2010年12月14日 (火) 22:50
都の表現規制、本決まりのようです。
とりあえず、プロの方も同人作家の方も、自分のアイデアやデザインのラフスケッチは仕事用のものとは別に、好き勝手に描いたり仕事用のものをまとめる為に走り書きしたものは『個人用』として分けて、門外不出にすることをお勧めします。
開封するのは、遠い未来にこの規制が無くなってから。
たとえその時、日本人が一人もいなくなっていても、それこそ最悪の場合中国人しか残っていなかったとしても、何かを描きたい、書きたいという人の糧となりうるように。
廃刀令で消え去った刀鍛冶の技術のようにならぬよう、オタ、非オタに限らず何かを表現したいと言う人々の思考、天啓、テクニック、物を作るに当たってのスタンスをどんな形でも残して、後世の書き手、描き手にとって役立つように。
さて、今後は規制派が実績を奪い合ってウチゲバで共食いになっていく様をニヨニヨしながら生暖かく見守りますか。
「ゆっくりカナダになっていってね!」
>十五郎さん
コメントありがとうございます。
とりあえず、角川や集英社をはじめとする出版十社や東京弁護士会、日本シナリオ作家協会や出版労連等、12月2日時点で7つの団体が反対の表明をしていましたが、結果はこうなってしまいました。
反対表明と同時に、何らかの対抗措置を講ずるといった発言もあったかと思うので、可能なら違憲訴訟を起こすところまでやって欲しいものです。
裁判を起こすなら、自主的に署名活動の一つくらいは何とかやってみたいですし。
私個人としては、先の報告で書いている通り、こんな状況が数年もの間続いているのだから、出版社側にももう少し自重(自主規制を強めると言う意味ではなく)して欲しかったのですが・・・あと、書店も規制に則っているように見えて、店によっては相当無神経だと思わされることもありましたし。
他にもアニメ「かのこん」のケーブル配信の時間帯不備とか・・・orz
よくネット上では「反対派=ロリエロ肯定派」みたいに揶揄されますが、都のPTA会長の発言などを聞くと、そう言って揶揄している規制派(を装った人々の可能性もありますが)の方がよほど子供を蔑ろにしているとしか思えません。
一般的に、親は子供をマンガから遠ざけようとするものです。
子供はそれに対して、最初は見つからぬよう隠れて読む工夫をし、見つかって叱られたら次はもっと巧妙に隠れ、それでも駄目なら、なぜ親はマンガの良さを分かってくれぬのか、どうやったら自分の好きな作品の良さを親に伝えて理解してもらえるかと、さらなる工夫を重ねていくものです。
これが親子関係の重要な一側面であり、結果として子供に「自ら工夫を重ねる」という成長を促しているのです。
もちろん、そうした工夫を促すのには下地が必要です。私の場合は、親が寝る前に、必ず「ギリシャ神話」「シートン動物記」「宮沢賢治全集」といった物語を毎晩読み聞かせてくれたおかげで、マンガやアニメ、ゲームでも「物語」という部分を重視する気持ちが自然に育ちました。
そうした「物語」への意識があれば、マンガやアニメの中の出来事は「物語の中の事」と自然に理解できるようにもなるはずです。
我が親を持ち上げるようで恐縮ですが、「子供は本当に馬鹿なのです」等と、インタビュアーに堂々と語るPTA会長が、子供に本の読み聞かせを恒常的にやっているとは到底思えません。
この規制に私が反対する強力な理由が、規制派のPTA会長のように、本来親がやるべき躾をサボるために法律をワザワザ作るというところに反発心を感じるからなのです。
・・・お礼の返信で熱くなってしまいましたorz
スミマセン。
本来ならこの活動報告、なかなか進まない「あさぎいろ」の代わりに、色々と妄想した「なのは」のクロス企画を書き連ねたりして見ようか等と考えていたんですが、こんな報告になってしまい残念です。
どうか一日も早く、こんな戦前の出版検閲へ向かって行った社会を連想させるような規制(注)が撤廃されますように。
注)戦前に出版物の検閲の切っ掛けとなったのは、婦人雑誌の恋愛記事への規制を訴える婦人団体などの運動でした。
この婦人会の先頭に立っていたのが、今回の規制推進側にある日本キリスト矯風会です。
ちなみにこの団体の母体はアメリカにあり、かつて禁酒法を推進してアメリカ社会を混乱させ、マフィアの懐を潤わせた前科があります。
彼らはこの事について何の反省もしていないばかりか、いわゆる反日組織と深いつながりを持っています。
PS・十五郎さん
実写と小説に関しては、今回の規制からは除外されています。
た だ し 、ラノベは規制の範囲内なんだそうで・・・イミガワカリマセン・・・orz