大企業に勤めるサラリーマン真島斬彦(まじま きりひこ)は、姪の新島織月(にいじま おりづき)と恋人の愛奈(あいな)の三人で暮らしていた。そんなある日のこと、
その翌日、目が覚めると、モンスターがあふれる世界になっていた。
この異常事態から脱するため、同階の住人に協力を求めるがどこももぬけの殻。耳を澄ますと隣の部屋から女性の声が聞こえてきた。無人かと思われたその部屋を訪ねると、そこにはコミュ障女子大生"古守霧姫(こもり きりひめ)"が住んでいた。
そして──ATMにそっくりな謎の機械を発見する。
機械の名称は【ステータスボックス】。個人の『筋力』『知力』『器用』といった能力を数値として可視化でき、さらに与えられたポイントを消費することで自由に能力値を設定できるハイテクマシーンだった。
安寧の地を求める影原一行は、モンスターどもの巣窟と化した東京を散策する。だが区と区の間を移動するためには、各区に存在する【エリアボス】を討伐しなくてはならない。彰人は自らに与えられたジョブ【新入社員】を駆使して、次々とダンジョンを制覇し、順調にレベルを上げていく。