2011年03月26日 (土) 16:22
闇月 夜留様より回していただきました。
大分前に回してもらっていたようで……遅くなって申し訳ありませんが、やらせて頂きます。
頑張れ私、目指せグダグダ!!
何故か半分ガチで書き込んだので、無駄に長いです。
本当にすみません。
PS
タイトルに深い意味はありません。
【第1章『出発の時』】
◆1.あなたの名前と職業は?
『鴉拠』と呼んで下さい。
健全かと問われれば答えは「微妙?」な高校三年生に進級出来ました!
◆2.何時ごろ出発しますか?
二時間目の休み時間にGO。
お母さんたちには内緒ですよ?
◆3.これから悪魔を倒しに行きますが、何を持っていきますか? (A・B・Cと指定して下さい)
(A、B、Cは何を入れてもいいようです)
A・地の文役・ユグドラシルさん
B・修学旅行土産・木刀{黒}
C・妙に長い愛用抱き枕
ってとこでしょうか。
『何がってとこでしょうかだよ、勝手にわたしを呼び出すな☆』
仕方ないじゃん、主人公・ヒロインならまだしも私が冒険。
地の文グダグダルートまっしぐら。
では、行ってきます。
あとは頼んだユグドラシル。もとい邪神。
『後で覚えてろダメ鴉』
聞こえない聞こえない。
【第2章『山道で……』】
◆1.山道で、魔物と遭遇しました。
仕方ないなぁ……じゃあ地の文、代打わたしでよろしく☆
細く、足場の悪い三道はほの暗く、視界を遮る木々と相まって魔物との距離感が掴みずらい。
その魔物……まるで都市伝説の「くねくね」のような外観のその魔物は、現れた瞬間から意味の解らない動きをしていて、正直ダメ鴉は泣きそうだ。
鴉拠はベルトに無理やり差していた木刀を素人丸出しの動きで振りかぶり……勢いを乗せて振り下ろした。
ゴッという以外にも硬い手応えが手のひらを伝わる。
頭部と思しき場所を凹ませた魔物は、瞬きの間に灰となり足下に山をなし、どこからか吹いてきた温い風に流されて消えた。
◆2.倒したあとのキメ台詞はなんですか?
「兄さんの動きの方がキレがいい、だと?……なんか泣けてきたんですが」
勝手に泣いとけダメ鴉。
【第3章『砂漠で……』】
◆1.道に迷いました。どうしますか?
鴉は目の前に広がった広大な砂漠を前におもむろに靴を脱ぎ、靴下も脱ぎ、そして……
「人間スナヤモリ!って熱!砂漠熱!!大自然ナメてましたごめんなさい!!」
傍目から見たら無様な様子で砂漠のど真ん中を走り出した。
童心を忘れないその姿は、どう見たって無様だった。
ざまぁ☆
◆2.取った行動は、全くの無意味でした。どうしますか?
とりあえず脱ぎ捨てた靴下を半泣きで履き、靴もしっかり着用し、暑さを少しでも凌ぐため、愛用の抱き枕を頭上に翳す。
眉間にシワを寄せた表情のそのぬいぐるみに、何故か罪悪感が出てきた。
ごめんね、黄ウサ。←
鴉拠……ネーミングセンス疑うよ。
◆3.さらに無意味でした。しかし、
「あ、オアシス発見?蜃気楼でない事を祈りましょうか」
呟き、何の気負いもなしに近づいていくと、それもどんどん近くなる。
本物のオアシスだった。
何の気負いもなく、とは言ったが、鴉は流石にこれには神に感謝した。
見ず知らずの神に祈らないでわたしを崇めればいいのに。
しかし鴉拠はわたしを無視した挙句、どの神に感謝すれば言いか解らないで、とりあえず太陽を拝み、十字を切り、アッラーへの祈りを捧げ、スーフィズムでぶっ倒れた。
ざまぁ再び☆
完全な自業自得だ、スーフィズムがトドメだったのは言うまでも無いね。
砂漠でぐるぐる回るなんて馬鹿だ馬鹿。
【第4章『悪魔の城へと続く道』】
◆1.ここまで来ると、さすがに強敵ばかり現れます。
「木刀よりぬいぐるみが強いってどういう事ですか!!」
こんなことをほざいているが、その実態は実に単純で、ただ単に木刀に抱き枕のぬいぐるみを括り付けて無双をしているだけだ。
別にぬいぐるみが強いわけでなく、雑な偽装のせいで振り回されているぬいぐるみが強く見えるだけである。
そもそも偽装する必要はいったい何処にあるのか、訳がわからない。
「運動音痴の文化部をなめるなぁ!!ってごめんなさい体力的に無理があります!!わぁぁぁぁ!!」
……基本、瞬発力だけで体力は殆どない。
というかむしろ無い。
「逃げるが勝ち!逃げ足が速いのは小心者の特権よ!!」
誰かコイツ止めて。
◆2.新技を習得するのにどれくらい時間がかかると思いますか?
「三年間みっちりでしょうか」(キリッ)
キリってやっても息が上がっていては全く様にならないうえ、言ってる事は戯言に近い。
鴉拠の場合、常人の体力に追いつくだけで一年半は確実だ。
それから新技を習得するとなれば、倍は下らないだろう。
地道な努力の大変さを思い知ればいいと思う。
◆3.新技の名前は?
「無論、隠し剣・俺の爪」
ただそこら辺で拾ったナイフをこっそり刺すだけの卑怯技。
身も蓋もないが、これ以外に説明のしようがない……ねぇ鴉拠、お前はわたしに喧嘩を売ってるのかな?
◆4.新技を習得し、先へ進むと門がありました。そこには何がいますか?
途方も無く巨大で優美な門の前に居たのは、門に合わせてあつらえたかのような大きな鎧の騎士だった。
「ガッデム」
てめぇマジで終わらすぞ☆
◆5.「4の解答」は敵みたいです。新技を使ってみました。
『汝、ここを通る事まかりならん』
重々しい声でそう告げる騎士に、鴉拠は緊張した面持ちで近付いた。
見た目どおり騎士道精神溢れるその門番は、戸惑いながらも剣を構え、名乗りを上げようと兜に手をかけた、その刹那。
トスッと嫌に軽い音がした。
発生もとは騎士の胸を覆う鎧の、僅かな繋ぎ目の隙間からだった。
騎士は何が起こったのか理解出来ず、ただ呆然と己の心臓を貫く其れを眺め、ポツリと一言何事かを呟き、絶命した。
死してなお剣を手に立つその姿は、誇り高い彼の気質を表しているようだった。
鴉拠はその死体から『隠し剣・俺の爪』……拾ったナイフを引き抜き、地面に放って歩を進める。
よっ、卑怯者!
「卑怯で悪かったな邪神。でもこれが身内の戦闘スタイルだ」
お前じゃないんだ!?
◆6.あっけなく倒せました。
呆気なく終わった戦いだが、鴉拠のその手には肉を貫いた確かな不快感がしっかりと残っていた。
「何かシリアスっぽいですね……似合わないからチェンジだ邪神。後味が悪すぎる」
神使いの荒い奴め。
……呆気なく終わった戦いだったが、鴉拠の手には鶏肉を下ごしらえする時、砥がれ、鈍く光る千枚通しで生肉を刺し貫いた時のように、嫌に生々しい肉の感触がいつまでも残っていた。
これでどうかな?
「更に酷くなっただけじゃないか!お前コレ残酷表現のタグつけなきゃいけなくなるだろ!」
モーマンタイ☆
ていうかわたしに対してだけ敬語抜くの止めない?
「黙れ邪神」
ゴッデス。
【第5章『悪魔城:1階』】
1.城の中に入ると、突然お腹が痛くなってきました。その原因は?
「緊張すると……私ダメなんですよね……」
ほんっと鴉拠って肝心な時に使えないよね……
2.その状態のまま最上階を目指していきます。
無事に城に入れたは良いものの、緊張からくる腹痛のせいで鴉拠の足取りは重い。
「痛い……てか、痛い……そうだ、気を紛らわせるんだ」
名案だ!と思ったのもつかの間、よたよたと曲がり角を曲がると、目の前にはまさしく姫と呼ぶに相応しく、そして人外の証としての角をもった一人の可愛らしい少女と鉢合わせてしまった。
『……ここまで来てそんな事言う人、初めて見た。ていうか、貴女はぬいぐるみなの?まさか魔物?仲間?』
今まで鴉拠、鴉拠って言ってきたけど、コイツ一応ウサギのぬいぐるみなんだよね。
つまり、ぬいぐるみがぬいぐるみブン回してたんだ☆怖いというかシュールというか……
「ホントもう黙ってよ邪神……はいそこのお嬢さん、私は人間です魔物じゃありません。おK?」
『おK把握。つまり貴女は敵ってことよね?』
「Oh My God.選択ミスった」
ざまぁ。マジざまぁwww
『侵入者は倒さないと。悪魔に叱られちゃう』
自然体な様子で、しかし一気に気を張り詰めた少女に、鴉拠は首が千切れるのではないかと言うほど、全力で首を横に振った。
「いやいやいやいや、ここは穏便に話し合いをしませんか?ほら、見ての通りただのぬいぐるみですよ?人畜無害のぬいぐるみですよ?中に詰まってるのはふわっふわの綿ですよ?」
安全ですよー、と主張する哀れな鴉拠に、少女は冷めた眼差しを向けるのを止めてくれない。
それも当然。お前が手に持ってるのは何かな?
『じゃあその人畜無害なぬいぐるみが、どうして血塗れのぬいぐるみを引き摺ってるの?』
そう、魔物無双してきたお前の手には木刀があるでしょ?せめて後ろ手に隠すくらいすればいいのにこの馬鹿鴉。
「…………」
『…………』
「……お」
お?
「お、オシャレ?です」
『…………殺す』
「なんで!?」
当たり前の結果だよね、バ鴉。
3.3時間近くにも及ぶ会話の末、ようやく戦闘モードに突入です。
『あぁぁもう!結局貴女が敵であることに変わりはないわ!さっさと死になさい!!』
三時間近くにも及ぶ無意味極まりない説得の末、業を煮やしたお人よしの魔物の少女が、ついにキレた。
「まだ死にたくないです!せめて読んでる漫画が全部終わるまでは絶対に!!」
全部終わったら死んでもいいの!?
「え?嫌」
『ふざけないで!』
「ぅおっと!不意打ちとは卑怯ですね!」
その台詞、門前にいたときのお前に聞かせてやりたい。
「墓穴を掘ったか!」
縦横無尽に迫りくる少女の禍々しい爪を回避しつつ、鴉拠は徐に木刀を構え、低姿勢で走り出す。
「お嬢さん!とりあえず……これでも喰らいやがってください!」
瞬間、構えていた木刀を横に薙ぎ、くくりつけていたぬいぐるみを少女の視界を塞ぐように飛ばした。
直視するには目に痛い、赤と黄色の斑に染まったぬいぐるみは、不機嫌そうに眉根を寄せたまま、驚いて動きを止めた少女の視界を塞ぎ、ぶつかる。
その隙に後ろに回った鴉拠は何をするかと思えば……
「喰らえ!!秘儀・膝渇勲!!」
ちょっ、おまソレただの膝カックンじゃん!?
漢字にしても全然格好良くないって、むしろ哀れだってそれ!
「知らぬ!」
少しは気にしろこのドバカラス!
『え?あれ?きゃあっ!』
少女はそのまま膝をつき、呆然と目の前のぬいぐるみを見つめる。
何が起こったかうまく把握出来ていない少女に、鴉拠は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「膝をつきましたね?お嬢さん」
『え……そ、そんな……!?』
「貴女は膝をついた。つまり貴女の負け、敗北です。どうします?続けますか?負けてなお私と戦いますか?負けたのに、まだ私に歯向かいますか?どうしますか?」
いっそ優しげな口調で聞かれた少女は、すぐにその頬を羞恥と怒りで赤く染め、泣きそうな目でキッと鴉を睨んだ後、霧のように溶けて消えた。
4.勘が当たったみたいで、一発で倒せました。
「門番がアレだったから通じるかと思ったら……案の定ここの住人は皆誇り高いみたいですね。効いてよかったです」
性格悪いね、わたしドン引きだよ。
「私だって言ってて気分悪いよ……殆ど同じ手口で負かされた事があるから」
あぁ体験談。でも鴉拠の場合『誇り高い』じゃなくて『意地っ張り』だっただけでしょ?
「ばれた?」
ばれるよ。
5.そして、いつの間にか腹痛も治っていました。 治った原因は何ですか?
「緊張が呆れて帰ったからです」
お前もうダメだ。
【第6章『悪魔城:2階』】
1.2階に上がると、敵が全くいませんでした。しかし、上へと続く階段が見つかりません。どこにあると思いますか?
「む?あそこにいかにも怪しい燭台が!早速回してみましょう……あれ?回らない?くっ、負けるものか!!」
素直に負けを認めようよ……
2.残念ながら、あなたの勘はハズレのようです。あなたはまた探し始めます。そんな中、どこからともなく声が聞こえてきます。なんて聞こえますか?
『おいそこのお前!壊すなよ、それ壊すなよ!!それどんだけ高いと思ってんd』
バキィッ!!
『あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
「失敬失敬。こっちの燭台だったかな?そーれ!!」
ボキィッ!!
『やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』
「はははっ、脆いですねぇコレ。安物なんじゃないですか?」
鬼だ。
3.その声は、天井から聞こえてきます。天井を探ってみると小学校でよく見かける登り棒が出てきました。 登り棒は得意ですか?
『これでも喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』
ドゴッ!!
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!』
遠ざかる泣き声と、上から親の敵とばかりに投げ下ろされた登り棒を交互に見つめ、鴉拠は満足そうに笑う。
「得意ですね。小学校のころコレに登って上から跳ぶのが日課でした」
骨を折れば調子に乗らなくなるかな?
「下にマットがあったからこそ出来た芸当だよ」
さいで。
4.その登り棒を登っていくと、さっきまでどこにも敵はいなかったのに、下からどんどん登ってくるではありませんか!この危機的状況をどう乗り切りますか?20字以内で答えよ。
「菩薩の蜘蛛の糸の如く、kill!!」
5.あなたの取った行動により、なんとか凌ぐことができました。 感想は?
「でもあの後蜘蛛の糸、切れたんですよね……コレは大丈夫でしょうか?」
いっそ落ちてくれないかな。
「却下」
【第7章『悪魔城:最上階』】
1.いつの間にか最上階です。 登り棒のせいでだいぶ体力を消耗しました。そこで、少し休もうと思います。どれくらい休みますか?
「小一時間ほど眠らせて下さい……」
そういってお前は三時間寝るでしょうが。
「人間の最上の癒しは睡眠だと私は考える」
もうわたしは疲れたよ……
2.休んでいると、いつの間にか眠ってしまいました。そこへ敵が現れ、眠った状態のまま地下牢へ……起きた時のあなたの第一声は?
「え……なんでこんなに薄暗いの?ねぇちょっと冗談キツイよ明かりつけてよ無理ならせめて真っ暗にしてよなんで微妙に明るいんだよふざけないでよちょっとホントにここから出してよ暗いし寒いしあぁもう…………ふざっけんじゃないですよ!!」
あ、鴉拠キレた。
「青銅の檻?しかも細いな、ふざけるな!こんなの布巻いて回せば容易く折れるんですよ!!ぬいぐるみなめるなぁ!!」
バキャァ!!
「即刻ここからでましょう。具体的には明るい場所か明かりの無い場所へ。最悪、薄暗くなければどこでもいい」
あーー……ホラー苦手だもんなぁ鴉拠。
3.こんなところで終わるわけにはいきません。
なんとあなたの持っていた最後の道具で牢のカギが開きました。牢から出られた感想は?
「私を閉じ込めるなら寺の鐘か明るい部屋を用意しなさい!!」
なんか突っ込みどころがおかしいよ。
「うるさいっ!どうでもいいからここを出よう!なんかもう悪魔とか勝手にしていいから!!」
勝手にはできないでしょ……てか半泣きってお前……
4.牢から出ると、最上階への直通エレベーターがあるではないか!!
「最上階……?よし、悪魔から明かりを奪ってやる……」
怨嗟の声と共に呟かれた声が、暗い牢に反響して不気味さを増す。
その声にビビッたのか、鴉拠が若干逃げ腰になったまま、エレベーターに駆け込んだ。
ほんっとビビリだなぁ……
5.なんとか最上階まで戻って来れました。さぁ、悪魔はどこにいるのでしょうか。
軽快な音と共にエレベーターの扉が開き、脚を踏み出す。
そこはいかにもといった大広間で、目の前の壇上には藍と銀を基調にした、一見質素に見える上等な玉座が据えてあった。
鴉拠は雰囲気に呑まれ躊躇したものの、悪魔を探すためにあたりを探りだす。
「明るいとこ探せばいますよ。いなければ真っ暗な所です」
お前の基準で探さないでよ……
6.しかし、なかなか見つかりません。どうやら今は留守のようです。帰ってくるまで待つことにしました。何して待ってますか?
「あ、玉座の下にこんなものが」
手に取ったのはよく読みこまれた漫画の山。
「あ、これ私も持ってる!面白いんだよなぁ……」
その山を膝に置き、その上玉座にまで腰掛、鴉拠は悪魔そっちのけで漫画を読み出した。
ってお前何他人の部屋物色しちゃってるの!?
人に仕事させておいてそれは無いでしょ!
ちょっと聞いてるの!?二巻貸して、わたしそこから読んでないんだ。
「いいよー、私四巻から読んでるから。はい」
ありがと。
あ、もう一脚椅子あるじゃん。借りるねー。
「ご自由にー」
7.1時間後、ようやく悪魔が城に帰ってきたみたいです。部屋に入っていきました。ここで意気込みを聞かせてください。
「あれ?悪魔帰ってきた?仕方ないなぁ……中二な仇名の実力見せてやる」
追求しないであげてね☆
8.あなたが部屋に突入した時の悪魔の第一声は?
『あれ?お前誰?俺の配下にお前みたいなの居たっけ?』
だった。
なんか、軽いなぁ。
見た目は良いけど雰囲気がチャラい。
そんな悪魔に、鴉拠も興味なさげに言い放つ。
「いやいや、私これでも人間だから。ぬいぐるみだけど人間だから」
こっちも緊張感ないな!
『あぁ、俺の配下をぼこってた人間な。半泣きで殴られて脳震盪おこして大変だって苦情きたぞ?』
「ごめんテンパってました。もうみんな顔怖いのなんの」
『あー解る解る。あいつら顔怖ぇのなんのって……思い出した、あと燭台も壊したろ?作った職人が目の前で壊されたって泣きついてきたんだけど』
「あれ職人の声だったんですか?悪いことしたなぁ、しかもあれ高かったんですよね?弁償とかしたほうがいいですか?」
『いや実はあれさ、いい素材使ってるのは解ってるんだけど脆くてね。俺が二十八台壊して、お前が壊した二台で終わり。別に弁償とかもいいよ、どうせ付け替える予定だったし』
「あぁじゃあ問題ないですね、よかった」
どっちもどっちな上に職人が哀れすぎる……
【最終章『決戦』】
1.悪魔が攻撃してきました!こちらも攻撃開始です。持ってきた道具は1つしか残ってません。どうやって戦いますか?
『でもお前何しに来た訳?』
至極もっともな質問に、鴉拠は要約ここに来たわけを思い出す。
「あぁそうだ、私貴方を倒しにきたんですよ。でもなぁ、面倒になってきたんですよね。木刀は牢に入った時に取られたままで、ぬいぐるみは汚れが酷いし罪悪感半端ないから使えないし。残ってるのはこの地の文担当ユグドラシルくらい……」
はぁ、とため息を吐く鴉に、悪魔は考えるように顎に手を当て、そして木魚を連打。
そしてそう時間も経たない内に、ぽんと手を打って一言。
『じゃあ俺と遊ぼうぜ。ゲームだ。お前は俺を倒し、俺はお前から逃げる。おK?』
「おK把握。ようは暴力沙汰ありの鬼ごっこでしょ?どうせ私はこの四肢くらいしか武器になりえるものはないし」
『それじゃあ俺は殺せないしな。それに俺もお前を殺さない、後始末が面倒だし、後味が悪いからな』
決まってからの二人の行動は早かった。
鴉拠は等身が低く、ダメージを与えられない柔らかいぬいぐるみの姿を外して生身になり、拳を作って突き出す。
悪魔はその変容にやんちゃな笑顔をうかべ、拳に対して拳をぶつける。
勿論鴉拠は弱いから、悪魔もそれに合わせる。
対等な状況下で、無意味な遊びが始まった。
2.互角です。悪魔は本気を出してきました。持っていた道具が壊れました!その時のあなたの心境は?
『おいおい急所狙うとか卑怯じゃね?』
はいそーですヒキョーですー。
「そういいつつも流してる貴方に言われたくはないですね!しかも楽しんでるでしょう?」
めっさ楽しんでますよーコイツも鴉拠もー。
『ははっ、バレた?』
うんそりゃねー。
「ばれるよ……ていうかお前、地の文のお前だ邪神。手抜きするなよ……」
だってさーお前ほんと自由スギ。
いつになくはしゃぎスギ。
インドア派の癖にー。
「インドア派だからこそ遊びたいんだよ!遊ぶこと自体は大好きだから!!」
さいでー。
「このわからずやーー!!」
3.このままでは勝てないと判断したあなたは、友達を召喚することにしました。だれを召喚しますか?(ユーザーの中から)
「逆ナンみたいでアレですが……闇月様もいかがです?なかなか白熱してきましたよ」
『運動後には甘いもの用意させるけど、何がいい?』
「あ、私はフォンダンショコラと紅茶で!角砂糖三つがデフォだから間違えないで下さいね」
『了解っと』
甘党?
4.お友達と協力してもまだ勝てそうにありません。
もう一人召喚してください。
「鈴神様も参加しませんか?なかなか楽しいですよ」
『何?まだ人数増えんの?いいじゃんそれ楽しそうだ!』
ジャンキーかよお前ら。
5.3人で協力して戦っています。そんな中、携帯電話が鳴り始めました。お友達の一人に電話がかかってきたようです。お友達は電話に出ました。電話はどんな内容ですか?
「アニ○イトで新刊ラッシュだけど、この後行きますか?」
6.悪魔も電話の内容が気になってきたようです。しょうがないから、電話の内容を教えてあげました。悪魔はなんと答えましたか?
『マジか!俺も!俺も行く!』
7.悪魔は、うっかり今の発言で弱点を喋ってしまいました。
その弱点とは?
『行けなかったら俺死ぬ!』
「ほっほう、それはそれは……」
8.弱点を聞いた3人は、早速行動に移しました。大ダメージのようです。あと何分で倒せそうですか?
ソレを聞いた直後、悪魔は近くにあった柱にくくられた。
『なっ、コラ離せよ!俺も行きたいんだって!』
「じゃあさ、負けを認めて下さいよ。私ってホラ体力ありませんし。楽しかったけど体力ありませんし」
大切な事だから?
「二回言いました」
9.予想していた時間よりも長引いています。そろそろみんな体力の限界です。あなたは最後の一撃に出ようと思い、技名を叫びながら突撃しました!その技名は?
「ってことでコレ喰らったら貴方の負け。おK?」
『おK。ソレでアニ○イト行けるなら安いもんだ』
「じゃあいくよ……これが私の隠し玉!!貫け!!『勝利の左』ィィィ!!!」
鴉拠は握り締めた左拳を腰に溜め、脚を踏み出し、筋肉の動きを意識し、悪魔の身体、その向こう側を貫くつもりで、溜めた拳で悪魔の鳩尾をブン殴った。
その一瞬、世界が止まった。
重く響く一撃『勝利の左』……鴉拠は左利きだった。
10.悪魔も最後の一撃に出てきました!その時の悪魔のセリフは何?
『っごぶぅ…………!!てめっ、っふ……砂糖一個減らすぞ!!』
11.まだ耐えるのか!……と思いきや、悪魔は力尽き消えてなくなりました。あなたは勝ったのです。キメ台詞は何ですか?
「それはダメ!!って消えたぁぁぁ!!ちょっとユグドラシル、台所の場所知らない?」
え、知らないよ。
12.最初に召喚したお友達のキメ台詞は何ですか?
「悪魔じゃなくて砂糖の心配?」
はい。砂糖>>悪魔なんですコイツの頭の中。
13.ついに悪魔を倒し、世界に平和が戻りました。さぁ、帰宅です。どうやって帰りますか?
「悪魔!砂糖はホントに減らさないで下さい!」
いいからもう帰るよ?折角ゲート開いたんだから、お前も落下体験しないと。
「それはもう嫌だ!」
残念お前に拒否権は無い!!
「酷い!」
GO!!
「NO----------!!」
そして世界は平和になったかもしれない。
バトンを回したい人を書き出して、スタッフ紹介を完成させよう
〈特殊効果〉 二重螺旋様
〈特殊メイク〉 レフェル様
〈演出〉 咲夜月 黒蝶様
〈脚本家〉 ASH様
〈超監督〉 鈴神様
以上です。
上記の方々は逆お気に入りユーザーの中から選ばせていただきました。
気が向いたらでもいいので書いて下されば嬉しいです。
長々としててすみません……
ここまで読んで下さった方、そして回して下さった闇月 夜留様へ。
ありがとうございました!
私が特殊効果ですか……面白そうですね!
次回の更新を楽しみに待っています
更新頑張ってください