2018年01月23日 (火) 15:15
この前、テレビを見つつ『人間が進化したらどうなるか?』という題材が放送されており、大学の学者4名が話し合ってできた予想図が……
・・・・・・・・・・ゲド-君でした。
※『未確認少年ゲドー』(みかくにんしょうねんゲドー)は、岡野剛による少年漫画作品。週刊少年ジャンプにて2004年15号から2005年12号まで連載。単行本全5巻。未確認生物(本作オリジナルでヒトを含む実在の生物に擬態しているもの、UMAや妖怪など)たちが繰り広げるSFコメディー。
byWikipediaより
なんでも無重力に対応するために胴体が球体になり、顔は人間の美観から縮尺、パーツそのままに上のほうに張り付いていてとか言う形でした。
ぶっちゃけ、気色悪いハロだった。
それを見て一言『ねーよ!』。ほんとに専門家が雁首揃えてこれかよとあきれ果てました。
理由としては以下の通りです。
1、進化とは世代交代の際に発現する遺伝的変異である。つまり鶏と卵であれば100パーセント卵が先、ということ。(個体の寿命内での遺伝変異があればその個体の恒常性が損なわれてるということになる、というか生態の機能として変化した遺伝子をもつ細胞は免疫によって排除される。)
2、哺乳類は無重力では受精しない。よって上記の世代交代が行われないためそもそもが成り立たない
3、胎児の脊椎形成には重力が不可欠。
以上の理由から、人間が無重力で繁殖すること自体が成り立たず依って無重力に適用した人類は存在しえない。という結論になります。
恐らく、人類が宇宙進出するに際しては無重力に適用なんて妄想より、重力を操作するという与太話のほうが現実味があると思います。
とま、ここで話が終わってしまっては何の意味もないので発展性のあるお話をしましょう。
まず、人間の進化には二つの段階を経るといわれています。その第一段階が『ネクストヒューマン』と呼ばれる段階です。
ネクストヒューマンでは、人間が自身の肉体を改造しその能力を向上させたものと言われています。
この改造の定義には遺伝子改造はもちろん、機械・ナノ工学を用いたサイボーグなども該当します。
そして、その次の段階がポストヒューマン。ネクストヒューマンが何らかの自然進化にて別個の種として確立した存在となることを指すようです。
この状態にくれば、従来の人間は彼らの行動や思考が高度すぎて理解できないといわれています。
魔法みたいなものを使っているかもしれませんね(笑)
とま、進化の段階を説明したところで今度は方向性についてのお話をしましょう。
人間の歴史とは何か、それは技術と文化の発展に始終すると思います。
極論を言えば、人間の進化とはツールを進化させている。ということになります。
システムもツールです、物理的なもの、概念的なものすべては人間がより良き世界を願って作る道具です。
人間は道具を作り、道具を使う生物なのです。ならば、進化の方向性もその延長線上にあるのではないでしょうか。
つまり、進化した人間とはより高度に道具を使いこなせる種族だと思います。その前段階はたぶん、ブレインマンマシーンインターフェースと遺伝子改造。
つまり鉄血の阿頼耶識みたいなシステムにSEEDのコーディネイターのような存在のハイブリットだと僕は考えます。
ぶっちゃけ、道具に依存するようになる人間が従来の生物的な進化するわけないし、恣意的な進化をする以外ないでしょう。
SFとは科学フィクションではなく思弁小説、スペキュレイティブ・フィクションであるという見地があります。
魔法と剣の異世界も広義的にはSFなのです、そういう小説を書き、読むうえでこの話が何かの参考になれば幸いです。
グレイタイプの宇宙人は実は宇宙人が遠隔操作してるロボットじゃないのか、なんて説がありましたねー
伊燈秋良 さん
ガルガンティア・・・・・・・あれも一応、ポストヒューマンです。しかし、進化の方向性としては間違いだとは思いますね。
劇中で言われてますが、文明を否定した生物は祖先が人間であっても人間とは呼べないと思います。