宮嶋　愛理は、ある能力に恵まれていた。いや、呪われていたと言った方が適切かもしれない。 その能力とは、『想像力』だ。彼は普通の人の数十倍の想像力を持っていた。だが彼は、その能力を完全に良いものとは、思っていなかった。彼はその想像力の高さ故、望まないものまで想い浮かんでしまう。それが理由だった。そんな彼が、普通ではない高校生活を送っていく物語である。