軍歌『雪の進軍』
2013年07月01日 (月) 00:08
軍歌というか兵隊節というやつですが、某アニメに出てきた『雪の進軍』が印象に残りました。
戦争自体は勝利に終わった日清戦争ですが、だからこそこの歌詞のような悲惨な目にあった兵隊さんたちに目が向かないのかもしれません。
そんな人たちの心の叫びだったのかもしれませんね。

その筋では有名な某日本人傭兵さんの話では「ある紛争地帯に傭兵としてやってきた日本人(右翼団体など)は結構いたが、ほとんどが一戦限りで帰っていった」「傭兵になりたいと言って私の所へ来る若い人に戦場の話を聞かせてやると、最初は目を輝かせていたのがだんだんげんなりしてくる。最後にもう一度考えてからまた連絡をくれと言って帰らせるが、二度目の連絡をくれた奴はいない」とか。
今の時代、私も中国や韓国の態度には憤りはありますが、それらの国と戦争したいという人たちはきっと、『雪の進軍』の歌詞のような状況になったら泣き喚いてしまう程度の、言わば口先の覚悟なんでしょうな。
中韓が口先国家なのは分かるけど、日本人が同じレベルに合わせてやることないのに。

そんな私の感想はさておき、『雪の進軍』はこれからも歌い継がれてほしいと思う歌ですね。
私もこういう兵卒の視点からの戦記を書くのが好きなタチなので、インスピレーションになります。
コメント全2件
コメントの書き込みはログインが必要です。
流水郎
2013年07月06日 19:12
工藤先生、コメントありがとうございます。
二次大戦のアフリカ戦線でも南方戦線でも、風土に悩まされることの方が多かったようですからね。
日本のためなら死ねるとかいう人たちは、せめてサバイバル訓練を受けてから言えって気がしますね。

そして確かに明治時代の軍歌の方が歌いやすい感じはしますね。
「雪の進軍」とは180度違うテーマの歌詞ですが「抜刀隊」も好きです(日本人同士が殺し合った悲しい戦いの歌でもありますが)。
自衛隊の隊歌、いくつか調べてみたのですが……確かにw
正直、中学高校の校歌みたいな感じですね、なんか。
かっこよさってのも少しは意識してほしい……。
工藤傳一
2013年07月01日 12:33
 流水郎先生、こんにちは。
 大変に同感なお話です。雪の進軍にも感じれる所ですが、銃火器によるドンパチよりも当地での慣れない環境に苦闘しながら行軍する事の方が兵隊さんにとっては大変だったようで、7年間中支、北支戦線を渡り歩いた祖父も常々言っておりました。ま、安い国粋主義で英霊がどうとか言っちゃってる人には「戦争をする」という言葉と、「戦地に赴く」という言葉の違いが判らないのでしょうね。ゲームや映画では「軍を進める」という事にどれだけのリスクと苦闘があるのか描かれない物ですから、戦史の一環としてこういうのはもうちょっと研究されても良いと思うのですけどね。心構えもだいぶ違ってくると思います。

 それとこれは小生の個人的な意見かもしれないですが、雪の進軍も含めます明治生まれの軍歌、兵隊歌謡って昭和の物とだいぶ違う様な気がするんですよね。歌詞には結構ネガティブな所があるのに唱歌調でテンポも良く、どこか愉快な感じもある所が小生は好きです。無駄に勇壮だったり、悲しみ一辺倒の暗い曲ではない所が特に。
 決して司馬遼太郎の様に「明治の軍人は立派だった。昭和の軍人はダメだ。」なんて言うつもりはサラサラ無いですが、明治の軍歌に垣間見れる所って色々と思案できる物が有って非常に面白いです。何より歌いやすいしw
 そう言えば以前から陸上自衛隊の隊歌を何度か知り合いに教えてもらってるんですが、正直そのダサさに辟易してました。「日本陸軍」の歌詞を昭和にイジって「新日本陸軍」という歌ができましたが、平成でもイジって「日本陸上自衛隊」なんて感じで作った方がまだ良いと思うんですけどねw

 ではでは。