2014年08月25日 (月) 22:19
ご無沙汰しております~。とんと読み専になってしまっていますが、生きてます……。
さて、久々に出てきたくせに宣伝とご報告で申し訳ありませんが、この作品は元々この「小説家になろう」さんで連載させていただいた話なので、ここで書かせていただきますね。
拙作「勇者様に求婚されたのですが」の番外編がアルファポリスさんから刊行になりました。
もうそろそろ本屋の店頭に並んでいるかと思います。
本編は完結してます。ですから番外編なのですが、今回はWEBで掲載していた箇所からではなく、まるまる一冊書き下ろしとなっております。
せっかくですので、少し内容をご紹介します。
中身は4編から成っております。
「告白大作戦」(短編)
求婚を受諾したものの、グリードにまだ自分の気持ちを伝えていなかったことを思いだしたアーリアが、頑張って伝えようとするのですが、なぜかついツンデレを発揮してしまい……。
「廻る刻」(中編)
グリードを伴ってミルフォードに帰省したアーリアは、裏手にある丘の大木の所にグリードを案内する。ところが、いきなり花吹雪に見舞われて、グリードの姿を見失ってしまう。ルースと言う名のエルフによれば、グリードはどこかに「呼ばれた」のだと言う。ルースの力を借りてグリードの所に飛んだアーリアは、すぐにグリードを発見するが、彼と話をしているのが幼い頃の自分であることに気づいて仰天するのだった。
「まりっじぶるー」(短編)
エリューシオンに嫁いだルイーゼ姫と一緒に半年ぶりにシュワルゼに里帰りしたアーリア。ところがついた早々、宰相様から十日後に自分たちの結婚式を執り行なうと聞かされる。求婚の時同様に、自分の気持ちが置き去りにされて周囲だけが騒いでどんどん話がすすんでしまう状況にもやもやが晴れない。
式を二日後に控えたある日、アーリアは休暇をもらい城下町に向かうが……。
「翠の悪魔を追い払う方法」(中編)
魔法使い見習いのアリーは、高い魔力はもっているけど術のコントロールが大の苦手。そのため「破壊魔」といううれしくないあだ名で呼ばれていた。今日も師匠に言われた課題の術を特殊な部屋で練習していたが、うまくいかない。それどころか炎を魔法を暴発させてしまい、あやうく命を落としかけてしまう。その時、先祖から伝わっている家宝の銀の腕輪が光を発して、アリーを救う。けれどそれに気づいた緑色の髪をした人型の魔族がアリーの前に姿を現す。
アリーの放った術を簡単にいなした後、彼はアリーにもう一つの腕輪を出せと言う。これ以上この魔族に付き纏われるのが嫌で、アリーは実家にある金の腕輪を取りに行くが……。
という内容になってます。
もし興味を持たれた話があったら、手にとってみてくださいませ。
この番外編で、本編で未回収だった伏線も回収できました。その伏線周りの設定もいくつか出すことができて、私としては本当に「終わった」という感じです。
実はその伏線が未回収だったので、完結したけれど完結している気持ちではなかったんですよね。これでやっと「完結」させることができました。応援してくださった皆様に感謝いたします。
ありがとうございました!
勇者様のお話、1巻から番外編まで一気に読んで、ほんとにもうどハマり致しました!!
こんなに、読み終わりたくない…!と思った作品に出会えたのは久しぶりのことでございました!
グリードのアーリアの世界をずっと覗いてたい!笑
楽しませて頂いて、本当にありがとうございます!
アリーとフォルの結婚までの道のりも、すごく気になっちゃって、妄想してます…笑
すごく大好きな作品です!
ありがとうございました!