2017年08月31日 (木) 18:20
お立ち寄り頂きありがとうございます。
拙作
「退魔師の二度目の生は幽霊少女と」が、本日を持ちまして完結致しました。
温かい労いのお言葉、感想などは賜っております。感激の至りです。
ここではいわゆる「あとがき」のような、とりとめのない作者の心境を綴っております。お暇でしたらどうぞ。
執筆期間、約二年。総文字数、1,077,664文字。
正直言って、ここまで長くなるとは予想しておりませんでした。
最後まで物語を見届けて下った方には、この場を借りて心よりの感謝を述べさせていただきます。
さて、これまで中編はいくつか完結させたことはあったのですが、ここまでの長編を完結させたのは初めてのことでした。
その上で、前々から気になっていたことがありまして。
それは、実際に長編を完結させたときに、「果たしてどんな気持ちになるのだろう?」ということです。
少しは物書きとして成長したと実感できるのか。とんでもない達成感を得ることができるのか。燃え尽きて数日はろくに動けなくなってしまうのではないか。
ここまでエタらずに書き切れたことで、自分は何を感じるのか……エトセトラエトセトラ。
そして、いざその時を迎えて答えを得ました。
正直に言いましょう。あんまり変わりません。(笑)
……むしろ次の話は、どんなのを書こうかという気持ちへの傾きが強いかも。
もちろん、冒頭はもっと読者の気を引かせるような作りにすれば良かったとか、ここの設定は詰めが甘いとか、説明が雑だったかなとか、行き当たりばったりでご都合的な部分もあったかなとか、色々と猛省するところは多々あります。それこそ全て書き直しても飽き足らない。
けれどそれは書いている最中にも常に思っていたことなので、特段書き終えて……というわけでもないのです。
まあ、そういう反省点を見出せるということは、多少なりとも成長はしたということですよね。(^_^;)
それでも強いて言うなら、なんというか自分のことよりも、物語の彼らをようやく解放させてあげられて良かったー、という感じが強いです。もう君たちは自由だよと、感慨深い気持ちはあります。
特に終盤はずるずると先送り先送りの執筆だったので。本当にこんなダメな作者によくついて来てくれたと思います。
オチに関しては言及は控えますが、これが私なりのハッピーエンドでございます。
外伝的なものは今のところ特に考えていないので、彼らの物語はこれにて一旦幕となります。思い残すところが全くないと言えば嘘になるかもしれませんが、後は彼らなりに勝手に逞しく歩んで行ってくれることでしょう!(放任主義)
次回作について、いくつか書きたい候補はありますが、次の長編があるとすればファンタジーものになるとだけ予告しておきます。
ぼんやりとした構想はあるものの、まだ何も手を付けていない状態なので、いつになることかは分かりません。
ともあれ、まだ筆を折る気はありませんので、何か投稿を始めた際にはぬるっと見守って頂ければ幸いです。
それでは、またいつか何処かでお逢いできることを祈って。
ありがとうございました。m(_ _)m
いつも応援していただき、ありがとうございました。
仰る通り、完結してこそ作品ですよね。完結できて、本当にほっとしております。(笑)
ここまでこれたのも、一重に井川様のお力添えがあったからです。感謝しかございません。
次作は現代ではない世界が舞台となるので、ファンタジーかなとぼんやりと思い描いております。
お披露目する時がくればまた何らかの形で発信すると思いますので、どうぞよろしくお願い致します!m(_ _)m