辺境の村に配属されたド田舎出身、騎士団学校をビリで卒業した生まれてこの方彼氏ナシな女騎士ラルと、女騎士が警護している村を日々襲う魔物たちの指導者で、とってもかまってちゃんな魔物少年リャン。この二人は何故かとっても仲良しである。戦いの後は二人でお茶する仲良しっぷり。いつものようにお茶をしていたらこんな知らせが舞い込んできた。「勇者一行がこの村にやって来る!」
「勇者?屁でもないね。あいつら超弱いし。」
「私にすら負けてるんだから勇者に勝てるわけ無いでしょ!絶対勝負挑んじゃ駄目だからね!」
「ラルがぎゅってしてくれたら勝負いどまない。」
「あーはいはい。」
(*糖度は低めです。さらっと読んでいただければ嬉しいです。)