2023年11月20日 (月) 19:21
なろうコン二次選考が発表されましたねー。
私はというと、当然ながらサクッと2作品とも落ちました。そりゃそうだ。
約一カ月間、ニヤニヤできて嬉しかったです。
ありがとうございましたー。m(_ _)m
それはさておき、この報告だけというのも何なので、久しぶりの復活割烹!
『どうやって入るの? 海上保安庁!』
です。
だいぶん前なんですけど、『突破ファイル』で
「海上保安庁と海上自衛隊が協力して遭難者を助けた」
というのをやっていてですね。
「そういえば、海上保安庁ってどうやって入るんだろう……?」( ̄o ̄;)
と疑問に思ったのです。
船の専門知識とか要りそうだし、ということは何らかの専門機関があるはずだし。
そもそも、海上自衛隊と所属上や業務上にどういう違いがあるのかな、とか。
全然知らないなー、ということで今回調べてみました。d( ̄▽ ̄*)
●海上保安庁とは?
・海上における人命・財産の保護、法律違反の予防・捜査・鎮圧を任務とする国土交通省の外局
・人員の大部分は海上保安大学校や海上保安学校で専門教育を受けて卒業した者
・海上における犯罪について司法警察職員として犯罪人の捜査などの権限を有している
・長官や次長、一部の管区海上保安本部長などは、国土交通省や他省庁のキャリア官僚が海上保安官に転換した上で就任することがある
ああっ、『海上保安大学校』! Σ(゜o゜;)
聞いたことがあります。そうか、アレってソレ専門の大学なんですね……。防衛大と一緒だ。
『海上保安学校』もあるんですね。こっちも高校卒業後に入れるそうで、中卒は駄目みたいです。
うーん、具体的にどういう流れなのかな?
この辺、もうちょっと調べてみましょう。b(-0_0-)✧
●海上保安大学校
・海上保安庁の幹部職員を養成する教育機関(本校Webサイトより)
・『本科』は高卒者および高卒予定者を対象とした4年9カ月の課程、『初任科』は大卒者および大卒予定者を対象とした2年の課程(2年次は特修科に編入)
・『本科』:願書受付(8月下旬~9月上旬)→第1次試験(10月下旬)→第2次試験(12月中旬)→合格発表(1月中旬)
・『初任科』:願書受付(3月)→第1次試験(6月上旬)→第2次試験(7月中旬)→合格発表(8月中旬)
はー、なるほど、他大学から入るコースもあるんですねー。(゜o゜)
こっちは令和3年に新設されたそうなので、第1期生がこの春に配属されたばかり、ということになりますね。
ちなみに第1次試験緒内容は
本科:「基礎能力試験」と「英語・数学」(令和4年度より物理・化学は無くなった)と「作文」
初任科:「基礎能力試験」「課題論文試験」
となっていて、第2次試験の内容は本科・初任科ともに
「人物試験」「身体検査」「身体測定」「体力検査」
となっています。
これとは別に、明確な身体制限がありますね。でもこれは職務上必要なんだろうな。
●海上保安学校
・各分野のスペシャリストを養成する海上保安庁の教育機関(本校Webサイトより)
・高卒者および高卒予定者が対象で、採用試験時に『船舶運航システム課程』『航空課程』『海洋科学課程』『情報システム課程』『管制課程』から1つ選択
・入学機会は『4月』と『10月』の年2回
・『航空課程』以外は第2次試験まで、『航空課程』は第3次試験まで
・業務経験と選抜試験により、海上保安大学校での研修を経て幹部へ登用される道もある
募集人員を見てみると、『船舶運航システム課程』が245名、『航空課程』が20名、『海洋科学課程』が15名、『情報システム課程』が60名、『管制課程』が20名となっています。
でー、『船舶運航システム課程』以外は学科試験も科されますね。第2次試験の内容は海上保安大学校と同じ。『航空課程』にだけ科される第3次試験は個別面接や模擬飛行装置を使用しての操縦検査などがあるようです。
上記以外ですと、船舶・航空機や無線通信の有資格者対象の門司分校での採用も行っているそう。
なお、海上保安大学校も海上保安学校も全寮制です。
一日の日程とかもあったけど……うーむ、なかなか厳しそうです。( ̄~ ̄;)
ちなみに、うちの地元には国立高専の商船科があるんですね。これも何か関係あるのかなー、とか思っていたんですが(卒業と海上保安庁方面に進む人もいるのかなー、とか)全然関係なかったですね。
こっちは『外航船舶職員の養成』が主目的らしいです。
という訳で、まとめると!
海上保安官への道はこんな感じ! \( ̄▽ ̄*)
ざっくりしてますけどね。実際には保安学校や保安大卒業後、さらに専門的な知識を学ぶ機関もあるようです。
さて、海上自衛隊はというと。
●海上自衛隊
・自衛隊とは国の安全を保つため、日本を防衛することを任務とした防衛省の特別機関であり、海上自衛隊はそのうちの海上部門にあたる
・日本の領海や排他的経済水域において、監視や情報収集を行っている
・有事においては海上交通の安全確保や周辺海域の防衛に対応している
・海上保安庁は海上の安全及び治安の確保が任務であるが、国外の艦艇に対応する任務は海上自衛隊が担当している
・海上自衛隊は防衛大臣による海上警備行動の発令によってはじめて洋上の警備行動がとれる
ふうむ、つまり海難事故などで出動するのは海上保安庁なんですね。
テレビの件ですと、海上保安庁の業務に海上自衛隊が協力した、という形なのかな。
多分説明されてあったと思うのですがそこまで見てなかった……。(・_・;)
なお、海上自衛隊の方は「一般幹部候補生」「航空学生」「一般曹候補生」「自衛官候補生」「技術海上幹部」「技術海曹」「貸費学生」「医科・歯科幹部」「防衛大学校学生」「防衛医科大学校学生」と入隊の仕方がいろいろあります。
「一般曹候補生」「自衛官候補生」は中卒から可能で、逆に「一般幹部候補生」は大卒・院卒でなければいけないなど、タイプも様々。
図でまとめようかと思ったのですが、ややこしくてできませんでした……。無念。o(_ _;)
ただ、私は「海上保安学校」みたいに自衛隊にも「自衛隊学校」みたいなのがあると勘違いしていました。
だって防衛大と防衛医科大があるし。学校に入学して、その中で陸・海・空を選択、卒業後それぞれの部隊へ……って感じで。d( ̄▽ ̄;)
実際はどうも違うらしい。「一般曹候補生」の受験結果を見ると、陸海空・男女別で合格人数が載っていました。
ということはだ、最初から自分で陸海空のいずれかを選択して出願、受験して合格すれば陸海空それぞれの教育隊に入るってことですよね。
wikiの「一般曹候補生」をググると、海なら「横須賀教育隊」、陸(女子)なら「女子自衛教育隊」となっていました。
合格率は10%台~30%台と意外に狭き門。入るのもキビシー。(・_・;)
……という訳で、「どうやって入るの? 海上保安庁(ついでに海上自衛隊も)」でした。
楽しんでいただけましたら幸いです。m(_ _)m
URL先を見てきました。いろいろ必要なんですね。
うーん、専門性が上がった? んですかね?
そのため、高専5年間では到底無理、となったのかもしれないですね。
厳しくすることで、真剣にやる気がある人に目指してほしい、とか。
科学技術の発展で、船舶関係でも身につけないといけない技術、押さえておかなければいけない知識が増えたとかなのかな、と思いました。