ジーニアスが、父の所有する魔法書を読んで至った結論は、数理科学、であった。
精霊という名前の『ラグランジアン密度で規定される物理作用場(スカラー場)』を仮定。状態空間表記される数式は特異値分解SVDを計算することでハンケル特異値が求まり、棄却可能な要素を削れば魔術方程式の計算リソースを大幅に節約可能。
魔術演算補助アプリケーションを立ち上げ、数理系の工学理論を駆使して、ジーニアスはこの世界唯一の現代魔術師へとなるのであった。
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※数学・科学に興味が沸くような小説にしたいです。
※説明が至らないため読みづらい点があるかと思いますが、読み流していただけたら幸いです。
※この小説は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアップ+」に連載しております。