『パパは最強魔王編』のストーリー
2012年01月24日 (火) 22:59
 どうも、ここらで「ファントムキングダムポータブル」の追加要素、『パパは最強魔王編』についての大まかな流れを書いていこうと思うヨイヤサです。

 現在私が連載中の11作目、『呪術師と預言者の悪魔的恋愛』はゲーム「ファントムキングダム」を原作とした作品ですが、こちらの原作自体は大体のストーリーがネットで検索すれば出てきます。(会話シーンのみをまとめた動画もありましたし)

 が、しかし。
 PSPに移植された「ファントムキングダムポータブル」の追加された新ストーリー「パパは最強魔王編」についてネタバレするような記事が見当たらないのでここらで書いておこうと思います。

 なので今回の活動報告は、ファントムキングダムをPS2でプレイしたことはあっても、追加要素のためだけにポータブルを買うのはちょっと……てな人への宣伝文ですね。

 物凄いネタバレですが、内容はかなり良かったのと、私の作品でも、どの道少しばかり触れていく部分なのでドドンとネタバレしちゃってもいいや♪ ということになったのですよw

 まぁ、そんな感じで書いていこうと思います。
 小説の方でのネタバレは、キャラを丸く変えていくので、そこまででもありませんが、今回の活動報告は本当にネタバレですのでお気を付けください。
 新キャラのペタはとっても良い子でした♪


 ストーリー:出だしは公式サイトにも載ってましたが、本編のIFルートでした。

 自分と魔界の消滅を防ぐために、「全知全能の書」に憑依しようとしたゼタが唱えた「憑依(コンファイン)」というセリフを噛んでしまい、中途半端な憑依で死にかけます。

 そしてゼタが目を覚ましたのは千年後。

 その間、サロメがゼタの看病をしていたそうですが、魔界の情勢は変わり、宇宙最強魔王ゼタがその強さによって、つまらぬ諍いを防いでいたというのに(地球で言えば核兵器みたいなものですね)、ゼタが消えた途端、各魔界は荒れに荒れ、その争いにて勝利したゼタのライバルであるアレクは、大魔王へとなってゼタの代わりに魔界全域を支配していたのです。

 そこから始まる全四話の大魔王アレクと復活したばかりの元宇宙最強魔王ゼタの戦いのはじまりはじまり……って流れですね。

 ちなみにゼタの娘ペタは未来から来た子なんですが、その未来では父親のゼタはすでに死んでいる(?)のかもしれません。詳しく描かれていなかったので不明。

 ゼタの娘を名乗るペタも、最初から出ていますが、詳しく分かるのは最終話ですし、少し省略します。

 以下、本編最終話の会話シーン。
(アレ=アレク、サロ=サロメと略しております)


☆ペタ編、最終話クリア後。アレクとの戦いに勝利したゼタ☆

 ◆ ◆ ◆


ゼタ「……おい、アレク。これはどういうことなのだ」

アレ「な、何が……だよ……っ」

ゼタ「……とぼけるな!
   かつてのお前なら、この程度でくたばったりはしなかった」

あれ「…………」

ゼタ「お前が大魔王になったというから、期待をしていたと言うのに・・・・・・。
   その衰えた魔力は一体、何だと言うのだ!」怒気孕む。

サロ「アレクに聞いたって無駄よ、ゼタ。
   どうせ、彼は何一つ答える気はないでしょうから」

ゼタ「サロメ……?」

サロ「……だから代わりに、私が教えてあげるわ
  アレくはね。
  この長い戦いで魔力を使い果たし……大魔王になる頃には肉体も限界を迎えていたのよ。
  そうだったわよね。アレク」

アレ「………そのことを、誰から、聞いた?」

サロ「トレニアよ」

アレ「ちっ、あのやろう……余計な事を……」

ゼタ「……なるほどな。
   だが、それなら自業自得ではないか!」

サロ「それは違うわ、ゼタ。
  アレクが闘い続けたのには理由があるの」

ゼタ「理由……?」

サロ「あなたが消滅しかかって、私が治療していたとき……。
   私達が誰からも襲われないようにしてくれていたのはアレクのおかげ……」

ゼタ「な、何だと!?
   な、何故、アレクが我を庇う必要がある!?」

サロ「簡単なことよ、ゼタ。
   アレクは、弱ったあなたを他の誰かが倒してしまうのが許せなかった」

ゼタ「…………」

サロ「それだけじゃないわ。
   あなたがいなくなり、魔界のパワーバランスは一気に崩れたわ。
   だからこそ、彼は元の秩序を取り戻すために、戦いに明け暮れて……。
   そして、いつしか大魔王と呼ばれるまでになった……。
   気づいた時には、もう体が限界を迎えていたと言うのにね」

ゼタ「そ、そんな馬鹿な話があってたまるか!」

サロ「でも、それが事実なのよ、ゼタ」

アレ「何だよ、そんな目で見るんじゃねえよ。
   そ、それに……別にオレ様は、貸しを作りたかったワケじゃねえからな……」

ゼタ「……しかし、お前……。
   理由を知らないとはいえ、我はお前に……」

アレ「うるせぇよ。
   言っとくけどなぁ、この勝負は引き分けだ」

ゼタ「…………」

アレ「認めたくはねぇけどよ、そいつの言うとおり……、オレ様もあまり本調子じゃなかった。
   そ……、そんな、オレ様を倒しても……、おまえは……。
   ……ぐふっ、ごほごほっ……」

 (アレク、血を吐く)

ゼタ「アレク……しっかりしろ!」

アレ「はぁはぁ……な、なぁ、ゼタ……、この続きは、あの世でやろうぜ」

ゼタ「……お、おまえ……っ!」

アレ「……先に行って、待ってるぜ。へへっ」

 (アレク、死す)

サロ「……死なせやしない。
   ゼタのためにも、ね」

 (サロメ、何とかアレクを生き返らせる)

サロ「はぁ、はぁ……今の私の魔力ではここまでね。
   でも……これで恐らくは大丈夫よ」

ゼタ「……よくやった、サロメ」

サロ「回復するまでには時間がかかるから、気長に治すしかないわ。
   でも、敵襲があるとやっかいかしらねぇ……?」

ゼタ「フン! 何をたわけたことを。
   もとよりこの周辺魔界は我がおさめし魔界。
   勝手な真似はさせぬ!
   ハッハッハッハッハッハッハッ!」

 (ここでようやくこれまで空気だったペタの発言)

ペタ「お……お父様……わ、私……」

(この最終話の前に、アレクがゼタを殺そうとしまくっていたことを知って、自分が殺せば未来で父は死なないと勘違いしたペタちゃんもアレクに攻撃を仕掛けていた)

サロ「お、お父様……って……ハッ!! あなた、ゼタの娘!?」

 (ペタの発言に驚愕のサロメ)

サロ「いやぁああああああああっ!」

 (ショックでどこかへ消えていくサロメw)

ゼタ「おい、ペタよ。
   どうやら、お前が我の子だというのは間違いないようだが……。
   それならば、母親は一体誰なのだ?」

ペタ「そのことでしたら……。

 (ゼタに近づき、サロメと同じエフェクトを出しながらゼタを元の姿に戻すペタ)

ゼタ「!? こ、この力は……っ!
   一瞬にして、我が元の身体に……」

ペタ「お母様譲りの能力ですもの。
   これで、わかっていただけたでしょうか?」

 (サロメが人間だったときの職業は『僧侶』(だっけ?)。彼女は魔力を失ったゼタの治療もしていた回復魔法の達人……つまり)

ゼタ「なるほどな。こんな凄まじい回復力を持つ女といえば一人しか知らぬわ」

ペタ「……さて、お父様。
   そろそろタイムリミットが来たようです」

ゼタ「タイムリミット?」

ペタ「この時代には、私はまだ存在していません。
   ゆえに、長い時間、とどまることは出来ませんの」

ゼタ「もう行ってしまうのか?」

 (残念そうに俯くゼタ)

ペタ「また逢えます」

ゼタ「……そうか。そうだな」

 (最後はペタの笑顔のアップで終わる)

ペタ「ばいばい! お父様、お母様!」


(ペタはこの追加ストーリーではサロメ以外の女性キャラには会っていない)

(ペタ、元の時代に帰る。良い子だったな~、うんうん)


 ◆ ◆ ◆


 とまぁ、こんな感じのラストでした。

 なんか本当にペタはいい子だったなぁ~。

 何でもゼタの死を防ぐために未来から来たって言ってましたけど、未来ではゼタ死んでいるんですかね?

 その辺は分かりませんでした。(ペタはゼタから直々に『ゼタビーム』(ペタビーム)を習っているので、習った当時5歳までは生きているようですが)


(あと作中に出てきたトレニアってのは『全知全能の書』が本来持っていた人格のことです。
 ゼタが我が身を守るために『全知全能の書』に憑依したことで最初から存在していたトレニアの人格が追い出されて肉体を得た、というキャラです。)


 ディスガイア4のダウンロードコンテンツで、父のために強くなろうと修行がてら地獄にやってきたペタに対してゼタが課した自分の傍で修行を続ける条件として、「装備品は最高級品しか着けることは許さん! そして、3時のおやつは週に7日! 昼寝は毎日2時間までだ!」とか言ってますからね♪

 書く必要はないかもしれませんが、この活動報告を読んでおく方が私の作品の今後についても少しは分かりやすくなるかもしれませんし、「ファントムキングダムポータブル」は、ゲーマーとして正直に言えば追加ストーリー以外変化がなかったので、PS2で遊んだことのある人に買うのを勧めるほどでもありませんでしたので。

 出来れば戦闘中に<建物>を破壊されても、登録したキャラを建物に入れ直さなくても済むようにしてほしかったんですがね。
 転生のときに装備を外して建物から出すってのも意外と面倒ですし。

 そして一番肝心な戦闘デモが飛ばせないんですよ……。これは面倒すぎる。

 ディスガイアなんて段々と戦闘デモ省略が出来るようになって言っているのに、何でこの辺を変えなかったのでしょうね~。

 まっ、そんな感じです。
 今回の活動報告は、PSP版「ファントムキングダム」をまだ買っていないという人で、買う予定のない人向けの活動報告ですね。

 では、書きたいことがあふれ出てくるのでプラムとイチャイチャするのでさえまだまだ先になりますが、これからも『呪術師と預言者の悪魔的恋愛』をよろしくお願いします。

 なんだかシードルの方が主人公との絡みが増えてきた気がするな……。
コメント全6件
コメントの書き込みはログインが必要です。
 アレクはカッコイイですよねぇ~♪

 まさにライバルの鑑って感じですが、ゼタのライバルはディスガイア4にてヴァル様に移ってしまったんですよねw

 今回のアレクの頑張りも報われないですが、それでもまぁ良いキャラですよ。

 ゼタが丸くなったのはIFルートだからでしょうかね?

 ペタが帰るのを寂しがったり、アレクへの攻撃を悔やんだり。意識がないながらも治療中の千年の時が丸くさせたとかかもですね。


 あ~、プラムは本当に小物扱いでしたね~w
 プラム好きとしてはもう少し良い扱い方もあったのでは? と思いますが、その代わりにペタの活躍が目立ってたので他の作品での活躍を期待しましょう♪

 ペタは未来ではどうやって強くなったんでしょうね~。「お父様の娘ですもの、時間移動ぐらい簡単ですのよ」とか技コメントに入れてましたし、精神と時の部屋的修行でもしたのかもしれませんね。

 元々の素質は親譲りで物凄いですし。
始めまして、最近『パパは~』編をクリアした者です。感想といたしましては、やっぱりアレクがカッコいい! 本編がサロメによる『女の覚悟』ならこちらはまさに『男の覚悟』ですね。細々としたことを言いますと、ゼタ様が本編よりも丸くなってる気がしますね。内心とはいえ自分のために魔力を使い切ったサロメに謝罪していたり。他にはミッキーほどではないもののペタを呼ぶ時の発音に妙に力が籠ってたり。あとはプラムのキングダークに通じる小物っぷり……。血は争えないということでしょうか。レベル差があったのも原因の一つかもしれませんが。何せペタはレベル1999とゼタ様に次ぐ強さですし。それ言ったらレベル1000のアレクはレベル2000のゼタ様と6413回も戦争して引き分けてるわけですが。
 確かにアレクとサロメは近いものがありますよね~。
 友情と愛情の違いこそあれ、どちらもゼタのために頑張るところとか。

 なんと!? まだ未プレイのソウルクレイドルではそんな描写があったとは!! というかアサギそっちにも出てたんですねw
 無限増殖とか、悪魔よりも悪魔らしくなっちゃってまぁww

 いずれポータブル版が出るかな~と思って、キングダムもブレイブも、マール王国もプレイしていながらクレイドルは待ちの状態でした。ゲーム屋でもちょくちょく値段確認はしますが、今でも1500円しますからねぇ~。

 今回のポータブルのキングダムでは未来のゼタが「死んでいるっぽい」という曖昧な表現しか出ていなかったので、何でゼタが死んだのか、または居ないのか、という明確な表現が無かったんですよ。
 とりあえず、私の作品でゼタは死なせないと思います……。
 ペタもサロメのお腹の中ですし、その内出てきますし、ディスガイア4のDLCでのセリフが親馬鹿すぎて、あんなゼタが書きたいと思ったのでw。

 確かにラッキードールや盗賊はアイテム所持数も移動距離もかなり優秀ですからね。
 でも広範囲攻撃も楽ですけど、やっぱり刀とか近接武器ってカッコいいと思うんですよ♪

 なので主戦力はやっぱり私の趣味で、範囲攻撃のない刀、ライフル、ヌンチャクをけっこう使ってました。

 ……一応アイテム回収用に育ててはいますけどw
プチ魔王
2012年02月01日 09:13
ほほう、追加シナリオはそういう内容でしたか。
アレク…なんというライバルの鑑。自らを磨り減らし、限界を超えても尚ライバルの復活を待ち、復活したライバルと相見えるとは…。
ちなみに、無理を重ね過ぎて限界を超えて衰弱死したのは、本編ラスボスのサロメと共通してますね。

そしてペタ。
なんという純粋なちみっ子。
一体ペタの時間軸でゼタの身に何が…!…と言ってみましたが、下手人はおそらくアサギでしょう。
実は、ソウルクレイドルのアサギルートでは、アサギ登場時にそんな描写があるんですよ…。
ゼタが憑依したままであろう全知全能の書が破かれる"ビリィーッ!"という破滅の音と、アサギの勝利宣言が。
しかも、ソウルクレイドルのアサギは"無限増殖"しますからね。如何にゼタといえど、本の身で大量のLV:1200に襲いかかられたらひとたまりも無いでしょうし…。

あ、うちのゼタ軍はリーダー女戦士(剣)、女魔導士(ロッド・攻魔)、ラッキードール(素手・注射器)とプリニー(爆弾・良綱)がメインです。

基本的に女戦士や女魔導士が一人で広範囲をなぎ払うので、後者二人はあまり出番が無いのですが…。
あ、ラッキードールや盗賊はアイテム回収役としてかなり優秀ですよ。
 この活動報告で内容を知って満足したのなら買わない方がいいかもしれませんね。

 最終話だからこそ、けっこう盛り上がりましたが、それまでの1~3話までの話はアレクがいる大魔王城へと向かう道中ってだけで、特にこれといったイベントもありませんでしたし。

 良くも「悪く」もPS2の時と全く変わっていませんからね~。

 「ペタ」の名前は、たぶん情報量の単位から取ったのだと思います。母親は色気溢れる大人の女性ですから、ペタもいつかは成長すると思いますしw
 個人的には身長が伸びても、ぺたーんな体型ってのは大好きなんですがね。

 ゼタは宇宙最強魔王ですが、単位の「ゼタ」の上に「ヨタ」という単位を残しているあたり、日本一ソフトウェアはキャラを総入れ替えしたファントムキングダムの続編も考えているのかもしれませんね♪

 そういえば私は今回のPSPでも魔法使いは全然育てていませんでしたね~。
 (確か女の魔法使いとかも水橋さんがやってましたっけ。プラムは勿論ですが、ペタの声も水橋さんでした)

 使わない建物に入れて最期の敵を倒す前に建物ごとインバイトして、クリア経験値をもらったりはしていますが、戦闘させたりはしませんからね~。

 基本的に<ソードマスター>の男女に刀持たせて特攻。

 後方からはライフル装備の<歩兵>に、バズーカ装備の<博士>。
 あとは最初に育てた<戦士>の遊撃って流れでごり押しですね。
 戦車は使いません。

 ですが、PSPになっても戦闘デモがカットできないので、特に良く使った刀技の『絶影』や、ライフル技の『サイキックガン』のデモが長すぎる!!!

 もしもキングダムの続編が出るのならデモカットは絶対にほしいですねw
なるほど〜気になったけど、買うのは止めときますか。

ファントムキングダムの記憶を探ってみますと……魔女三人が主力(属性違い)の記憶がw


しかし、女の子の名前に「ペタ」とつけるとは……勇気あるな〜ww