2015年06月19日 (金) 20:37
6/19発売
『君の膵臓をたべたい』
著者 住野よる
発行元 双葉社
以前小説家になろうにて投稿されていた作品が、本屋さんで手に取れる形となって発売されましたので、レビューらしきものをひとつ。
短編としては異例ともいえる人気を誇っていたので、ご存じの方も多いかもしれません。
短編って文章量じゃねえだろ、とツッコミを入れた方も多いでしょう。
一度目にしたら忘れがたいような強烈なタイトルですが、そこに騙されてはいけません。
2人の高校生が中心となって綴られる、爽やかな物語です。
青春小説、と呼んでいいかと思います。
しかし、ただ青春小説と思って読んでしまうと、心をやられる可能性があります。私は初めて読んだとき、あまりに感情を揺さぶられて、とんでもないことになりました。
ちょっと変わった男子高校生「僕」。
「僕」のクラスメイトで、膵臓の病気を患っている山内桜良。
2人の微笑ましいような、もどかしいような距離感が、ページをめくるたびに物語へと引き込んでくれます。
そして読み進めていくうちに、タイトルの意味が深く沈みこむように心に突き刺さる作品です。
淡い色使いで描かれた書籍の表紙は、見事なまでに作風と合ったものとなっています。
本屋さんで、「僕」と「山内桜良」と綺麗な桜が描かれた「君の膵臓をたべたい」を見かけたら、是非チェックしてみてください。
ドラゴン・イェーガーは6/22(月)から更新を再開します。
長らく更新が滞っていた言い訳を必死に考えてみたのですが……思いつきませんでした。残念ながら、私もパソコンも元気いっぱいです。
そして投稿していない間、感想やコメントをいただいていたのに返信を怠ってしまい申し訳ありません。毎度しっかり目は通させてもらっています。ありがとうございます。
>poteoさん
ありがとうございます&せっかく楽しみにしてもらっていたのに更新頻度スカスカで申し訳ない
まだまだ時間はかかると思いますが完結させる覚悟はできたので、お付き合いいただければと思います
>渡辺海さん
膵臓良いですよね
誰に対しても本を勧めるのは苦手なので迷いましたが、つい下手くそなレビューを書いてしまうほどに好きです