなエッセイ『一人交換日記』の続編。
あくまでも個人の意見なのだが、エッセイが至高だと思っている。エッセイが面白い人が一番スゲェんだよイヤァオ! ぐらいに思っている。物書きの一番ストロングなスタイルがエッセイだと思っている。それ故に一番好きな作家、万城目学氏も『鹿男あをによし』よりもエッセイ3作の方が好きだ。森見登美彦作品もエッセイの『美女と竹林』が一番好き。なろうで出会った作品でもはくたくさんの『ダンゴムシ魂』『きゃっち☆あんど☆いーと』が最高に好き。本も最近は怪魚ハンター平坂寛氏が外来生物をひたすら採って食う『食ったらヤバイ生き物』『外来魚のレシピ』を楽しませてもらった。拙作『California Zombie Killers』も、アメリカ在住の映画評論家町山智浩氏のアメリカエッセイでアメリカへの興味とゾンビへの興味が最高潮に達して書いたものだった。
しかし、エッセイには↑のような、物書きとしてのパーソナリティの極みのようなストロングスタイルのエッセイもある一方で闘病系もあり、闘病系は決して明るいものではなく、ただでさえ身を削って書いているエッセイの中でもひときわ身が削れている。
それが行きつくところまで行ったのが『さみしすぎてレズ風俗』→『一人交換日記』→『一人交換日記2』なのだ。一連の作品で闘う病気は、うつ病、摂食障害、自傷などの心の病。そして『2』ではついにアルコール中毒、水中毒も患い入院してしまった。削った身がもはや削りではなく刺身レベルでその場でマグロ解体ショーを観ているような生々しささえある。
『さみしすぎてレズ風俗』は、もうグーグルとかのほうが詳しいので割愛するが、『一人交換日記』は、『さみしすぎてレズ風俗』でブレイクしたことで作者の永田カビ氏がどうなったか、が描かれる。当然、俺は永田氏と面識はないのだが、世の中で俺が面識のある有名人なんていないわけで、テレビや紙やネットを通して見ている人たちがどんな人かなんて知らない。しかし、そういう人たちも物書きや各種有名人である前に一社会人や家庭の中の一人である。そういう側面が『一人交換日記』シリーズではキッチリ描かれている。所謂有名税を一番最初に徴収しに来る“家族”の存在にスポットが当たる。
『レズ風俗』で一躍有名になり、本も出した永田氏だが、本当にこれでいいのか、と悩み、家族に本を出すことを打ち明けるかどうかという真剣な悩み、それを知られた後、本を出した事実と本への愛憎の描写が凄まじく、『2』では、『レズ風俗』を読んだ永田氏の母がショックで泣いていたということを知った永田氏が、著者分の本の束を血が出るまで「憎い」と言いながら殴りクスリをODして救急車を呼ぶという衝撃的なエピソードがあった。今日買った本だが、このページだけは何度も読んでしまった。
あと精神科の病院の件だが……。ウチの弟も精神を病んでおり、俺と妹は協力して弟を精神科に入院させるよう、両親に訴えたことがあった。奇しくも母は精神科の看護師であり、母は俺と妹の訴えを取り下げ続けたが、母が正しかったと思える。あれは、そうそう簡単に判断していいようなことではない事柄のようだ。もしあの時あのまま弟を入院させていたらそれはきっと取り返しのつかないことになってしまっただろう。
『一人交換日記2』では一番印象に残ったのは↑の自分の作品が憎くなって血が出るまで本を殴るエピソードだが、これだってさぁ。仮に俺が今なんかの作品でデビューするってなっても『ふぉそみつ』でデビューしたら家族に見せられなくて著者分の本殴る羽目になる。決して誇れる作品ではない。
そして陥る、スランプ。フィクションの新作が描けなくなった永田氏は、描かない間、描けない間にストーリーも絵も描くことが出来なくなったのでは? と不安に陥り何も描けなくなり酒に溺れて失禁し、これが決め手で入院することになる。エピローグでは、お医者さんに「「永田カビ」が大きくなりすぎて永田さん一人でまかなえない状態」とわかってもらえて少し救われる。
なんか……スケールが違いすぎて悩みの大きさも違うんだけど、数年前に旧『東京悪魔』をやってる時はそんな感覚だったよ。短い間だが週一でやっていて、それが出来なくて悩んでいた頃にゼドさんという、なろうに来る前の前の投稿サイトで一緒だった人に「別に頼まれてやってるわけじゃないし週一でやんなくてええんちゃう?」と言ってもらえたことで少し荷が下りた気がした。その後隔週にしたが、毎回ベストを更新しなきゃいけない追われる気持ちで書いていた。ちょっと自慢だが、あの頃は投稿しただけで350人に『東京悪魔』新着の知らせが入っていたのだ。なんだかんだで2015年は『東京悪魔』は一本も書かず、なんだかんだでタイトルも『新・東京悪魔』に変わったりし、一時は嫌いになりかけていた『東京悪魔』とも、ベストは更新していないが上手くやっていけてる気がする。『東京悪魔』なら著者分が送られてきても殴らずに済むしね。
『一人交換日記2』では、最後に読み切り『チカちゃんの憂鬱』が収録されていた。普通に面白いし絵も上手いじゃないですか。あと唐突に浮上する永田氏ヤクルトファン説。
永田氏はエッセイも『チカちゃん』も、動きの表現がきれいで、感情の可視化とか表現の手段が豊富で読んでてわかりやすくて飽きない絵柄なんです。
昨日は無観客試合を少し嘆いたが、あんなエグく有名税を徴収されるぐらいなら無観客試合でいい。



ダイエットしてる。年末年始太ったからな。あと節制の為に食事を減らし、ネタを出すために自転車や散歩をしている。具体的には肉を食わない。メシは一日一回。エナジードリンクは飲まない。野菜ジュースで栄養を調整する、など。雪も融けてきたので外出も気楽。わかりやすく結果が出て痩せてきたが、一時期のように目の下にクマがくっきりとかでなく健康的に痩せている。
だが! 俺は健康的に痩せる、ということはない、と考えている。太る痩せるの体重の推移に健康はない。太りすぎ痩せすぎよりは普通の体型の方が健康なのはもちろんだが、減らすことと増やすことが危ない気がするのだ。太ったり痩せたりして体重を移動させるたびに寿命が縮む。キャリー・フィッシャーとかクスリとダイエットで亡くなったようなものだろ。だからクリスチャン・ベールとかも長生きしないと思う。

仕事が休みになり、日中は軽く運動、夜はレンタルの映画を観ることにしている。ここ数日はマーベルシネマティックユニバースの見直しと『ハングオーバー』シリーズを観ている。マーベルシネマティックユニバースは『スパイダーマン:ホームカミング』と『キャプテン・アメリカ』を観たが、オブラートに包まず言うと『キャプテン・アメリカ』の一本目はやっぱり最初に観たときと同じで面白くねぇな。
『ハングオーバー』はお下劣コメディである。
体重も下がっているがそれよりもここ数年視力の方が下がりまくっており、映画館の字幕が読めなくなったのを機に映画館専用メガネを作ったが、最近はテレビでの字幕も見えづらくなっている。しかし映画用メガネは無理矢理遠くにピントが合うように調節してあるメガネなので普段使いは難しいっていうか度の違うメガネで生活を始めること自体が難しく面倒なことなので、映画用メガネをフル稼働にはしていないのだが、なにせ見えんのですよ。なので洋画は全て日本語吹き替えにするしかない。代わりに字幕を英語にしている。なのだが、『ハングオーバー』シリーズは字幕見るとFワード言いまくってんのがぼんやりとした字の輪郭や口の動きでわかるもん。字が読めないのも不便だが、ブルーレイプレイヤーが低スペックであり、巻き戻しと早送りができない。メニューに戻ることもできない。スキップ、一時停止、停止しかできず、数秒前をもう一回観たいとか、観てる間に音声/字幕切り替えができない。不便。
あと視力が下がって一番不便なのはゲームだな。『ポッ拳』の自分で設定した称号とか、見てても文字数しかわからない(正解は「冬将軍」)。

コメント

>XICSさん
こんばんは。
一本目の『レズ風俗』も相当なものですよ。そもそも、レズ風俗に行ったことが、ネタ作りではないぐらいですから、是非お勧めです。
『東京悪魔』が大きくなりすぎてた時期もありますが、今はなんとなく、切り札感があって上手くやっていけてます。
本当にゼドさん、どうされたんでしょうね。ご結婚でもされたんでしょうか。

>伊燈さん
あんまり健康的な痩せ方でないことは薄々気づいていますが、具体的にアドバイスしてもらえると今後の買い物に参考にできます。マメか!
足の筋肉だけはバキバキについてきました。ズボンの腰はユルくなったのにふくらはぎはパンパンですよ! 
ムッシュ志乃  [ 2018/02/15 21:08 ]
食事は回数減らして食べるよりも、量を減らして食べる回数増やすと良いですよ。

空腹状態で沢山食べると、太りやすいそうです。あとはプロテイン摂取したり。油分は取らない。あとは野菜ジュースも物によっては塩とか使ったりして血糖値上がるのもあるので気を付けてください。

豆を食べよう。あとは筋肉増やせば代謝増して脂肪も燃えやすいで。筋肉付けてからの方が痩せやすい。
伊燈秋良  [ 2018/02/15 03:35 ]
こんばんは。

『レズ風俗』は名前だけは聞いたことがありますが、後日談的なものがこんなに壮絶になっていたとは思いませんでした。やはり創作物が肉親や知り合いに見られるということはリスクにもなるのですね……。
精神疾患は大変なものです。手に負えなくなった親類を入院させるのにも相応の手続きを踏まなければなりませんからね……。ムッシュ様の弟様がなんとか病院送りにならなくてホッとしております。

『東京悪魔』の更新も、勿論『ふぉそみつ』の更新もお待ちしております。そういえばゼド様は最近あまり見かけませんね……。ゼド様の作品も拝読していましたので、心配です。

それでは。
XICS  [ 2018/02/15 01:00 ]
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