短編SF『A.I. 妻が溶けた日』投稿しています
2025年06月04日 (水) 11:22
みなさん、お久しぶりです。
最近はもっぱらゲームばかりのエセ物書き
Win-CLです。

日に日に増えていく積みゲーを消化しながら
たまに気分が向いたら執筆したりしています。

習慣として週一でやってる生放送枠では
ノベルゲーの日本語化作業を少しずつ進めてる感じ。


えー、というわけで作品の紹介ですね。

SF短編作品『A.I. 妻が溶けた日』です。
https://ncode.syosetu.com/n3405ko/

短編といっても文字数は約23,000文字。
ちょっとボリュームはあるけれど、中編とは言えないぐらい。

ジャンルはSF。近未来系SF。
だいたい今から100年後ぐらいを想定しています。


まぁ、テーマとしては
もちろん『生成AI』についてなんですが

イラスト生成から始まり、テキスト生成
動画生成、音楽生成、声生成 etc...

3年前にStable diffusionが出たのを皮切りに
日々様々な生成AIが発表されています。
それについての賛否両論のニュースももちろん流れてくる。

いろいろな企業がAIを使用したCMを出したり
実際に製品の開発の場においても利用したりしている。
直接は関係ない分野でも、それに乗っかる風潮がありました。

エブリスタの方でもAIをテーマにしたコンテストがあり
それに向けて執筆した作品が、今作でしたが――
応募期間を勘違いしていて、結果出せずにお蔵入りに。

ちょいと気が向いたので
少しばかり修正を加えて、こうして投稿した次第です。


『生成AI』、もっと細かいことをいえば
『学習に用いられたデータの扱い』と、
『それによって生成されるもの』が何なのか
みたいな話になっています。

特に昨今、イラスト生成AIについては
学習元のデータを生み出している分野の方々によって
たびたび炎上しているのを見かけるわけですが

どうして、これが明確な法律違反にはならず
むしろ国によって推進されているのか
みたいな部分の掘り下げに近いのかな。

“学習”というのは、データそのものを
切り貼りといった利用しているのではなく
あくまで統計による傾向を数値化したもの
『そのもの』ではなく『平均的な過程』が
最終的な学習モデルになっているわけです。

『過程』は著作物じゃないですし
それも膨大な数の中の平均値の一つ。
その過程を配布することはもちろん
機械(生成AI)で再現したとしても
元との類似性・依拠性が無ければ
著作権法違反にはあたらない。
(一応、現行の法律上では)

細かく説明すると長くなるし
面倒な人が湧いてきたりして
レスバに発展しちゃったりするので
適当にそんなもんだと認識してください。
コメント欄での喧嘩吹っ掛けも控えてね。
ただでさえ、著作物の類似性は面倒なんだ。


まぁ、自分はAI――ひいては生成AIのことは
『いくら使い倒しても壊れない奴隷の代替品』
ぐらいにしか思っていないので

より推進されていく流れは都合がいいですし
傍から見ればフレンドリーに接している感じ。
商売敵じゃなくて、あくまで道具として見ています。


3年前からずっと生成AI関連のニュースを追い続け
その仕組みについても、法律まわりについても
どのような未来になっていくかについても
それなりに見えているつもりではあるので

それを一つ先の未来にあるであろう
『人型アンドロイド』『人格データ』に重ねて
ざっくりと物語にしてみた次第です。


面白いかどうかはわからない。
未来予想図みたいなものなので。

ある程度の知識を持つ人が読めば
あぁ、生成AIのことを書いてんだな
とぼんやり理解するのではないでしょうか。


あとは、おまけでは他の作品と違うことを
AIについて綴った作品らしいことをしてみました。

AIについて書いた作品を、生成AIに読ませています。
そんで、AIから見た感想を書かせています。

『お前について書いてみたけど、どんな感じ?』
みたいな。

作品自体には生成AIは一切使ってないんだけどね。
あいつらはまだ小説を書ける段階には来ていない。
ただ、試しに各話のタイトルだけ考えさせてみました。

5個ほど出させて、それっぽいワードを拾い上げたのが
最近一気に投稿した各話のタイトルです。
『それっぽいんだけど、なんか違うんだよな』
という感じがしないでもない。

まぁ、それを含めての試みというやつです。


結局のところは、AIはどこまでいっても道具です。
そこに人間としての何かを感じることはないし
その必要もないと思っています。

でないと、人間らしさという概念に拘ってしまったり
逆に人間らしくないことに絶望を感じてしまったり。

この作品の主人公である航も
そういった“呪い”にかかった一人です。

ネット社会――特にSNSにおいては
そういった呪いにかかった人がわんさかいます。
この先、間違いなく増えていくでしょう。

もっと気楽に生きていこうぜ_(:3」∠)_
コメント
コメントの書き込みはログインが必要です。