平成27年度éポートフォリオ企画要旨
2015年04月01日 (水) 19:32
                    平成二十七年四月一日(水)
                    文責:静梓
 0.資料構成
  1.企画の方法と目的
  2.企画の目標
  3.おわりに

 1.企画の方法と目的
 本企画はこれから一年間各々が書いたものを対象として、作家が自らの成長や課題を発見しそれを励ますことを目的としています。
 éポートフォリオのéとはécritureを意味します。ここでは哲学用語としてのécritureではなく、ただ単に書かれたものの意で用いています。
 作家の評価は、作品の評価のなかで考察されることが多いようです。一方で、あくまでも作品の評価は作品を読者が読みどのように感じたかを記すものであり、作家に対する真正の評価とは言いがたいものです。また、作家は環境との相互作用のなかで自らの知識や技能あるいは体験などに対して個人的な理解や意味を付与していくものでもあります。つまり、作者の成長の過程とは、真っ新な髪に記述していくようなものではなく、それまでもっていたものの見方や考え方と新しい体験や見地を比較しながら成立していくものです。
 この企画では作者の成長の証拠となるものとして、①これから一年間の活動の成果としての作品および作品を制作する過程を示す作業メモ、②作品に対する自己評価、③作品に付けられた感想や評価の記録などの三つを収めたワーキングポートフォリオを作成してもらいます。ここで扱う作品とは、小説はもちろん、エッセイや日記、そのほかの記録などでも構いません。ただし、法令や小説家になろうの規則およびそのほかの決まり事に反さないものに限ります。また、個人が特定できるような情報はご遠慮願います。
 その後、集めた素材のなかから自らを売り込むプレゼンテーションを行うつもりでより良い作品やそれに関連するものを取捨選択し、編集し直してもらいます。以上のように作られたポートフォリオから見えることを分析し、作家の成長や課題を発見するという方法を取ります。

 2.企画の目標
 日本語で適切にかつ効果的に表現する能力を高めるとともに、思考力や創造力を伸ばし、言語感覚を磨くことを目標とします。
 そのためには、科学や芸術、文化などに関する知識や政治や経済の情報、身の回りの事象などを理解するための言説を幅広いメディアを通じて身に付け、また、それらの言説間の関係性を明らかにし自ら使用可能な状態にすることが必要となります。
 また、読者や他の作者など相手の立場や異なる考え方を尊重して相互の課題を解決するために、論拠の妥当性を判断する能力も求められます。
 さらに、主張や感動などを効果的に伝えるために、論理の構成や描写の仕方を工夫するとともに、言葉遣いや文体などを作品に応じて効果的に使い分けなければなりません。
 自己評価の基準はこれらを踏まえて各自で設定してください。

 3.おわりに
 この企画はフィクションです。実際に行われるわけではありません。そのため、平成27年度éポートフォリオ企画などのタグや平成27年度éポートフォリオ企画参加作品などの題名で作品を投稿されたとしても、当方は一切関知いたしません。

 今回目標を設定するうえで高等学校学習指導要領国語編国語表現を参考にいたしました。










 見てる人は少ないでしょうが万愚節のネタでした。
 エッセイは気が向いたら更新します。
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