『すごいよ!! マサルさん』が本当にすごかった/あつ森GT
2020年05月21日 (木) 21:38
リアルタイムに起きた出来事だが録画用のハードディスクが壊れた。
もう5年も使っているものだ。以前にも一度壊れて初期化したことがあったが、今かぁ……。
楽しみにしていた『ドラゴンボールGT』の再放送はちゃんと元気玉まで消化したのでまだいい。観たのは今朝の話なので今朝までは無事だったようだが……。わかった。もう諦める。
いつか観るだろうと撮りだめておいて、一気見を楽しみにしていた『新世紀エヴァンゲリオン』が消滅。とっておいた『キルラキル』『SSSS.GRIDMAN』も消滅。コイツらはまだいいよ。いっぺんみたから! それにコイツらはDVDやブルーレイ購入だって検討できるレベルの面白さ、そして長さだ。
だが痛いのは『仮面ライダーゼロワン』よ! これに関しては消化が2月くらいで止まってる! 内容で言えばメタルクラスタホッパーを善意でコントロールできるようになったところだ。
チックショウが!
予約録画リストを見るに、再放送の『機動戦士ガンダム』『未来少年コナン』『戦国鍋TV』『チコちゃん』『ワールドプロレスリング』『ディスウィークインWWE』も消化が追い付いている。『ウルトラマン』はどうせ再放送だし、神回だった『激レアさん』のトチオンガー回もアベマとかで行けるだろう。
『浦安鉄筋家族』に至っては消化が追い付いてる上に確か次回から『勇者ヨシヒコ』の再放送だろう?
午後ローもとっておいた『アイアンマン』が消えた。『ロマンシングストーン』は観たが……。大昔、家に手書きラベルの『ロマンシングストーン』のビデオテープがあった。重ね撮り用に使われていたが、何故か今でも鮮明にあのラベルを思い出せる。『ロマンシングストーン』。
『ゼロワン』だけが大ダメージだ。
しかもこのハードディスク故障編、↓で書いてるうすた京介スゴイ編を書いてる途中で気づき、急遽トップに持ってきた。なのでうすた京介スゴイ編は、途中からハードディスクが壊れて心を痛めながら書いている。



雨じゃあ。
三日連続の雨かぁ? 自転車に乗らないと気がすまないヘンタイになってしまったので、曇りくらいなら自転車に乗る。昨日は……豊島区の大型書店に行ってきた。わかると思うが、本のタイトルや作者で検索出来てどこの棚にあるかまで教えてくれるあの書店だ。
検索に打ち込んだのは『うすた京介』。
ジャンプ系列で『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!! マサルさん』『武士沢レシーブ』『ピューと吹く! ジャガー』『フードファイタータベル』を連載し、『ポー』『ダブルマメダイチ』『ショルダータックルヤスザキマン』『エト』と言った優れた読み切りも発表するギャグ漫画家だ。

俺はうすた氏の著書は『ジャガー』『武士沢レシーブ』『チクサクコール(短編集)』『タベル』を実家、もしくはアパートに所有している。『マサルさん』は弟がウ元ハ王版を持っていたので自分では持っていなかった。
受けた影響は計り知れない……。最初期の『うぉくのふぉそみつ』はうすた作品の影響と猿真似が強すぎて今ではもう恥ずかしくて読めない。今も『ジャガー』の影響を受け、『ふぉそみつ』は陰湿化している。
恐らく『ドラゴンボール』を超え、読み返した回数ナンバーワンであろう『ピューと吹く! ジャガー』も最近読み直し、謎のやる気が湧いて先週はちょっと多めに物書き活動をした。

うすた作品ではダンチで『ジャガー』が好きだ。
『ジャガー』>『マサルさん』>『武士沢レシーブ』>『タベル』
だ。

『ピューと吹く! ジャガー』は10年に及ぶ長期連載で作風が変わり、初期は『マサルさん』のようなギャグの馬鹿力でぶん殴るスタイルだったが中盤以降は人の嫌な部分や黒歴史、ダメ人間(ハマー、ハメ次郎、ジョン太夫、ひげみちなど)をいじるテクニカルな心理戦を仕掛けてくるようになる。この中盤以降の陰湿さが大好きで、パワーは衰えたが経験値とテクニックでカバーするベテランならではの巧者っぷりもすごいし、内容ももちろん好きだ。
ジャンプに限らず、ギャグマンガは画力があまり求められていないような傾向があるが、うすた氏の画力はバツグンであり、表情や漫画的な演出、そして美人じゃないのに異様にかわいく見える女性キャラ(モエモエ、ちはる、高菜、かもめなど)も魅力だ。
ダバダバ走りやネーミングセンス、『ジャガー』では台風中継や結婚式のビデオレターなどのシチュエーションも面白い。

そんな訳で、『ジャガー』のようなまだテクニックがなく、面白いけど意味不明すぎる連載デビュー作『マサルさん』は数回読んで少し飽きていた。
最初に読んだのは小学生の時だ。俺は最近流行りの長男だが、理屈は不明だが友人は次男が多かった。兄がいる友人というのは『バイオハザード』『007 ゴールデンアイ』『ディノクライシス』を知っていたり、いろんな漫画を持っている。大学に進学して疎遠になるまで週一以上のペースで遊んでいた友人もうすたファンであり、『すごいよ! マサルさん』を回し読みしながら通学したものだ。だが『マサルさん』を読んでいたってことしか覚えておらず、内容はサッパリだ。

そして中学生になってジャンプを買うようになり、いつも巻末の不思議な漫画『ピューと吹く! ジャガー』をダラダラ読む。

そうこうしているうちに弟がウ元ハ王版を買ってきて、それを借りて読むのが、しっかり内容がわかるようになってから読むファースト『マサル』だ。多分大学生くらいになっていた。
面白い……。
このファースト『マサル』インパクトの直後に書かれたのが最初期『ふぉそみつ』。その後も何度か『マサル』を読んだが、『ジャガー』と違って飽きが来た。
だが『ジャガー』が今年の読み直しでも一気読みできるほどの魅力があり、『マサル』もまた楽しめるのでは?
そう考え、豊島区の大型書店で検索にうすた京介を入れたのだ。
……結果から言うと、『マサル』はあの店にはなかった。オリジナル版どころかウ元ハ王版、文庫版すらもなく、もっと言えば『ジャガー』『チクサクコール』『武士沢レシーブ』もなかった。あったのは『タベル』だけだ。

ハァ……この豊島区の大型書店は自転車で往復3時間かかる。3時間かかって手ぶらじゃ帰れねぇぜ! 道を挟んだところにある大型デパートの書籍館へGOだ! だが臨時休業! だが手ぶらじゃ帰れないんだよ。ラーメンだ! ラーメンを食って帰るぞ! といつものラーメン屋に行くがここも臨時休業。2軒目のラーメン屋でようやく遅めの昼飯を食べ、帰路につく。そしてパラパラ小雨。

俺の調査によると、俺の行動範囲内にある4軒のブックオフに『マサル』はない。だが、豊島区の大型書店の帰りに新たなブックオフを発見し、最後の望みをかけて入店。あった! あったぞ! 文庫版が1~4だ! 文庫版は全5巻なので最終巻だけ足りないが、それぐらいは注文とかでどうにかなる! それに、以前、飽きてしまった経験から、今回の『マサル』読み直しも2巻くらいで飽きるだろうと高をくくっていた。

……。
だが、読み直した『マサル』は、陰湿とシュールと巧みな展開が作風だった『ジャガー』と違い、スカッと爽やかな青春部活物語だった。

興味を持たない人はもうこの文字数に飽きて活動報告から撤退していると思うが、改めて『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!! マサルさん』の内容を説明すると……

わかめ高校に転校してきた高校生、藤山起目粒(ふじやまおこめつぶ→フーミン)。彼のクラスには変態と呼ばれる花中島マサルがいた。
マサルは幻の格闘技“セクシーコマンドー”の使い手であり、フーミン、空手部の元主将マチャ彦、ガリガリにやせ細っていてすぐに骨折・脱臼してしまうキャシャリン、人数合わせのためにマスク着用で部活に参加する校長先生のスーザン、ヒゲにこだわりのある演劇部の女子モエモエ、謎の生物めそ、人間のクズの顧問トレパンらと、“セクシーコマンドー部(略してヒゲ部)”で青春を送るというものだ。

……なにも伝わってないな。これはもう『マサルさん』を読んだことがある人にしかわからない。

基本的には、ボケの大エースであるマサルの奇行とセクシーコマンドーを中心にシュール過ぎて意味が分からない活動をするセクシーコマンドー部の話だが、クリスマスやバレンタイン、ラブレター回など、他のメンバーから話が始まったり奇天烈ギャグ控えめの話もある。
こういったマサルの支配力が少ない回の方が実はちょっと好きだ。フーミン、マチャ彦、キャシャリンが河原で夕日を観る回とかいかにも青春で……

マサルガリレイ、ボスケテ、ホムーランボール、さかな柔道着、メガネ弁当などギャグの馬鹿力で強引に持っていくことも多く、かつてはこういうものを真似しようとして俺は滑っていた。
ダバダバ走りや棒人間化など後の作品でお約束になるのもここからだ。

キャラの表情が豊かなのもいい。特にダメ教師トレパンは、デカイサングラスで目が隠れているにもかかわらず一番いろんな顔を見せる。女子マネージャーのモエモエが入部してからのマサル以外の男子たちの爽やかな下心も青春だ。

『ジャガー』でも同じように途中からヒロインのサヤカちゃんが追加されたが、サヤカちゃん追加で一部のキャラが露骨に不仲になったし……。『ジャガー』の不仲ネタも好きだけど。

うすた京介作品は基本的に奇人+ツッコミだが、マサルは変人度で突き抜けている代わりに熱血漢のいいやつだ。だがジャガーさんとタベルは奇人であって陰湿な嫌なやつでもある。
この辺で好みがわかれてしまうのだろうが、マサルさんに振り回されてもいいからあんな青春送りてぇ……と憧れることが出来るのだ。

読み切りが面白いのもうすた京介の魅力。現在はジャンプ+で読める『ダブルマメダイチ』はギャグ控えめだがキュンと来る正統派のラブコメなので、是非読んでいただきたい。主に『マサルさん』が濃すぎて敬遠されていそうなうすた京介作品の中では入門にもってこいだ。ギャグの絨毯爆撃じゃなくてああいうタイプの連載も読みたいのだが、『フードファイタータベル』も結構アレんなってたし……。
本当に勝手、そして個人名は出さないが! ギャグ漫画家ってマジで枯れるからな……。枯れたギャグ漫画家、3人は個人名がパッと思い浮かぶが言わない。

ギャグマンガだから画力は低くていいっていうのはうすた京介作品を読んでいると甘えに見える。うすた京介作品はその画力の高さで表現できることを広げ、最高品質の笑いを教えてくれた。
ここまで褒めたたえたが、やっぱり一番好きなのは中期以降の『ジャガー』だ。



ここ数日、『あつ森』をずっとやっていた。いろいろサボってたんじゃない。『トラッシュ』は最初は最低でもシーズン3までやる予定だったが2で終わらせていい気がしてきたので、畳み方を考え直している。チラっとフジvsマートンは加筆しました。
『あつ森』、全然知識がなく、一昨日までBボタンで走れることすら知らなかったし、昨日までしょぼいオノしか持ってなかったので木の伐採も出来なかった。
あとマイルのクエスト? みたいのも一昨日ぐらいまで気づかなかった。
だがあれで「ロウニンアジ一本釣り」っていうのが出て、一昨日はずっとロウニンアジ釣りに費やした。実はこれまでに一回、ロウニンアジを釣り上げており、楽勝だろうと思ったが、アサリを使った撒き餌を60個以上使っても釣れない。さすがに攻略サイトを観たがロウニンアジは釣れなかった。スズキはもう観たくない。
そして昨日、木の伐採を覚え、引っ越してくる人たちのために伐採や家具を作ったが、いきなりダッシュで走ってきて木が折れるまで思いっきり斧を叩きつける自分は、ちょっと前にあったいきなり車の前にダッシュでやってきてフロントガラスが割れるまで殴り続けたのをドライブレコーダーに撮られた愛知県のあの事件の犯人のようであった。
コメント
コメントの書き込みはログインが必要です。