古くからいる「妖怪」と呼ばれる存在。伝奇や物語の中だけかと思いきや、ちゃんと今の世にも存在している。ただし、「特別地区」と呼ばれる土地でひっそりと。 中学2年生の瑞生は、そんな特別地区の一つである「鈴山村」に住む叔父夫婦と祖父の家に越してきた女の子。しかし、来てみてびっくり。なんとそこは、妖怪を管理する「陰陽師」と呼ばれる仕事をしている家だった！ 初めて見る妖怪たちに、四苦八苦しながら修行をこなしていく瑞生。最初は犬猿の仲だった同じ陰陽師見習いの基とも徐々に力を合わせるようになっていき、目付け役の妖怪・影縫いとのチームワークも段々ととれるようになっていく。けれどそんな中、瑞生は自身に宿る不思議な力について知るようになる。 田舎の村を舞台にした、人間と妖怪の交流物語。 毎週火曜・金曜１７時頃更新。 カクヨムにも投稿しております。