【十人十色の主人公】 十章 あとがき ※ネタバレ有り
2017年11月03日 (金) 20:06
こんばんは、こんにちは、おはようございます。
おはようからおやすみまで、空き時間は基本執筆の南屋です。


はい! 相変わらずどのくらいの方が読んでくださるのかは不明ですが、今章も書きます、あとがき!

十章までのネタバレをそこそこ多量に含んでいるので、読むつもりでまだ読んでいない人は回れ右をオススメします!


さぁさぁではではいきましょう。
トップページに表示される恐れがあるので初めは当たり障りの無いことから。


今回の十章、初回投稿が九月十九日でした。
そして全四十三話の投稿が完了したのが、今日、十一月三日。
いやぁ……長かったですねぇ。期間もそうですが、話数がとんでもないことになっていますねぇ……w

ある程度長くなることは予想していましたが、まさかここまでになるとは思っていませんでした。
そして今章は七千字オーバーは頻繁に。一万字近い話なんかもあったりして、文字数的にもかなりの量になってしまいました。
もはやこれは十章上・下で分けた方が良かったのでは無いかと思うレベルですね。まぁ分けなかったんですけどw


そんな十章。語りたいことはいくつもありますので、興味がある方はお付き合いくださいw
え? 自分で自分の作品について語ってんじゃねぇよって?
語りたいんだよぉぉ! 私は私の作品が好きなんだよぉ!
自分の作品を自分が愛せなくてどうするんだ! だから私は語る!
(あまり感想が頻繁に頂ける人じゃ無いので寂しいのです……w)


ではではまずいきなり言ってしまいますが、メインヒロインがようやく確定しました! イエーイ!
え? 他の子が良かった?
ごめんなさい……これは初めから決まっていたことなのです。いくら紫の髪の子の人気が高かろうと、決して変える気はありませんでした。(実は一度だけ真剣に迷いましたが、やっぱり変える気にはなりませんでした)


随分遠回りの末に結ばれた二人ですが、皆さんはどのくらいで予想がついていたのでしょうか。一章? 三章? それとももっと後かな?
分かりませんが、実は一章の時点である種のお約束とも言える部分を守って登場させていたりします。


ヒロインになり得る登場人物の中で、メインヒロインとなる予定の子は一番初めに登場する。これですね。
まぁこれが果たしてお約束と言えるかは分かりませんし、そうじゃない作品を山ほどあると思いますが、私はこれを守ってみました。

名前の表示だけは白雪薊が先だったりするのですが、台詞、およびその姿は初めに描写されています。
ただこれ実は、【十人十色の主人公】連載開始よりもずっと前は随分違っていたんです。
ここでちょっとした制作秘話的なお話をw
(本の後書きと違ってページ制限が無いので色々書いていきますw)



今は昔、相上(あいがみ)結人(ゆうと)という主人公ありけり。
これ、十色叶芽になる前の名前です。今の名前と比べると随分地味に見えるのは私だけでしょうか?w

そしてそのメインヒロインは実は、白神薊でした。(一文字誰だよ感出ていますが、現白雪ですw)
メインが白雪で、サブヒロインが御陰紫苑。彼女だけは初めから名前が変わっていません。
そしてそして、なんと七黒夕姫という登場人物はいなかったんですねぇ……。
選ばれるかどうかどころか、初期の初期は設定とプロットにおいて存在すらしていなかったのです。


そしてプロットを進めていく中で暁やティナ(現ルーナw)、癒奈(現叶羽)等が出来上がり、その後ようやく夕姫が出てきました。
性格やその他の設定は今とさほど変わりません。ただ、あくまでもサブヒロインとしての立ち位置でした。
しかしここで迷ったわけです。この子をメインに据えたいと。


複数ヒロインがいる作品でありがちなのが、メインヒロインの影が薄くなるというもの。まぁメインが強い作品もあるにはあると思いますが、結構サブの人気が勝りがちですよね。
もしも白雪のままならば、恐らく紫苑と夕姫にかなり食われるだろうとも思いました。その結果どうしたか。
よし、メインヒロインは夕姫に変更しよう!
こうなったわけですw そこからは少しシナリオプロットも変更が加えられました。


まぁ本作も結局は紫苑にある程度食われているわけですが、個人的に夕姫は影が薄いヒロインでは無いと思っています。
ちなみにしっかり夕姫を描く為には一章で触れるのは不可能だと分かっていました。なので一章時点ではほとんど活躍無し。
三章になってようやく目立ち始める。

メインヒロインがメインの話を、後の章に持ってきたっていいじゃないか!
という思考の元に決行されました。
色々考えて悩んで迷ってうじうじしながら書いてきたわけです。
日々考えてばかりです。叶芽達と一緒に歩み続けている作者ですw


そうして決まったメインヒロインがようやく本編中でも確定したので、まぁ作者としては嬉しいんですねぇ……。
読み方によってはある程度どこに転ぶか分からない仕様にはしましたが、どのくらい読者の方に伝わったかは分かりません。もしかすると満場一致で夕姫予想だったかもしれません……が、いかがだったでしょうか。
告白やその他諸々、納得していただけていれば幸いです。



さて、夕姫だけでかなりの文字数を使いましたが、まぁ本作を読んでいる方なら文字数が多いのなんて慣れているでしょう! 次いきましょう!ww



今回は章タイトルや作中の時期で初めからお察しだったと思いますが、テーマは当然恋愛です。
そしてなるべくリアルに描かせて頂きいたつもりです。(終盤の一部を除き)
八章から一部始まっていましたが、なるべくご都合主義ではなく、身を引く心や、隠していた本音を曝け出したり、迷い傷つき傷つけられ、奮闘する不器用な恋愛を。
仲間でありつつ敵でもある。好きでありながらも思う部分がある。好きだという感情に生じている成分の違いや濃度などなど。
現実にあのような状態が出来上がったら、創作ではない等身大の高校生である彼ら彼女らはどんな言動を取るのか。それを出来る限り現実に近く描いたつもりです。

まぁ私が現在高校生ではないですので、高校生の心を正しく描けているかは疑問ですが、どうだったでしょうか。
とはいえ彼ら彼女らは難聴ではありませんし、過度にツンデレしていたりするわけでもないので、不器用と言っても結構器用に立ち回っていたかもしれませんねw
加えていくら現実に近くといってもやはりそこは小説。完全に現実とまではいきませんが、まぁ頑張ってみたつもりです。
もしもその過程で軽く何かを抉っていたり、モヤモヤしたり、時にイライラさせてしまっていた場合はごめんなさい。


でも一言言わせてほしい……。

大変だった! ものすごく大変だった!!
この十章、見直しや加筆など、かなりの時間をかけて書き上げました。具体的にどのくらい掛かっているかというと、九章終わった時点から、今日の今日までかかっていますww
それ故に愛着もひとしおなんですけどね。
ただいかんせん描きたいことが多すぎて少し量が……。長かった十章、最後までお付き合いくださった方、本当にありがとうございます。


ちなみに以前の活動報告で十章にプロローグが無いと触れていたりするのですが、それはあぁいう理由でした。
遙か前から始まっている物語の区切りなので、今回の章の始めにはプロローグがいらないと。
代わりにこれから彼と彼女の物語が気持ちを新たに始まるので、最後にこそプロローグを持ってこよう。
そういう思考から今回の構成が出来上がりました。ちょっとしたこだわりですw



あぁ……もう随分と書いていますが、まだ続きますw
向日葵の理由。ちゃんと出せて良かったです、はい。
花言葉。知っていた人はどのくらいいたのでしょう。まず興味を示した方が果たしてどのくらいいらっしゃったのか……。まぁちゃんと意味が存在していたことに触れられて一安心ですw
と、一つ一つ説明しているときりが無いですし、面白みも欠けてしまうかもしれないので、一つだけ。


今章は元の量も多いので叶芽一人称の情景と心情の描写もかなり多めとなっています。が、一部、情景の描写に見せかけた心情だったりする部分もあったりします。
その他色々、伏線と言うほどでは無いものの色々とちりばめたものがあったり無かったり。今章だけでなく、もっと前の章からの部分なども含め、色々出来るのが長編の利点ですよね。
まぁ作者しか気付けないという可能性も多分にありますが、まぁ色々あったんですよなんて語ってみたり。はい、これだけw



では最後に、今後の事について少し。

今回は【≪十≫人≪十≫色の主人公】の記念すべき≪十≫章ということで、ほぼ全キャラクターを登場させています。
名前や特徴だけの人物もいるにはいますが、出ていないのは【探知】の賢者と元学園長くらいですかね?(忘れていなければそのはずですw)

十章続いて、現時点の登場人物が今章に出てきた分だけというのは、戦闘などもあり、話数文字数共にかなり多い方になってきた作品にしては少ないような気もします。
ただいかんせんメインとなる人物が多い。その為まだまだ描けていない登場人物がいる。
最も顕著なのは茜辺りですね。それに付随して藍瑠も。
双葉の話や、実は暁に関してもまだ残っていたりします。今後はその辺りを拾いつつ、完結に向けて話が進んでいく形になるかと思います。
願わくば、その時にその時ごとの登場人物に少しでも愛着を持って頂ければと……。まぁ本当はもっと早い段階で愛着を持たせるべきなのですが、それはいずれやるであろう改訂版で……ww


ただし!
次は冬休みの幕間です!
イメージとしては四章前半、夏休みの話とほぼ同系統!
同じ事を間章でも言ったような気がしますが、今回は明るいですから!
明るいですから!!w


それと、その幕間の初めで一つ、とある話を投稿します。
具体的にはイブからクリスマスに変わった夜、寮に帰った後の二人ですね。
夕姫ばっかりかよ! という人の為にいずれifも書きますのでご安心を……w


ということでものすごく長く、ほぼ一話分に近い文字数になってしまいましたが、あとがきでした!
ちなみにTwitterや感想で何か聞かれたりすれば嬉々として答えますよ?w

ではでは、これにて閉幕。
次回は幕間投稿開始辺りでまた活動報告を。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します!
コメント全2件
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南 屋
2017年11月04日 07:31
>ひょろ様

頑張って少しでも楽しめる割烹をと思っていたので、面白かったと言っていただけて何よりです!笑

頑張ります! 今は何故か削除されているので確認できませんが、感想で指摘された部分もあったので、その辺りも含めてより良い物になるように!!

期待してると仰っていただけるのが何よりの励みになりますありがとうございまぁぁす!!
ひょろ
2017年11月03日 22:04
おおふ、裏事情といい割烹2つとも面白かったですわ 笑

改稿頑張ってください!!

これからも更新期待してまっせ(´∀`)