主人公――牧田タクマは、スポーツショップに勤務するサブカル好きなごく普通の男性である。彼は夢を持っていた。『一度でいいから、心の躍るような冒険をしてみたい』――と。
タクマは自身の中にあるそんな願いを胸に、もう一つの夢でもあったスポーツの素晴らしさを伝えることを叶えようと必死になっていたのである。だがしかし、そんな彼の中にはやはり、冒険への憧れが募っていくのであった。
そんなある日。彼に転機が訪れる。
いつも通りに開店準備を進め、シャッターを上げるとそこにあったのは、巨大な城であった。
これは、スポーツショップごと転移してしまったタクマとその仲間達、そして異世界の住人達との、スポーツを巡る物語である――。