裏話的なモノ
2022年04月24日 (日) 09:40
『押し付けられた仕事は致しません。』
これ、当初のタイトルは『致しません。』だけでした。某女医のドラマの第1話の契約書の場面のように『致しません』連発場面を作りたかったけど無理だった(思いつかなかった)という……。


ラストに出てくる元王太子の浮気相手について、ですが。

当初はヒドインざまぁ系の末路にしようと思ってましたが、毎回それも芸がないなーということで、今回は一見純愛を貫いた感じに。

今回の浮気相手は名前(クサヴェリア)と身分(士爵家で父の代までが貴族)ということ以外、何の描写もしていません。

まぁ、メインがざまぁではないからというのもありますが。

そして、王太子と公爵令嬢の婚約破棄に至る元凶でありながら、一切罰された描写もありません。

これは婚約破棄時点では、王太子に甘い国王夫妻が容認していたから、愛妾として認知されたということなんですけど。

で、その後は幽閉されたけど王族のままの元王太子の妻になります。そして元王太子の死後は修道院で冥福を祈る。

この事実に対して主人公は『ヴィーラントの真実の愛のお相手だったクサヴェリア嬢ですが、真実の愛であったことは間違いなかったらしく』と言ってるんですけど、飽くまで主人公目線ではこうだったように見える、というだけですねー。

しかも主人公も『真実の愛からだよね? きっとそうだよね? 真実は違うんだろうけど……』という一種の願望というか、本気で真実の愛とは思っていないという……。

なので、実はこの結末

①作中で主人公が言っているように『本当に元王太子を愛していた』パターン。主人公や大公家などからすれば為政者視点ではダメダメな元王太子にもいい面はあったor下種だけどそれでも愛してたという感じですね。

②『これしか道がなかった』パターン。王家と公爵家の婚約を壊したんで、他の誰にも嫁ぐことが出来ず、修道院に入るにも寄付金がなく、仕方なく元王太子について行ったというものですね。一応これは自主的について行ったことになります。自主的について行ったので、新王朝側が修道院に入る寄付金も出してくれました。

③『実はこれが罰だった』パターン。逃げる気満々だった浮気相手を大公家が無理矢理結婚させたケースです。浮気相手実家には家を罰することをしない代わりに娘を差し出させたという感じですね。実は元王家の幽閉に際して見張り以外はつけていないので、身の回りの世話をさせるという目的もあって、元王家の死後は一緒に死ぬ代わりに女子刑務所代わりの修道院に収監されたというものになります。

どのパターンだったと思うかは読む方にお任せですね。①②③のそれぞれで元浮気相手の性格も違ってくるでしょうし。



という、ちょっとした裏話でした。
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