2016年01月04日 (月) 22:29
かなりゆっくりの投稿ですが、ほぼ一か月かけてようやく五話まで投稿することが出来ました。
よろしければ、読んで頂けたら嬉しく思います。
五話までの内容で取り上げたかったテーマは『示唆』です。
公園の砂場で遊ぶ子どもを見てエドワードは、教育により限られた現実のみを教えられると述べます。
地球で生まれた砂とコロニーに運び込まれたテクノロジーによる砂。
言葉で説明出来ない違いが存在する事にアレンは戸惑いを感じます。
貨物船で出会ったシド。シドは帝国軍人としての在り方を家族、そして社会から教えられてそれを受け入れてきました。
幼い頃から続く教育により、示唆はインプラントの様に頭へ埋め込まれます。
それが悪い事とは思いません。社会を生きるうえで役に立ち、期待に応えることへ繋がります。
ただ、示唆をコントロールする存在もいます。
シドの元上層部やジミーの上官。彼らの発信する電波を頭に埋め込まれたインプラントがキャッチしてしまいます。
だからこそアレンは、本当に大切にしたいものを見つけるために地球へ向かっていきます。