怜悧で有能な榛(しん)国の皇帝は、とても冷たく、気に入らぬ者は殺してしまうと恐れられていた。
それでも、見目麗しい皇帝の寵を得ようと、後宮の美姫たちは争っていたが、その誰もが彼の心に触れることができずにいた。そんなある時、後宮に一人の娘が貴妃として入ることになる。しかし、皇帝はたった一日貴妃のもとに訪れただけで、「寵を与えるつもりはない」と言って、それ以後は係わりを断ってしまった。
皇帝に望まれた貴妃と、彼女を望んでおきながら距離を置こうとする皇帝のお話。
※考証などは適当ですので、予めご了承ください。念のためR15指定しました。
書いているうちに残酷な描写が入ってしまいましたので、苦手な方はご注意ください!
※連載中断中です。しばらく放置していたので、改稿しながら、書き溜めができたら、連載を再開する予定です。