俺の名前は天羽蓮。どこにでもいる普通の高校二年だ。両親が海外に行って留守のため、義妹と二人暮らしである。基本料理は俺が作っているが、たまに幼馴染も来てくれる。
学園では、ありえない形状の制服に身を包み、競歩ランニング帰宅部に属している。
ん? 何か言ったか、ヒロイン? 顔が赤いぞ? 熱でもあるのか?
やれやれ、俺の学園生活は灰色だ。普通の生活を望んでるというのに……と、いつものように窓際の一番後ろの席で空を眺める。
「……何をやっているの?」
「自己紹介」
「お疲れ様。そしてご愁傷様」
天羽蓮が送る学園ラブコメ、恋愛物語。
俺のメインヒロインは……
「好きで――――愛し――」
まだまだ続きますが、キリのいいところで 完結済としております。