2025年05月21日 (水) 21:33
<今回のあらすじ>
ちょくちょく顔を出してきた地味な凡人、そして初代アブソリュートマンに“選ばれなかった”男、芦屋薪悟ことアブソリュート・ブレイズ。彼はいったいどんな人生を送ってきたのだろうか……
地味すぎる。
いや、確かに薪悟の母がなくなったり、人生の恩師がいたりするのだが、薪悟というキャラに華がなさすぎた。
7部はフジ一派、ブレイズ率いるZ飯店、ディエゴ率いるDD興業の三つ巴になるはずだが、ディエゴは最初からキャラが立っていたというか、俺が「扱いやすい」と思ったシンプルなキャラだった。一方のブレイズの過去はあまりに暗く地味だ。ここから
「おぉ、じゃあ7部はディエゴよりブレイズに注目しようかな」
と思う人は多分いないだろう。ここからブレイズの成長は描いていく予定だが、ある程度成熟してしまったフジやディエゴが相手になると、もう一度0に近い状態から成長を描かなきゃいけない、見なきゃいけないキャラの成長を待つのは読んでいる人も少し暇をするだろう。かといって沈花のように凄まじいスピードで急成長する訳でもなく、Z飯店メンバーの全員が未熟だから五人分の成長を描くとなると相当刺激に欠けるだろう。
失敗か? この部も失敗か?
次のエピソードはもっと暗い。
思うに、7部に関しては事前にキャラの設定を細部まで考え込み過ぎ、俺自身はZ飯店もDD興業もわかっているし盛り上がっているけれど、初めて見る人にとっては俺の熱量が空回りしていること、俺がどこか「わかってくれる」前提になっていることで、
脳内→書き出し→投稿
のどこかで感情と情報が飛躍しているステップがあるんだと思う。
今回投稿分で『トラッシュ』は200万字を越えた。ダブルミリオンだ。だからといってどうということはないが、トリプルミリオンを達成してしまう前に終わらねば本当に俺が死ぬのが先になるかもしれないな。