2017年02月22日 (水) 21:14
どうしたら、多くの人に読んでもらえるのか、考えました。
とりあえず、「なろう 宣伝」で検索しましたところ、活動報告を欠かさず書けとかいてありました。この作品を執筆するにあたって考えていたことを書こうと思います。
作者である私は、本の虫とも言えるぐらい読書が趣味です。
自宅には大型の書架が11竿。そこにギッチリ愛書が詰め込まれています。
ラノベやアニメ原作の蔵書も、かなりの数になるでしょう。
そんな私が、「小説家になろう」に掲載されている作品に触れるのは、むしろ当然と言えます。
愛用のスマホやPCで、数百からの作品を読みました。
とても楽しく読みました。
中には、続く物語が気になる時点で更新が途切れてしまう作品もありました。
気が付くと、削除されている作品もありました。
自分なら、ここは別の展開にするなあとか、なろうの読者としては普通の感想をもちましたが、続きが読めないことに、とても悲しくなりました。
異世界転移というテーマは普遍的ですが、まだいじれると思いました。
そこで、自分ならこうやるとか、不遜にも考えちゃうんですよね。
まず、主人公には思いっきり理不尽な環境を強制しようと思いました。
トラウマを抱えた主人公は、書きやすいですからね。
行動に理由づけがしやすいんですよ。
でも、トラウマに埋没してしまえば、おもしろくありません。
そこで、特殊な能力はあるけれど、不便な能力にしようと思いました。
ラノベは、まあ、言うなれば青春群像です。
成熟した大人は、お呼びじゃないんです。
未熟ながらも、もがいていく主人公が魅力なんですよね。
小説のプロットを書くうちに、どんどん本業のほうに似た作業を強いられました。
異世界での生活をプロデュースする作業に、なっていきました。
リスクを考えずに生きていけるのは、青春群像の真骨頂なのかもしれません。
でも、そうばかりでは面白くないなあ、と思いました。
異世界には、思いもよらない不都合な現実がある、それがこの作品のテーマです。