長らくお待たせいたしました
2016年01月11日 (月) 01:30
 新しい年が明けましたこと、大変めでたく思います。ご挨拶が大変遅くなって恐縮ではありますが、今年1年、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、年明けにさいしまして、更新がしばらく滞ってしまい、申し訳なく思います。ここのところ実生活のほうが多忙になっておりまして、執筆活動がほとんど行えていない状況にございます。まことに不甲斐ないのですが、もうしばらく、創作活動が安定して行えそうにないため、このときばかりはご容赦お願いいたします。

 また、本日の更新ですが、メインである『“白騎士団”物語』ではなく、あらたなお話の『色の紫』となっております。読み方は『いろのむらさき』とも『いろのゆかり』とも、どちらで読んでいただいてもかまいません。
 こちらは短編小説集となりますので、登録の形式は長編となっておりますが、1話1話は独立しており、どこから読んでも、どの話だけを読んでも、それ1つで完結した形になっております。もっとも、現在は『夢胡蝶』たった1話しかないのですが、後々追加されていく予定です。
 これをなぜ1くくりにしたのかと申しますと、この短編のどれもが世界観を共有しているためでございます。舞台や登場人物が同じであるので、ほかの短編とは区別する形で「短編集」とさせていただきました。
 内容につきましては、まず『夢胡蝶』は山奥にある九重お屋敷にて、享楽のために買われた青年、白妙と、彼の世話役であり主人である青年との近くも遠い関係性を描いたものです。人物というよりは、彼らの不安定な距離や、ともすれば掻き消えてしまいそうな幻想的風景というものに主眼をおいたものとなります。そういった雰囲気を楽しんでいただければさいわいです。

 年明けとともに新たなジャンルの公開と相成ってしまいましたが、これからも、日々精進していこうと思います。
 長くなりましたが、本日はこのへんで。


斎藤斎
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