突如自宅で頭痛に見舞われた女子高生・東藤甲斐（トウドウカイ） 階段を転がり落ちた先は全寮制超エリート魔法学校だった。 ここの生徒達の纏う制服にある刺繍は太陽・月・星のシンボルマーク。 それぞれ魔法の特性で分けられた組らしい。 太陽は攻撃魔法を中心に学び、力をつける。 月は戦略・サポートを中心に学び、知識をつける。 星組は医療魔法を中心に学び、技術をつける。 甲斐は残念ながら元の世界に戻る方法は見つからない。 ここで生きていくしかないようだが、魔法とはもちろん無縁。 やけに協力的な太陽組の明るくもへたれな男子生徒、シェアト。 とても優し気な雰囲気を持つ星組の気苦労王子、ルーカス。 眉目秀麗、完全無欠の月組、エルガ。 同じく月組の甲斐の事を毛嫌いする名家の一人息子、ビスタニア。 カースト上位の明るく美人な誰からも好かれるクリス。 引っ込み思案もいいところの赤面少女フルラ。 彼らに助けられながらこの魔法学校・フェダインで甲斐は暮らす事になる。 彼女がここへ来た理由、戻る方法…この先、見つけられるのだろうか。 ※続編は＝Xです（完結済み）※

魔族には、二つの絶対的なルールがある。一つ、最も強力な力をもつ魔族は、魔王と呼ばれる魔族の長になる。二つ、魔王は必ず勇者と呼ばれる存在に倒される。強大な力を持って産まれたエリーゼもまた、将来魔王になり、その果てで勇者の手によって殺されることが運命付けられていた。しかし、自分の死を演出し、世界を騙したエリーゼは、三百年の眠りという代償を払い、死の運命を歴史上初めて覆した。再び蘇ったエリーゼは、魔王としての枷を脱ぎ捨て自由に世界を謳歌する。けれど魔族も人間も、長い時を経て随分弱くなってしまったようで……。

露木朱音は自尊心が低めな高校生だ。それは両親が妹・琴音ばかり可愛がってきた事や、妹の自分に対する態度が原因。琴音は幼い頃からずっと朱音が大切にしているものばかり奪っていくのだ。 中でも一番朱音が傷ついた出来事は、幼稚園の頃に絵本・『ウサギの冒険』という、唯一自分を可愛がってくれた祖母が買ってくれた宝物を取られてしまったこと。 そんな彼女が休日に訪ねた私立図書館で出会ったのは、五王財閥の御曹司・五王匠。彼は朱音が大切にしていた絵本『ウサギの冒険』の作者の関係者で…… ※お陰様でビーズログ文庫アリス様より『妹が可愛いのでコンプレックス持ちになった少女が、御曹司に溺愛されました。』として書籍版（電子書籍版もあり）発売中です。書籍版もよろしくお願いします。