『正室』の誤字報告について
2022年06月14日 (火) 09:44
『貴方に側室を決める権利はございません』の誤字報告に『正室』を『王配』に修正するものが上がってました。これは全て却下しております。
『王配』という言葉は存じておりますし、女王の場合にこの言葉を使うことも存じております。

『室』が妻を示すことは知っています。正室や側室が女性配偶者に使う言葉であることも理解しています。
辞書の記述でも『正室=本妻』となってますし。
ただ、今回のこの言葉に関しては、飽くまでも正室と側室の対比のために使っている言葉です。『王配(正規の配偶者)』に対する側室的な言葉を知らないというのもありまして、本来は女性に使う側室という言葉を使い、それに合わせて正室としています。


まぁ、歴史的に女性権力者・当主の配偶者を表す言葉がない(知らないだけかもしれませんが)のが、こういうとき困ってしまいます。王配にしても女王にしか使えませんし。貴族令嬢だと取り敢えず『婿・入り婿』を使ってますが、正室・側室の対比には使えませんし……。
こんな言葉の問題から、いかに権力が男性のものだったのか感じますねぇ。江戸時代までの女性天皇は皇后からの即位ではない限り未婚ですしね……。
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