農園の農奴として生まれて育った13歳の少年が身につけたのはチートな時空魔法。
アイテムボックスとして知られた時空魔法は実はほとんど未開拓な世界だった。
農園主が時空魔法の威力を知ったときはもう遅い。
ただ、物を収納するにとどまらない、物の移動から人の移動、さらには別時空からの移動も実現してしまう時空魔法は、現代人からみたらインターネットを超えて、物、人、情報を統合したハイパーネットとして構築可能。
ただし、それを行うのは現代人ではなく、中世レベルの科学しか知らない異世界人。
どんなことが起きるか全く予想できないハイパー時空ネットが引き起こす、トラブルの数々。
それを唯一、制御できるのが主人公のシオンだった。