スワレアラ国王都編、あとがき!
2019年03月18日 (月) 01:15
 こんばんは、さとねです。

 なんか久しぶりだなぁと思ってみてみたら、最後に更新したの十一月なんですね。そりゃ長いわ。
 ということであけおめです。ことよろです。もうすぐ初投稿から二年たちます。これからもよろしくお願いします。
 ということで、欠陥魔道書のあとがきです。

 今回の三章は、まあ、はい。こういった展開はなろうでは好まれないだろうし、正直僕もあまり好きじゃないのですが、これから先の展開にとって、決して省くことのできないものだったのでこういった終わり方になりました。頑張って面白いものを書いていこうと思うので、どうかこれからもお付き合いいただけると嬉しいです。
 そして、今回も当初のテーマである、「全員が主人公になれる話」をイメージして話を作っていきました。今回の主人公は言うまでもなくレイミア、ラディア、シヤクです。それと、今回から新しく「魔法」の概念が入りました。これは単純に、僕が魔法の詠唱とかが大好きでどうしても書きたいと思っただけです。てへ。そして、当然ですが転送でハヤトが別の場所へ送られたため、しばらく今までのキャラたちは出なくなります。ちょっと寂しい気もしますが、五章あたりで合流するんじゃないかなと思います。というのも、五章はおろか、まだ四章の構成すらはっきりしていないからです。いや、大まかな流れは決まってるんですけど、それだけだと僕はかけないんですよね。才能がないのが悲しいところですが。
 今回の三章では、かなり多くのキャラがキレましたね。書き始めたときはシヤクだけしか怒る予定はなかったんだけどなぁ。
 それでは、各キャラについて。

 ハヤト。
 二章では最後になんとか主人公臭を出した彼ですが、ついに薄まってきました。でもまあ、ちゃんと活躍してるし、彼がいないと全てが始まっていないのでちゃんと主人公なんじゃないのかな、と。そして、三章終盤でメリィが言っていた『主人公』という言葉ですが、実はこの章では魔王の目的についてかなりヒントが出ています。まあ、たぶん予想はできないでしょうけど、ぐへへ(勝ち誇った笑み)。四章では、視点はもちろんハヤトで、彼が転送された先から始まります。これもいろいろやりたいな、とは思ってるのでよろしくお願いします。

 シヤク。
 一章の話を考えているときに、いつかこの子に活躍してもらいたいと付け加えるように生まれたキャラです。実は、一章を書き溜めてるとき、シヤクは登場させるつもりはなくて、慌てて投稿の前に書き足したんですよね。それが今やあんなにもヒロインをしてくれるとは。なんだか父親のような気分です。
 正直、三章ではシヤクの激怒による暴走がずっと書きたくてそれを中心に話を作りました。その中で、シヤクのスキルと絡めて暴走させるにはどうすればいいかと考えて、ここに魔法を入れれば上手くいくかなと思って造りました。
 それからレイミアが生まれ、続いてラディアという流れでした。
 「感情によってステータスが上昇するスキル」というなんとも癖のある能力で、かなりツッコミどころもあるとは思いますが、自分なりに整合性はとったつもりなので、もし違和感があってもスルーしてもらえたら嬉しいなぁ、なんて。最後の魔王戦では、ハヤトがいなくなったらまた暴走して城がぶっ壊れると思ったので早めに逃げておいてもらいました。良い判断だったと思います。ただ、自分としてはあの騒動の後のシヤクとハヤトをもう少し書きたいなとは思っていたので、もしかしたら番外編で書くかもしれません。

 レイミア。
 干物系幼女が好きな僕と、ギャップのある強い幼女が好きな僕が生んだキャラです。一応、あの小説の世界の中では最も魔法に秀でた人です。終盤で書いた通り、元々は【賢者】というのスキルで幼いことにクリファに怪我を負わせてしまったことで、それ以来スキルを使わずに、魔力を自在に操る方法を探り始めます。そして彼女が行きついた先が魔法です。これは、ただ魔法の表面を学ぶのであれば、魔力の調節などだけで十分ですが、極めることでその魔力を本質から知識として身に着けることになります。その結果、魔力の扱いという点に焦点を絞って努力した結果が詠唱の省略です。元々スキルで魔力を扱う先天的才能を持っているレイミアだからこそできる荒業で、普通の人がやっても発動しないか暴走するかです。さすがレイミア。ちなみに、やると決めたら誇りを持って頑張る人ですが、燃費が悪いのかすぐにラディアにおんぶにだっこ(物理)です。ラディアとはレイミアが王族としての名前を隠して城下町に出てきてからの出会いで、かれこれ一〇年ほどの付き合いです。おんぶにだっこなのは八年前から。本当に心からの親友です。騎士団長となった今後に期待ですね。

 ラディア。
 筋骨隆々の女剣士さん。この人はレイミアとは違って極端に才能がないために努力だけでレイミアの隣に立った超人です。あの大剣を扱えるようになったのは実は二年ほど前で、
一〇年前にレイミアと出会って冒険者としての活動を始めてから徐々に大きくしていった結果、今の明らかにモンハンの大剣みたいなやべぇやつになりました。ちなみに、白髪ショートという外見は、三章を書く直前にはまったゲームがニーアオートマタだからです。ちなみにイメージは2Bですが、僕の推しはA2です。ちなみに、ラディアがお世話になっているグラントさんは、ラディアがレイミアと出会う前からの知り合いで、その当時から料理を教わっているので、今のムキムキになる前に料理スキルは身についています。あと、グラントさんは三章では触れなかったですが、実は元スワレアラ国の騎士団長で、歴代最強の男と言われており、彼が前線に立つと必ずその戦は負けなかったとか。とまあ、こんな感じでラディアもレイミアとともに騎士副団長として頑張ってくれます。余談ですが、レイミアとは違って兵士たちからあまり信頼されてなかったらしいですが、手料理を振るまったらすぐに意気投合したらしいです。胃袋を掴むって大事。

 メリィ。
この人も欠かすことのできない超重要人物です。なんて言ったって魔王ですから。さて、二章では行間でのわずかな会話のみの参加だった魔王ですが、今回はがっつり本編に絡んできました。皆様には彼女がどのように映ったでしょうか? 僕的には「気持ち悪い。何を言ってるのか分からない。理解できない」と思ってもらえたら、ひとまずなんとかなったかなぁって感じです。魔王である以上は、普通の思考回路ではだめだと思ったので、ああいった言動をさせてます。あと、あのメンバーで魔王に手も足も出ない件なんですが、元々シアンも「シアンはまおーの次に強いんだ!」って感じなので、彼らの中の順位づけはそんな感じです。でも、あのおちゃらけた雰囲気がシアンのママであるマゼンタにとってはかなり不快に映るようで、しょっちゅう怒られてます。悪ガキが近所のお母さんに叱られている感覚ですね。ちなみに、シアンは魔王のことはあまり好きではありません。本人曰く、セクハラ被害者ですから。ここだけの話、最終章でメリィがキーキャラクターになることは間違いないですが、ラスボスにはなりません。じゃあどうなるの? と思うのなら、読んでくださいとしかいいようがないです。でも、最終章の展開を予想できる人はいないと確信してます。てか、分かった人いたら言ってみてください。合ってたらご飯おごります。


 さて、つらつらと書いてみましたが、大体こんなものでしょうか。
 次は四章、「砂と機械の町編」です。まだ話の筋が細かく決まってないので投稿スタートは出来ないのですが、きっと面白くなると思います。それと、四章ではあのラストの通り、ハヤトがともに行動するメンバーが一新されます。さて、二人はキャラですが一人は既存です。誰でしょうね。きっと、ハヤトとは仲が良くない人だと思います。彼らが再会したとき、物語はどう動いていくのか。それを見守っていただけたら嬉しいです。
 投稿するまで時間は空いてしまいますが、どうかこれからも彼らの世界を見守ってほしいです。少しでもあの世界が読んでくれた人の心に残ってくれることを祈ってます。
 これからもよろしくお願いします。


 ……余裕もできたし、ワンルームの更新しないとね。
コメント全2件
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さとね
2019年03月18日 21:58
逢魔時さん!お久しぶりです!コメントありがとうございます!
メリィの『主人公』という発言ですが、一応逢魔時さんの上げた二つのうちの前者ではないよ、ということは言っておきます! 三章の中の情報を使うのなら『目的はみんなの住みやすい世界にすること』『そして、メリィが行動を起こしている中でハヤトは「主人公」である』という点が大きなポイントになりますね。メリィがハヤトに干渉して転送させたので、メリィは自分の思う筋書きの中でハヤトを『主人公』と位置づけています。そして、『主人公』という呼び方をする以上、ハヤトが『主人公らしい主人公』である必要があるのですが、それはまた最終章で書きたいと思います。
四章を始めるまでまた少し時間がかかると思いますが、これからもよろしくお願いします!
逢魔時さんは僕よりもたくさん努力なされているので、どうか体調にはお気をつけてください! 僕なんかが言うのもおこがましいですが、お互いに頑張りましょう!!
逢魔時 夕
2019年03月18日 11:31
 お久しぶりです。

 『主人公』……この単語ってその世界を作品として捉えているか、その人物が特異点となり情勢が動くことから『主人公』という単語を使っているのか……このどちらかでしか使えないような個人的にはしています。(前者は割とメタ的ですが、世界が物語だと認識している存在って色々な作品で出てきますからね)