皆様こんばんは、平谷望です。新生活が始まり早二週間、そろそろ皆様も慣れが出てきた頃ではないでしょうか？　私は今のところ新しい生活慣れるので精一杯で、目を回している最中です。社会人一年目という魔境をひた走っている現状ですが、なんと独り暮らしの話が出てしまいました。
　曰く、家を探せと。研修と課題で手一杯の状況で中々無茶を言われましたが、ついに独り暮らしかと感慨深いものがあります。

　……さて、ここまで社交辞令的に自分語りを致しましたが、私が活動報告を書くということは、何が起こるかお分かりですね？
　はい、執筆が間に合いません。現在眠い目を擦りながら執筆して、『あぁ、駄目だ。絶っ対間に合わない』と思いながらこれを書いています。罪悪感と反比例して、描写を書いていた指先がさらさらと言い訳や謝罪を書いてしまいました。

　単刀直入、端的に物を申しますと、更新が１日遅れます。三日に一度にしておいて遅れやがってと詰ってもらって構いません。無理に書こうと思えば午前２時半くらいには書き上げられるかと思います。しかし、それを選択できるほど、私は良い立場に居ません。
　学生であれば、午前の授業を寝通せば良いのですが、新入社員の分際でそうとはいきませんからね。

　と、ここまで書き連ねましたが、毎度毎度謝罪と共に活動延長の話ばかりをしては忍びないので、作品についてのお話を少しだけ致します。
　拙作、『金塊の夢』は、全体から見ておおよそ六割近く話を書き上げています。ほんの少し、ほんの少しだけ終わりが見えてくる頃です。恐らく皆様は『え？嘘でしょ？』となっていると思いますが、大丈夫です。
　私は必ず物語の最後から小説を組みます。終わり方だけならば(この言い方はあまりよろしくないのですが)誰よりも上手く書き上げられる自信がありますし、拙作の終わりは『あぁ、終わったなぁ』と笑顔で感慨に浸っていただけるようになっています。

　いずれ迎える完結についてはそんな所で……今現在の話をしましょう。私はプロフィールにも書いている通り、嘘が苦手な人間です。正真正銘、正々堂々と生きる他に上手いやり方が分からない人間です。
なのではっきり申し上げますと……私は三章の出来に満足していません。百点満点で言えば四十点が精々です。自分で話を読み返すのが怖いくらいに満足していません。

　原因は明白です。これがまた因果というか、皮肉というか、毎日投稿を止めたからです。毎日投稿をすることは、暇な学生であったからできた荒業です。非常に体力を削られ、そして同時に筆を磨き抜くことが出来ます。
　正直な話、三日に一度の投稿では、筆が鈍ってしょうがないのです。なら、毎日に、と何度も悩みましたが、今現在の私がこの有り様です。

　話を戻しましょう。私は、本当に恥ずかしいですが、最近まともに物語を組めていません。仮にここ数ヵ月の数十万字を消されても無表情無反応で居られるくらいには、です。乱文といっても良いかもしれません。
　具体的にどこからおかしくなったのか、と言いますと、始まりは三章を開始してすぐの、二百十話(村に助けに入るお話ですね)からです。そこから段々と自分の文章に首を傾げ、それらは二百十九話(初めてトーヴの視点になった所)で確信に変わりました。

　そうして、一番の分水嶺は、第二百二十二話です。ここで本当にとんでもない踏み外し方をしました。ここはちょうど就職試験の日でした。言い訳になりますが錯乱していたのでしょう。
　ここで急にルミエラについての話をはしょり、隣のクヴィアをプロットから外れて滅ぼし、これまたプロットを無視して無理矢理エリュアレイを登場させてしまいました。今思えば、このときは焦っていたのだと思います。

　本当の予定(こんな言葉を使うのも嫌ですが)では、そもそもトーヴ視点など存在せず、ヴァチェスタ一行はお忍びでルミエラの町やルミエラ首都に潜り込み、観光や冒険をしながらクヴィアへ移り、そこでトーヴの刀の修復や道具集め、フラグを撒いて一行の仲を深めるイベントを起こすつもりでした。
それが何をどうしたのか、こんな形になってしまいました。エリュアレイは動くつもりはありませんでしたし、ヴァチェスタは捕まりませんでした。

　ヴァチェスタはエリーズと共に偵察という形でクリフィンに入り込み、関所でヴァチェスタの美貌に審美官が腰を抜かしてエリュアレイに目をつけられ……とまあ、ここで書いてもどうしようもないことです。

　今現在、プロットは崩れ、崩れた部分を補修しようとしてさらにプロットが崩れています。視点変更が繰り返されているのも苦肉の策(他の視点を書いている内にどうにかプロットを組み換える)です。
悔しいですが、三章をまるっきり書き直したいと思いながら三章を書いています。

　……こんな所が、現状であったりします。赤裸々過ぎるくらいに語ってしまいましたが、実は裏方ではこんなお話があったりしました。活動報告にかこつけて長々と、蛇足な話をしてしまいましたね。

　活動報告としては、以上になります。最近は状況が状況だし、どうしようもないな、と諦めが来そうになっては、意気地な自分が諦められるかと躍起になるループが繰り返されています。
　作品をより良くしていきたいという一心でこれからも努力をしていくつもりですので、どうか応援のほどを宜しくお願い致します。