使いたい重力子、使うと困る重力子
2016年10月06日 (木) 14:33
いやー筆が止まってて申し訳ないんですが
ちょっと渋の後方基地で、適当に使ってきた便利アイテム
「複素結晶」が、如何なるモノであるべきか?
と、高階微分という数学的笑いを、
笑いなりにちゃんと現実物理の実例と対比させて
「高階場とは何であるか?」の言い訳を一生懸命作ってまして…

後方基地でSF科学考証を、今、してるんです。

ちょっとその再設定次第で、文章に表現する文字のあり方や
絵的な雰囲気を変更しなければならない話にも直結して

ファンタジーの魔法の描写の様な、
モノポール描写…

まぁ、手から「ハァ!」みたいなのは、SF的には
「単極性(モノ・ポール)」な物理現象になるのですが
モノ・ポールというのは物理的には、物凄く作り難いんですよね
実質、モノ・ポールそのものは作れないし、
「モノ・ポールのように見せる」ぐらいで…

なので物理学的な安定場の描写である
「ダイ・ポール(双極性)」の描写に変えたいんですよ
物理的には、正負の二極が存在しないと、エネルギー安定しないんで…

だから、複素結晶の設定を、
ダイ・ポール的に変えよう!みたいな事考えると
色々な設定変更と、それに伴う描写の変更が起きるんで
その下積みしてます…

これが微妙な話…

「重力子さえ使えれば、どんなイカサマ描写でも
 重力子からの説明で強引に展開できるんだけどなぁ…
 でも重力子を使うって事は、要するに重力定数の破壊をするって事で
 既存物理学の崩壊そのものだからなぁ…
 それらなら、SFです!って言うよりファンタジーです!って
 言った方が、よっぽど説得力あるし… Orz 」

と、頭を抱える話になりまして…

重力子の階層性問題という、現実素粒子物理が頭抱えて
「ギャァァァァ\(^o^)/」
言ってる問題を、簡単に使ってええんかいな?
と、頭痛が痛いわけです

特に、昨今のセルンの素粒子衝突実験が
どうも思わしくない結果の様な感じで
ヒッグス粒子っぽいモノは、なんとか見つかったけれど
色々な理論で予想されていた、未知粒子が、全然出て来なかったくさい?
素粒子物理学の、理論屋が、「ナンダト!?」
と言うような状態になってる可能性が高く…

重力子とか言う、本当に最後の最後どころか、
弱い力の所で、ナンダト?状態なのかもしれなくて
セルンのレポートを様子見したい気分

SFで、かるーく使われる重力子なんですが…
あれ、すげぇ困った量子なんですよ…

そもそも、あるかどうかも定かでない量子ですし…

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