第五章ドルボザ国編、あとがきです。
2020年02月09日 (日) 14:12
 こんばんは、さとねです。
 終わりましたテスト。完結しました五章。
 いろいろ伏線はったり回収したり、やりたいこと全部やらせてもらいました。僕は面白いと思います(鋼の意思)
 というわけで、五章あとがきです。毎度のこと長いので暇な人だけどうぞ。

 元々、五章でやりたいと思っていたのは「エリオルに対するエストスからの戦い意味の問いかけ」「ミアリーVSナナ」「エリオル覚醒」「奪われるシアンとメリィの宣戦布告」です。
 ミアリーに関しては四章を書き始めたころ、つまりは半年以上前から書きたいと思っていて、形にするのにこんなにも時間がかかるなんて、と苦しんでおりました。
 斬撃をその場に置き去りにする力と、三度の威力が跳ね上がる力。それぞれを戦わせた妄想を去年の初夏からしていたわけです。いやぁ、書けて良かった。
 エリオルに関しても、勇者と自称するからには正しい意味で剣を握ってほしかったので、今回は二回ほど死にかけてもらいました。まあ、それよりも重要なのがフォールアルド一族がスキル使う際にどこからともなくやってくる白い光の正体でしょう。実はこれ、僕も書いていて「え! おまっ、お前! そんなところから力もらってやがったのかチート野郎!」ってなるぐらい想定外でした。まじで焦った。でも、グレイに勝つにはどうしたらいいんだろうと考えたときに、ただの人間が勝てるわけないじゃんと。それこそ、神の力でも引っ張てこないとって。
 そして、気づいたでしょうか。スキルの名前を唱える時に、一定の共通点を持つ人たちがいるんですよ。そんで、一人だけまだその共通点に該当するはずのキャラが該当してないんです。……ええ、六章でやります。それでは、細かいキャラについて。

 ミアリー=フォン=ドルボザ
 エリオルと同格、五章の主人公の一人です。王女の二面性なんてよくある話ですけど、個人的にはガバガバと酒を飲む王女が好きなのでこんなキャラになりました。王族として様々な教養を叩き込まれ、接待などはお手の物です。他の国の要人たちと上手くやってるのは基本ミアリーのおかげだったりするんですけど、政治自体には口出しをさせてもらえないというなんとも不憫なこと。要人に取り繕っていろいろと誘導することもできたかもしれませんが、ミアリーは王族として自分の力で国を動かしたいという気持ちがあったため、いるか来る日のために鍛錬を積んできたという感じです。ちなみに、ルルがミアリーに剣を教えたといっていましたが、その他の身のこなしや鍛え方もナナに教わってます。外交とかいってランドブルクにいったとき、こっそり夜中にやっていたらしいです。ドルボザでミアリーに戦いは一切求められていなかったので、鍛錬は形だけでまともにさせてもらえなかったし、怪我をさせられないからと超箱入りだったんです。その反動であれだけのことになってしまったわけですが。でも、ちゃんと可愛いキャラでありつつ、決める場所では格好良く、そんなキャラを目指しました。ちなみにミアリーさん、女の子もいけます。てか、どっちもいけるけどどちらかといえば女よりです。

 ナナ
 魔王軍に所属している人にはラストネームをつけないという形式にしているので、ナナの苗字はないです。借金を押し付けられ、必死に返してる最中にグレイに拾われたグレイ部隊のスパイ担当です。昔は魔王軍には魔族しか入れなかったんですけど、ルルという前例ができたことが大きいみたいです。グレイに心の底から陶酔していて、グレイの子ども体型のせいでショタコンにも軽く目覚めてます。あっ、ラウムのことはちゃんと大切な家族としてみてるので安心してください。ちなみに、本編で回収できなかったんですけど、「ミアリーとデート」のときにナナと話していたラウムそっくりの誰かはグレイです。上手くハヤトとギルラインを合わせて予定通り進んでるってことを報告してたら、急にデートしてる二人がでてきてびっくりってやつです。何をやってるんだハヤト。さて、一番語りたいのはミアリーVSナナです。あれ、どうでした? ちょっといつもの戦いとは違う雰囲気にしてみたんですけど。なんとなく、女同士の戦いって一筋縄ではいかないんだろうなと思いまして、能力なんて関係なしに、拳で語り合ってもらうことにしました。結果的にナナは魔王軍という道を捨てることはなかったわけですが、六章、最終章ではどこかで必ずでてくるはずなので、そのときにミアリーとの関係がどうなるかお楽しみに。

 エリオル=フォールアルド
 五章のもう一人の主人公です。さきほども言いましたが、エリオルは数段階この章で覚醒するとかいう伸びしろの塊です。さすが勇者というよりも、フォールアルドが勇者の一族なんですよね、こうなると。フォールアルド一族についての細かい説明はおそらく最終章になると思います。勇者について六章は掘り下げる場面がないはずなので。
 それと、彼とシヤクのつながりも出させてもらいました。多分、彼らが本当に冒険するのは本編が終わってからになるので、多分書かないです。彼らの絆が深まる日はまだまだ先のようです。

 とりあえず、五章の主要キャラについてはこれぐらいです。
 次は六章、世界VS魔王メリィ編です。注目してもらいたいのが、世界VS魔王軍ではなく、メリィってところですね。六章では、四章の行間でメリィとルルが話していたハヤトを『主人公』とした計画が明らかになります。メリィの言っていた「住みやすい世界」とは一体どんな世界なのか。最終章にむけて世界が大きく動きます。見てろよ、世界一面白くしてやるから。
 それでは、また。
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