「現実世界の町中ゴブリン」更新しました!
2017年04月22日 (土) 19:52
 いきなりだかリナには妹がいるようだ、名前はリン。リナとリンは、天の声が響いた時は一緒にいたらしい。だが、その後眠ってしまい、起きたらリンがいなくなっていたとの事だった。 
 だから、それを聞いた俺は早く探しに行こと思ったが、それをリナが止めた。

「きっと無駄よ、まだ生きてるとは思うけどとても遠くにいる気がするの」

 そんな事を自信満々に言うから聞いて見たのだ、そのリンって子は強いのかと。そしたらこんなに答えが帰って来た。

「リンはドラゴンと戦って、勝ったのよ。だからリンは私以上に強いわ」

 それは相当だな、この前ドラゴンと言うのを見た。たまたまそのドラゴンが俺の家の上を飛んでいてね。そのドラゴンはレッドドラゴンと言って。凄く大きかった。大きさは名古屋ドームの2個分くらいの大きさかな。とてもビックリした。だからリナはリンをまだ探さなくていいって。 
 だから俺はリナが冒険しに行こうと言うまで待っているんだけれど、なかなか行こうとしない。 
 そんな中おれはずっと布団の中にいた。何故か、それは今が真冬だからクソ寒いんだよ! おまけに暖房もつかないし。

「おーい、リナさんや、そろそろコンビニやスーパーに行って缶詰を、頂戴しに行かないか?」

「まだ大丈夫よ、食材なら残ってるから。それよりいつ冒険に行くの?」

「…………」

 え? 今何て言った? このアホリナさんはっ!?

「冒険と言うよりリン探しだけどね、でも本当にいつ行くの? そろそろ私も行きたいんだけど」

 我慢我慢、いい男はこんな自分の言ってることを覚えてない奴なんかに怒らない。そうだ、落ち着け桂木孝平。俺はいい男だ。

「ああ、すまんなそろそろ行こうと思っていたところだよ」

「あそう? ならいいんだけど、スープとハンバーグつくったよ、冷めない内にたべてね」

 俺は料理が出来ないからご飯づくりはリナに頼んでいる、他の洗濯は俺がやっている。 
 洗濯しながら気づいたんだか、二次元の女は下は履くけど上の下着は着ないんだって。 

「冒険って言っても具体的になにするんだ?」

「本当はクエストを受けるんだけどこの辺には誰も居ないんだよね、だからダンジョンで敵を倒して装備とかをゲットして商売人に売るって感じなんだけど商売人も居ないしね。だからまずは人が居る所に行こうと思う、この前調べたんだけどね、南側に沢山の人がいるのよ、だからこの家を捨てて南側に行こうと思う」

「そうか、俺の家捨てないといけないのか…わかった、じゃあ明日出発するから、明日までに出る準備しておけよ」

「私は持って行くものなんて無いわよ、杖だけでいいからね」

 確かその杖服とかを出せれるんだっけ、食べ物は出来ないみたいだけど飲み物はいけるらしい。

「孝平は武器どうするの? 何かあるの?」

「そういえば、何個か前のお父さんが趣味で日本刀持ってたな。あれを使うよ」

「ニホントウ? 何それ武器なの?」

「ああ、武器だよ。あとで見してやるよ」

 はぁ、嫌な事を思い出したよ。俺のお母さんは父さんと別れて直ぐに新しい父さんを連れてきて、また別れて……その繰り返しでお母さんがおかしくなっていって自殺したんだよな。でも日本刀置いてった父さんは優しかったな。




「うわーーー! 凄いねこのニホントウって言うの! 凄い切れ味だし何より格好いいしっ!」

「俺の家には二本しか無いよ、日本だけに」

「え……ごめん、何言ってるかわかんない。それよりこれ二本あるって本当!? これ凄く高く売れると思うよ!」

 ヤバイなこんな可愛い子にこんな反応されたら心臓大分抉られるんだけど、抉られ過ぎてもう生きてけないんだけど。でもその後の反応で大分回復したかな。

「そっか、それじゃ一本は俺がつかってもう一本は売るか、ってもうこんな時間か、早く寝て明日朝早く出発しようか」

「うん、私もちょっと眠たいしここで寝るね」

「えっ、ちょっと待って! ここ俺のベット!」

「そんなのいいよ、それよりシャツ貸して?」

「毎回思うけどそれ凄い早着替えだよな、魔法とか使ってんのかな?ってもう寝てるし」




 どうしよう、寝れない。目の前にパンツ履いてシャツ着てる女の子がいるせいで寝れないよ。ヤバイよヤバイよ、あっ、シャツの隙間から脇が見えたっ! って喜んでる場合じゃねぇーーーよ!
あっ、そうだ。目隠しをして寝よう。


 寝れないな、よしあれを想像しよう。(ゴブリンが一匹、ゴブリンが二匹、ゴブリンが三匹って余計ねれねぇーよ!!) よし、やり直しだ(羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が三匹、羊が4匹、羊がドン引き、凄い眠くなって来た、たまに言い間違ってたしな………)






「起きて、ねぇ起きてってば!」

「んあ? もう朝か。ちょっとまっててね直ぐに支度するから」

「私は玄関で待ってるから、早くしてねー」


 あれ?日本刀どこいった? 確かここの棚の上に置いてたはずなんけれど、って後ろに落ちてるし。あれ? なんか赤くない? まぁいっか。取り敢えず腰にさしておこうかな。後はバックを背負って、準備オッケー!



 俺はリナと歩いて南に向っていったが余りにも遠すぎると言う理由から車を探していた。そこで何回かゴブリンや、キメラ、ケルベロスに会った。そしてダッシュで逃げて隠れて何とかやっていたが、キメラやケルベロスは危なかった。

 他にもミノタウロスとかが居るらしいが、それはほとんどダンジョンにしか出ないそうだ。あ、そうそう、元々二次元にあったダンジョンも合体したからこっちも出来たんだよ。ダンジョン。
 おっとこんな事を言ってる内に車を、見つけた。これはバンだね。

「え、何これ中に骨があんじゃん、人間のかな?」

「形的に人間ね、ちゃんと天へ還らせてあげましょう」

俺はバンのドアを開けて中にある骨を取り出した。それをリナに渡した。

「我々の主の居る天へ還りなさい、ターンアンデット」

 するとその骨から白いオーラのような物が出て来たそろまま薄くなって消えていった。

「凄いなそれ」

「ん? 何が?」

いや今のって、魂を浄化したんだろ?って言おうとしたけど止めた。 

「お、鍵もちゃんと付いてるな、問題はエンジンが付くかだけど」

『ブズブブブブ』

 あ、付いた。

「なにこの車、汚い音だすね」

「汚い言うなや、こればかりはしょうがないよ。つくだけよかったじゃん」

「まぁ、それもそうね。それじゃ早速行きましょ………孝平って車運転出来るの?」

この日、孝平は初めて無免許運転をした。
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