とある経緯で初恋に破れた中学生・桜井永嗣は、ある日自棄になって学年屈指の美少女に告白をしに行く。
振られること前提の行動だったが、告白された少女・神代真琴はこんな言葉を彼に返した。
「私の近くには四つの『日常の謎』があるの。それを全て解決できたら、貴方の彼女になってもいい」
彼女が提示する謎は、全て些細な物。
気にしないならそれでよく、だけど確かに謎である物たち。
一つはいつもミスをする吹奏楽部。
一つは突然お小遣いが増えた友達。
一つは二十枚の五円玉。
一つはペットボトルの所有者。
彼女に流されるまま、永嗣はこれらの謎を解くことになり……。
何故彼女はこんなことを言い出したのか?
そして、この四つの謎が示す答えとは何か?
予想だにしない「青春×日常の謎×ラブコメ」が、ひっそりと開始する。