カフェで働くアイラの元に皇宮騎士がやってきた。父が作った多額の借金を返せと迫る騎士は、アイラに一枚の紙を差し出す。そこに記されていたのは、「期日までに返せなかった場合は、娘は好きにしてかまわない」――ふざけるな、くそ親父! 後宮に入れって、まさか皇帝の愛人か! 六十過ぎてるだろ、大丈夫か。大丈夫じゃないだろ――皇女殿下の侍女ですか、なら大丈夫ですねって――護衛侍女? 剣は一応使えますが、皇女様の方が強いじゃないですか。近衛騎士たちは美形だけど、こっちはブスメイクなんで何もなさそうだ! そんなわけで、平凡娘は後宮で侍女をやることになりまし――なんだか大変なことに巻き込まれてませんかね?
Berry's Cafeに転載始めました。
別バージョンが書籍化されて発売予定です。
現在一部完。若干ストックできたので更新再開しました。