久我真奈美は現代日本に生きる平々凡々な事務員だった。
だったはずなのに、目を覚ましたら大好きだった乙女ゲーム『君とラストダンスを』の悪役令嬢であるマルガリータになっていた。その上、そのタイミングは既にゲーム内の断罪イベントまで終わった後の、まさに奴隷としてオークションにかけられる直前。
マルガリータの中に、真奈美の記憶が突然戻ってきた感覚。もしかして、死んでしまった? これって転生? と考える暇も無く、真奈美ことマルガリータは奴隷として黒仮面の男に買われてしまう。
混乱の中、奴隷紋を刻印され黒仮面の男の屋敷へと連れて行かれるマルガリータ。これからは最底辺の奴隷として働かされる日々が待っている。そう覚悟していたのに、何故か屋敷の使用人達の態度が好意的だ。
事情がよくわからないまま、知らない屋敷で生活することになったマルガリータ。ゲームの時間軸は終わってしまっているから、真奈美の記憶はあまり役に立ちそうにない。タイミング酷くない?
でもせっかく大好きな世界に転生したのだから、奴隷ライフ楽しんでやろうじゃないの!
断罪イベント後の悪役令嬢が、幸せになるまでの物語。
奴隷として扱われるシーンはほとんどありません。
本編・後日談完結済。
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