あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。 　世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫として育てられたシンは、前世の記憶もあり賢者の技術を尽く吸収し、自らも魔法を開発出来るまでに成長した。 　そして15歳となり独り立ちしようかという時に祖父は言った。 「あ、常識教えるの忘れとった」 　常識外れに成長してしまった孫に世間一般の人間のレベル、世間の常識、そして人付き合いを教える為、アールスハイド王国王都にある『アールスハイド高等魔法学院』へ入学させる。

あまりのダーティーワークっぷりから東京所属のエリートチーム “勝利戦隊ビクトレンジャー”を追い出されたグリーンこと栗山林太郎。 彼は勘違いから連れてこられた悪の秘密結社で、あろうことか凶悪な怪人“デスグリーン”として大歓迎されてしまう。 史上最凶の大怪人として流されるままに祀り上げられ、汚職にまみれた正義のヒーローたちと泥沼の抗争劇を繰り広げる林太郎。 一刻もはやくヒーローとして復帰したい彼の思惑とは裏腹に、怪人たちからの評価はみるみるうちに上がっていき、ついには一介の怪人から悪の幹部へと成り上がってしまう。 うなれ必殺の！　下剤、爆弾、神経毒！ 人質、脅迫、だまし討ち！ 悪の怪人、ひょっとして天職かな？ ヒーローいち手段を選ばない男が『俺の平和を守るため』極悪怪人に扮し、かわいい舎弟（サメ）を引き連れゆがんだ正義を蹴散らし尽くす！ 平和を愛する勧悪懲善のダークヒーロー！ 最強にして最凶の主人公、極悪怪人デスグリーン、誕生！ ネット小説大賞11コミックシナリオ賞受賞。 ◆コミカライズしました◆ ◆LINE漫画にて序盤無料で連載中です◆ 電子の売り上げがよかったら紙の本も出るかもしれないそうなのでよろしくお願いします。

ごく普通の男子中学生・加藤雪の所属するクラス三年Ｂ組は問題児だらけのかなり変わったクラスで、学校じゅうからの嫌われもの。 そんなクラスにやってきた遠藤海もたしかに変わり者。女子のはずなのに何故か男子の制服を着ていて、勉強や運動は完璧なのに、芸術系は全然ダメ。そんな彼（あるいは彼女）に振り回されながらも、雪はクラスメイトがそれぞれに抱えている闇を垣間見ることになる。 その闇が明らかにされたとき、ある真実が雪たちの前に姿を表す。

その学園の中には、壁があった。 学園の生徒を、支配する者と支配される者とに分断する壁だ。 生徒たちによって統治される学園。 しかし、そこに「全校生徒の参加する生徒会選挙」などというものは存在しなかった。 学園の最高権力者である生徒会長は、限られたメンバーによる、壁の中の密室会議で選び出される。 儀式じみた投票。 裏で進む、交渉と取り引き。 陰謀と裏切り。 会議出席者たちの思惑が交錯する密室会議を、女子高生・祇園渚卯子は戦い抜く。